小野賢章、安里勇哉ら全員が限界突破!舞台「黒子のバスケ」OVER-DRIVE開幕


2017年6月22日(木)に東京・AiiA 2.5 Therter Tokyoにて舞台「黒子のバスケ」OVER-DRIVEが開幕した。本作は、藤巻忠俊による人気漫画(集英社)の舞台化第2弾で、昨年4月に上演された舞台「黒子のバスケ」THE ENCOUNTERの続きの物語を描く。初日前には公開ゲネプロと囲み会見が行われ、小野賢章、安里勇哉、黒羽麻璃央、畠山遼、小沼将太、太田基裕、そして演出を務める中屋敷法仁が登壇した。

今回の舞台では、前作にも登場したキャラクターたちに加え、怪我で誠凛高校バスケ部を休部していた木吉鉄平(河合龍之介)や、花宮真(太田)率いる霧崎第一高校のメンバーが登場。インターハイへの挑戦を終えた誠凛バスケ部が、夏合宿やインターハイ準決勝、海常高校VS桐皇学園高校の試合を観戦しさらに奮起する姿や、ウインターカップに向けた都予選での激闘が描かれる。

舞台「黒子のバスケ」OVER-DRIVE_囲み会見2

アニメ版の声優、舞台第1弾に続き、主人公・黒子テツヤ役を演じる小野は「本番までまだ時間があるなと思っていたら、すぐにこの日が来てしまったという感じです。(お客様に)早くお見せしたいという気持ちが強いです」と挨拶。

舞台「黒子のバスケ」OVER-DRIVE_囲み会見3

同じく火神大我役を前作に続き演じる安里も「すごくワクワクしていて、早くお客様を迎えた状態で“試合”をしたいと思っております」と語り、小野と「同じこと言ってるね(笑)」と顔を見合わせ笑った。

舞台「黒子のバスケ」OVER-DRIVE_囲み会見4

海常高校・黄瀬涼太役の黒羽は、なんと「まだ第2弾をやると決まっていない前作の段階で(今回の内容を)やりたすぎて、すでに台詞を入れてしまっていた」そうで、役柄についても「この『OVER-DRIVE』にかける気持ちを、約1年かけて作ってきました。黄瀬くんという役の人間力を一つ深いところまで落とし込めたと思います。原作を知って足を運んでくださる方にも、舞台だと(試合の)結果が漫画と違ってしまうのではないか!?と思ってもらえるところまで、持っていけたらと思います」と並々ならぬ気合いの入りよう。

舞台「黒子のバスケ」OVER-DRIVE_囲み会見5

黄瀬と対戦することとなる桐皇学園高校・青峰大輝役の小沼も「全30公演、全30試合。1試合1試合に気持ちを入れて臨みたいと思います。(物語の中で)やっとギアを上げて戦える相手がきたというのが、青峰としてのポイントだと思うので。各々のチーム力も上がっているので、そこれもまた魅力の一つになっていると思います」と続いた。

舞台「黒子のバスケ」OVER-DRIVE_囲み会見6

秀徳高校・緑間真太郎役の畠山は、本作について「前回の公演よりも終わったあとの達成感が倍近くあります。その爽快感を求めて、早くやりたくて仕方がありませんでした」と、早る気持ちが抑えきれない様子。場当たりで、他のチームの試合を観た時に「おもしろいと思うと同時に“負けたくない”という気持ちが芽生えた」と明かし、「今回やるのは、緑間として秀徳高校のチームに馴染んでいく部分が見える試合なので、そこも見てもらいたいです」と、注目点に緑間の成長を挙げた。

舞台「黒子のバスケ」OVER-DRIVE_囲み会見7

“黒ステ”初参加となる霧崎第一高校・花宮真役の太田は「この作品に初めて関わらせていただくので、いろいろ大変なことも多かったんですが、中屋敷さんの演出も斬新なことがたくさんあって、すごく刺激的でした。それぞれのキャラクターも個性豊かで、さまざまなベクトルで熱を発しているので、お客様にはそれを感じて楽しんでいただきたいです。僕も“さわやかな”笑顔いっぱいでがんばりたいと思います」と、“悪童”花宮とは違った笑顔を見せた。

舞台「黒子のバスケ」OVER-DRIVE_囲み会見8

演出の中屋敷は「思い返すと稽古初日からずっと笑っていた気がします。注目度の高い作品なので緊張感やプレッシャーも増えるんですけど、大好きな原作、そして魅力的なキャストやスタッフに恵まれた有意義な現場だなあと思いました」と稽古を振り返る。そして「・・・早く観たいです。僕が観たい!目が足りないという感想をいただけると思います。どのキャラクターもしっかりと作品を生きているので、どこを切り取っても見どころになるという確信があります」と自信たっぷり。

舞台「黒子のバスケ」OVER-DRIVE_囲み会見9

“どこを切り取っても見どころ”について、小野は「新たに木吉も登場するので、先輩の存在がキーポイント。小野個人としては、そこをすごく観てもらいたいと思います。黒子としては、新たな技も登場するので、そこを“どう見せるか”に注目してほしいです。前回よりも運動量が増えていて、かっこいいものになっているんじゃないかなと思います」、安里は「初演からキャストが変わらず『THE ENCOUNTER』で培ったパワーや絆、仲間意識をそのまま『OVER-DRIVE』に持ってくることができました。スタッフさんを含め、全員が“オーバードライブ”しているので、お客さんも“オーバードライブ”してほしいです」とそれぞれアピール。

最後に、小野は「サブタイトルの通り、全員が限界を突破しています。限界を突破しすぎて、帰ってこれなくなることがないように(笑)、大千秋楽まで、怪我なく一生懸命、皆でがんばりたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします」、安里は「1回しか観に来られない方もいらっしゃると思いますので、1公演1公演、限界突破していこうと思います」と意気込み、会見を締めくくった。

舞台「黒子のバスケ」OVER-DRIVE_囲み会見10

舞台「黒子のバスケ」OVER-DRIVEは、6月22日(木)から7月9日(日)まで東京・AiiA 2.5 Therter Tokyoにて、7月13日(木)から7月17日(月・祝)にて大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。

なお、大千秋楽となる7月17日(月・祝)17:00公演では、全国の100映画館にてライブ・ビューイングが開催される。詳細は、公式HPにてご確認を。

舞台「黒子のバスケ」OVER-DRIVE_囲み会見11

(C)藤巻忠俊/集英社・舞台「黒子のバスケ」製作委員会

(取材・文・撮影/エンタステージ編集部)

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