中村優一「客席まで汗が飛び散る」舞台『警視庁抜刀課vol.1』公開稽古で迫力のアクションを披露!


2017年5月26日(金)より東京・CBGKシブゲキ‼にて上演される舞台『警視庁抜刀課vol.1』。原作は月刊「バーズ」(幻冬舎)にて連載中の斎藤岬による人気漫画。本番を1週間後に控えた稽古場では、その一部公開と囲み会見が行われ、中村優一、井上正大、山本一慶、伊藤陽佑、星元裕月、藤木かおる、岩田華怜、宮崎翔太が登壇し、本作の魅力を語った。

人を惑わす不思議な力を秘めた「憑き刀(つきがたな)」を取り締まるため警視庁に設立された「銃刀特別対策課」通称“抜刀課”。そこで活躍する二人の刑事、切通(きりどおし)役と架光(かけみつ)役で、中村優一と井上正大という「平成ライダー」として活躍した二人がタッグを組む。さらに、アクションシーンでは殺陣の第一人者である青木哲也を殺陣師に迎え、超本格殺陣アクションを披露する。

囲み会見ではまず、武蔵坊弁慶役の伊藤が「見どころ盛りだくさんの舞台に仕上がっていてとても嬉しいです」と現状での仕上がりに満足気な様子を見せ、自身の役については「大柄で寡黙な役なのですが、僕自身はおしゃべり(笑)。初めてな役なので、そのあたりが見どころになればいいなと思っています」と語った。

舞台『警視庁抜刀課vol.1』公開稽古_8

井上とタッグを組む源九郎義経役の山本は「今回、あまり経験のない主人公たちと敵対する役どころなので、とても楽しみです。ただの悪ではなく、抱える闇を感じていただければ」と意気込む。

舞台『警視庁抜刀課vol.1』公開稽古_6

祖母から受け継ぐ回禄刀を持つ女子高生・六人部真名役を演じる岩田は「ビシッとスーツで決めるかっこいい男性陣の中で、私はセーラ服を着ているので皆さんにとっての癒しポイントになれれば・・・(笑)」とコメントすると、井上から「それ、自分で言っちゃうんだ(笑)」とツッコミが入り、一同を笑わせた。

そして、オリジナルキャラクターとなる袴田亮介役の宮崎は「僕の役は情緒不安定で、テンションが高かったり低かったりするんですけど(笑)。まだ明かせないこともたくさんあるので、物語にどう絡むのかご期待ください」と、人物については秘密のまま期待を持たせた。

抜刀課のメンバーで、実務を担当する乾小町役の藤木は「先輩たちを慕っていて、一生懸命なのですが、如何せんドジで空回りしがちな役で・・・(笑)。一生懸命先輩たちについていく姿をみていただけたら嬉しいです」、同じく抜刀課のメンバーで特別武器取扱係の兎茶護役の星元は「抜刀課のメンバーの中では分析キャラ。話を進める上でとても大切な人物なので、演技を通してしっかりと伝えていけたら」と、それぞれアピールした。

舞台『警視庁抜刀課vol.1』公開稽古5

そして主人公の一人、ムードメーカーである架光隼人役の井上は「実際の殺陣のアクションを舞台のセットにあるものを叩いたり、生音を使ったり、タップを使ったりと、舞台ならではの特殊効果が使われているのでおもしろいところと思います」とポイントを挙げ、役については「猪突盲信なタイプの切通と正反対な役なのですが、お互い古くから一緒にいて、リスペクトしあっている雰囲気を出していけたら」と照れくさそうにしながらも誠実に言葉を選んでいた。

舞台『警視庁抜刀課vol.1』公開稽古4

もう一人の主人公、切通弥役の中村は「原作漫画の世界観を残しつつ、僕たち人間が演じているのでお芝居も殺陣も熱いものにしたいと思っています」と熱を込め、「公開稽古では2シーンしか披露出来なかったのですが、すでに汗だくです(笑)。本番では、客席まで汗を飛び散らすほど身体をふんだんに使って、エネルギーを届けられたら」と気合をみなぎらせた。

舞台『警視庁抜刀課vol.1』公開稽古7

この日行われた公開稽古では、抜刀課のメンバーが祖母から譲り受けた回禄刀を持っているためにいじめを受けていた高校生・六人部真名(岩田)の相談を受ける場面と、デパートに突如現れた「義経」と「弁慶」を名乗る男二人が刀を盗もうと暴れる場面が公開された。

舞台『警視庁抜刀課vol.1』公開稽古9

会見で、井上と中村が「殺陣の青木さんがとても厳しく、目指すべきところもとても高いので日々戦っています」(井上)、「毎日起きるたびに身体中が痛くて、日々身体が動かなくなっています(笑)。でも、青木さんに食らいついていきます!」(中村)とそれぞれ語っていたが、公開されたアクションシーンでは切っ先ギリギリに交わしあいながら刀を交わらせる迫力のあるシーンが続き、緊張感の高まる壮大なアクションシーンとなっていた。本番までの更なる成長が楽しみでならない。

舞台『警視庁抜刀課vol.1』公開稽古_2

舞台『警視庁抜刀課vol.1』は、5月26日(金)から6月4日(日)まで東京・ CBGKシブゲキ‼にて上演される。

(C)SAITOH MISAKI, GENTOSHA COMICS 2016

(取材・文・撮影/大宮ガスト)

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