大原櫻子、初主演舞台『リトル・ヴォイス』会見で往年の名曲を披露!「思いもマネて歌えたら・・・」


1992年にサム・メンデス演出により初演され、1998年にはマーク・ハーマン監督により映画化された舞台『リトル・ヴォイス』。映画版ではビリー役をユアン・マクレガーが演じ、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞、マリー役を演じたブレンダ・ブレシンがアカデミー賞助演女優賞にノミネートされるなど大きな話題となった本作が、大原櫻子主演で2017年5月に上演される。3月29日(水)には製作発表会見が行われ、大原のほか安蘭けい、山本涼介、池谷のぶえ、鳥山昌克、高橋和也、演出を務める日澤雄介が出席した。

舞台『リトル・ヴォイス』ビジュアル

本作は、天才的な歌声をもつ少女が、歌の力で人生を切り開いていく姿を描いた感動のドラマ。田舎町に住む無口な少女、リトル・ヴォイスの唯一の楽しみは父親の形見の古いレコードを聴くこと。やがてリトル・ヴォイスは往年の歌手たちの歌をそっくりマネできるようになる。一方、母親のマリーは、酒と男が大好きで奔放に遊び回っている。ある日、マリーはうだつの上がらない芸能プロモーターである新しい恋人、レイを家に連れてくる。レイは、たまたま耳にしたリトル・ヴォイスの歌声に魅了され、町のクラブで歌わせ、大々的に売り出そうと画策するのだった・・・。

舞台『リトル・ヴォイス』製作発表会見_大原櫻子

主人公リトル・ヴォイスを演じる大原は、「周りがベテランの方たちばかりなので、いろんなことを吸収しながら頑張りたい」と、初主演舞台となる本作への思いを明かす。劇中では、ミュージカル『フォッシー』の名ダンスナンバー「Big Spender」など、往年の名曲を20曲ほど歌う予定だが、その心境を「(劇中で)マネする歌手の一覧を見た時に、『え~!歌ったことない!』という方ばかりで、これは大きな壁だと思いました。歌手の方たちの思いも真似て歌えたら」と力強く語った。

舞台『リトル・ヴォイス』製作発表会見_安蘭けい

また、リトル・ヴォイスの母親マリー・ホフ役の安蘭は、娘のことを考えない自分勝手な女性という役柄から「ここまで品のない役は初めて。どこまでいじめられるかが、今回の私の課題」とコメント。

舞台『リトル・ヴォイス』製作発表会見_高橋和也&山本涼介

レイ・セイ役の高橋は「ラブシーンに近いシーンもあるので、大変だなと思いつつ、舞台を非常に楽しみにしています」、ビリー役の山本は「大先輩方の胸を借りて頑張っていきたい。(映画の)ユアン・マクレガーとは違う、僕らしいビリーを演じられたら」と意気込んだ。

舞台『リトル・ヴォイス』製作発表会見_大原櫻子_2

なお、この日の会見では、大原によるパフォーマンス披露も行われ、マリリン・モンローの「I wanna be loved by you」とジュディ・ガーランドの「Over the rainbow」をメドレーで歌った。「緊張している」と歌唱前に話していた大原だが、美しい歌声で熱唱すると「普段歌うのと違う心境だったのですが、楽しんでやろうと思って気持ちよく歌えました」と笑顔を見せた。

舞台『リトル・ヴォイス』製作発表会見_キャスト

舞台『リトル・ヴォイス』は、5月15日(月)から5月28日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて上演される。そのほかの公演スケジュールは以下のとおり。

6月3日(土)・6月4日(日) 富山・富山県民会館 大ホール
6月24日(土) 福岡・北九州ソレイユホール

(取材・文・撮影/嶋田真己)

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