灼熱のレース再び!舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~スタートライン~東京公演ゲネプロレポート


舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~スタートライン~の東京公演が、3月4日(土)より東京・TOKYO DOME CITY HALLにて開幕した。本作は、渡辺航による大人気自転車ロードレース漫画「弱虫ペダル」(週刊「少年チャンピオン」連載、秋田書店)を原作とし、舞台作品は本作で10作目となる。東京公演初日前には、囲み取材と公開ゲネプロが行われ、醍醐虎汰朗(小野田坂道役)、和田雅成(今泉俊輔役)、百瀬朔(鳴子章吉役)、江口祐貴(鏑木一差役)、兼崎健太郎(銅橋正清役)、林野健志(御堂筋翔役)が登壇した。

舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~スタートライン~東京公演ゲネプロ_2

今作では、シリーズ初となるメインキャストの一般公募を開催。厳選なるオーディションにより、これからの舞台『弱虫ペダル』をけん引していくような力強いメンバーが選出された。新キャストであり、座長に抜擢された醍醐は「大阪公演で、最初にお客様の前に出た時に、すごい拍手で、温かく迎えていただきました。公演ごとに、自分もちょっとずつ成長できているのかなと。東京の千秋楽が終わるまでに、自分がどこまで成長できるか、楽しみです」と緊張した面持ちながらも、力強く挨拶。

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東京公演に先駆けて行われた大阪公演ついて、関西出身の和田は「地元で出来るというのは嬉しいことですし、帰ってきたという感じでした」と懐かしみ、同じく関西出身の百瀬は「笑いの部分に関しては、ちょっと考えることもあったんですけど、笑ってくださる空気があるので、とても演じやすかったです」とコメント。

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一方、江口は「おそろしいぐらい大変でした。自分自身も上手く出来ない部分があって」と悔しさを口にしつつも、「大阪公演が、今までのことをすべて、楽しさに変えてくれました」と笑顔で振り返った。

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そんな総北に今回もライバルとして立ちはだかる箱根学園と京都伏見高校。京伏・御堂筋を演じる林野は「今回、僕はレースをしていないので、レースをしているメンバーを、舞台袖でなるべくカバーしようと思います。全員で千秋楽まで1回もケイデンスを落とすことなく、この作品を終えたいと思っています」と演じる役柄とは打って変わって、メンバーを思う優しさを見せた。

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一方、先輩キャストとなる箱学・銅橋を演じる兼崎は「僕も3回目の出演ですけど、先輩方が作ってきた弱虫ペダルの世界観、そして全力でがむしゃらに頑張るかっこよさと、その気持ちを引き継いでいます。今回、新しいキャストになって、良い意味で新しく、それぞれの個性が役として出ています」と新世代“ペダステ”について語った。

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そして、“ペダステ”と言えば、ハンドルだけで自転車ロードレースを表現するレースシーンが有名だが、その迫力は今回も健在。その中でも今回のハイライトとなる鏑木VS銅橋のレースシーンについて、醍醐は「えぐっちゃん(江口)と兼さん(兼崎)のレースのシーンがめちゃくちゃかっこよくて、シビれるような芝居をされているので、本当に感動すると思います」と絶賛。その言葉に、兼崎が「プレッシャーになるから、ちょっとやめて!」と照れながら突っ込むと、会場は笑いに包まれた。

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総北伝統の1000キロ合宿での手嶋純太(鯨井康介)と古賀公貴(田川大樹)による新キャプテンの座をかけた勝負に、新インターハイのスタートと、手に汗握るシーンが連続する本作。また、カーテンコール後には、新曲「ヒメのくるくる片思い」に合わせて、全員での“ヒメくる”ダンスが披露される。西田シャトナーの類まれなる演出技法と実力派俳優陣と新キャストの熱演が織りなす新世代“ペダステ”の誕生を、ぜひ劇場で目撃してほしい。

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舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~スタートライン~は3月4日(土)から3月12日(日)まで東京・TOKYO DOME CITY HALLにて上演。なお、大千秋楽公演の3月12日(日)17:00からGYAO!にてライブ配信も行われる。詳細は、GYAO!特設サイト「ニゴステ(2.5次元ステージ)」にて。
【「ニゴステ」URL】http://gyao.yahoo.co.jp/special/25stage/

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なお、本作のBlu-ray&DVDが、7月19日(水)に発売されることも決定。詳細は、以下のとおり。

◆舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~スタートライン~Blu-ray&DVD
【価格】Blu-ray:9,800円+税/DVD:8,800円+税
【内容】2枚組 Disk1:本編/Disk2:ボーナスディスク
【特典】ブックレット
【特典映像】バックステージ映像(稽古場、舞台裏)、千秋楽カーテンコール、など
※特典内容・商品仕様は予告なく変更になる場合あり

(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル03製作委員会
(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、東宝、トムス・エンタテインメント

(取材・文・撮影/櫻井宏充)

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