2016年6月から7月にかけて、東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演された舞台「戦国無双」～四国遠征の章～。コーエーテクモゲームスの大人気ゲーム「戦国無双」シリーズを舞台化した本作を収めた公演DVD＆Blu-rayが11月に発売され、それを記念したイベント（2部制）が2017年2月4日（土）に東京・ニッショーホールにて開催された。今回はそのイベント第2部の模様をレポートする。
イベントには植田圭輔（石田三成）、秋元龍太朗（藤堂高虎）、和田雅成（大谷吉継）、渡辺和貴（長宗我部元親）、岸本卓也（加藤清正）、章平（福島正則）、山沖勇輝（島左近）、平野勇樹（豊臣秀吉）、仲田博喜（明智光秀）、合田雅史（黒田官兵衛）の総勢10名が登壇。
まずは全員で懐かしそうに公演の映像を振り返り、生コメンタリーを実施。植田が「殺陣が本当に多かった。本番に入ると、人の殺陣が正面から見られないんですよね。稽古場だと見られるんですけど。その中でも、山沖くんは殺陣が上手かった」と山沖を称えると、突然褒められた山沖は「本当ですか？」と驚きを隠せない様子。イベント開始からイジられキャラとなっていた山沖の反応に会場は笑いに包まれた。
稽古中の話となると、長宗我部が持つ三味線の稽古について「YouTubeを見ながら練習しました」とエピソードを明かした渡辺。植田からの「見たい」という一言で、渡辺がエア三味線を披露する一幕も。
続いて、劇中シーンの再現がスタート。秀吉が、立ち去る官兵衛を呼び止めるシーンを合田と平野が再現。第1部のイベントでは行われなかったサプライズのテーマに対して焦る平野と、そんな平野をイジる合田に、会場から笑いと大きな拍手が起こった。
前作であり、第1作目の舞台「戦国無双」～関ヶ原の章～の座長・安西慎太郎からバトンタッチし、初座長を務めたことについて、植田は「彼（安西）は自分の生き様についてこいという人間で、僕らはそれを見て熱くなれたんですよ。だから、彼の作り上げた形を、少しでも受け継げたらと思っていました。舞台を観に来た彼が“今回、おもしろくて悔しい”と言っていて、前作の座長にそう言わせた僕たちは、勝ったなと思いましたね」と当時の心境を打ち明けた。
ビジュアル撮影の話となると、第1作目から出演している和田は「衣裳を着た時に、覚えのある衣裳独特の匂いがして、本当に懐かしかったです」と思い出を語った。さらに、植田・秋元と一緒に撮影したという和田は、撮影日が誕生日だった秋元に、植田と一緒に靴をプレゼントしたエピソードを披露。プレゼントについて、秋元は「植ちゃん（植田）から貰ったから、ずっと履いてる」と話すと、和田は「買いに行ったのは俺だぞ！（笑）」と秋元のボケにツッコミ。そんなやり取りに、会場から笑いが起こった。
本作から初登場となった渡辺、岸本、章平。当時を振り返り、渡辺は「顔合わせの段階から、温かい雰囲気で迎えてくれて、1作目から出演していた気分で出来ました」と振り返る。岸本は「俺と章平は、初演で演じている人がいたので、逆にちょっと違う角度から攻めようかなと考えてました。章平くんは真面目なので、僕はツッコミ役になろうと思って演じました」と当時の役作りについて語った。岸本に対して、章平は「ネタを考える時も、こんなテーマでどうですかみたいに、結構あいまいに相談しても、ちゃんと料理してくれるんですよ」と絶賛。そんな二人の会話を聞いていた植田が、その軽快さに思わず「なんか、芸人のトークイベントみたい（笑）」と感想を述べると、会場は爆笑。
最後に、植田から「このイベントまでが、四国遠征の章だったのではないかと思えるぐらい、今日は素敵な時間でした。戦国無双という作品で、またお会いできたらと思います」と会場に集まったファンへ呼びかけて、イベントを締めくくった。
発売中の舞台「戦国無双」～四国遠征の章～DVD＆Blu-rayの情報は以下のとおり。
◆舞台「戦国無双」～四国遠征の章～DVD＆Blu-ray
【DVD】DFZS10022／8,800円＋税／COLOR／本編146分／片面2層＋ボーナスディスク片面1層／1.主音声：ス
テレオ／16：9
【Blu-ray】BFZS10022／9,800 円＋税／COLOR／本編 146 分／片面2層＋ボーナスディスク片面1層／リニア
PCM／16：9（1080i Hi-Def）
【ボーナスディスク】バックステージ映像、アフタートーク
【封入特典】ブックレット
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(C)舞台「戦国無双」製作委員会 All rights reserved.
（取材・文・撮影／櫻井宏充）
