戌年の中川晃教がスヌーピーに!ブロードウェイミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』取材会レポート


世界中に3億5500万人以上の読者がいるとされ、大人気キャラクター「スヌーピー」が登場するチャールズ・M・シュルツのコミック「ピーナッツ」を原作としたブロードウェイミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』が、2017年4月9日(日)から4月25日(火)まで東京・シアタークリエにて上演される。本作の取材会が、1月25日(水)、六本木・スヌーピーミュージアムで行なわれ、訳詞・演出の小林香、出演の村井良大、中川晃教、高垣彩陽、田野優花(AKB48)、古田一紀、東山光明が登壇した。

ミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』チラシ

シュルツによる原作コミックは、1950年に連載を開始。アメリカのとある町に住む小学生・チャーリー・ブラウンと、その飼い犬のビーグル犬・スヌーピーを中心に、ユニークな仲間たちが織り成す日常を描く。これをミュージカル化し、上演されたのが1967年。その後、幾度も上演され、トニー賞を受賞している。日本では、1977年に初演を迎え、チャーリー・ブラウンを故・坂本九が演じた。

ミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』取材会_2

ミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』取材会_3

この日、出演者たちは、ミュージアムスタッフの高木氏によるガイドツアーで館内を見学。シュルツが実際にペンを動かしている様子を映した映像や、シュルツによる原画、アニメ化された時のセル画など、貴重な展示品を目にし、感慨深げな様子で説明に熱心に耳を傾けた。実は全員がほぼ初対面だったらしく、今回のツアーを通して打ち解けたようで、「全員がフリーダムなことがわかりました」と早くもチームワークのよさを発揮。本編同様に、「あたたかいカンパニーになると思います」と高垣もにっこり。

ミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』取材会_4

その後の囲み取材では、タイトルにちなみ「自分はいい人だと思いますか?」と聞かれたチャーリー・ブラウン役の村井は、「いい人だと思います」と即答。「だって、(先ほどのツアー中)高木さんと僕は、先に行って(皆が後から来るのを)待ってましたからね!」と自信満々に答え、笑いを誘った。

ミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』取材会_5

その相棒・スヌーピーを演じる中川は、はじめオファーが来た時、「いよいよ人間でない役が来た」と思ったと話し、「役者冥利につきますね」としみじみ。自身は戌年で、実家ではチョコとキャンディという名前の犬を二匹飼っていることを明かし、「犬にシンパシーを感じます。言葉がなくても通い合うものがある。(飼い犬から)動きや表情を盗んで舞台で変換したい」と意気込む。そして最後に、「待ってるのは、ハピネス。それだけです。劇場でお待ちしています」と幸せあふれる本作をアピールした。

ミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』取材会_6

ブロードウェイミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』は、2017年4月9日(日)から4月25日(火)まで東京・シアタークリエにて上演される。

(取材・文・撮影/尾針菜穂子)

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