『僕等の図書室 特別授業』公演記念イベントで滝口幸広&木ノ本嶺浩が読み聞かせに挑戦


2016年12月末に東京・有楽町朝日ホールと大阪・サンケイホールブリーゼにて行われる『僕等の図書室 特別授業』の上演を記念して、12月11日(日)に東京・紀伊國屋書店新宿本店読み聞かせひろばにて、滝口幸広と木ノ本嶺浩による絵本読み聞かせが行われた。この読み聞かせは、通常月1回のペースでボランティアの方々が行っているイベント。

二人は、保育士さんさながらのエプロン姿で登場。『ながぐつをはいたねこ』と『かさじぞう』の2作品を、登場人物によって声色を変えたり、抑揚をつけたりと役になりきりって読み聞かせ、子どもたちを物語の中に引き込んでいった。

『僕等の図書室 特別授業』読み聞かせイベント_2

イベントを終え、滝口は「お子さんたちに聞いてもらうということで、きちんと伝えるということ、人の注目を集めることを普段より考えてやった気がします。この経験はきっと、舞台の本番に活きてくると思います。今日は、保育士さんになった気分でとても楽しかったですが、普段から子供たちと一緒にいる保育士さんはエネルギーもすごくいるし、注目を集めて聞いてもらうって大変だなって思いました」と感想を語った。

同じく、木ノ本も「読み聞かせで、一番緊張しました。子供達は本当におもしろくない、興味がないことを如実に示してくれるので、どうやったら惹きつけられるのかを改めて考えさせられました。今回の読み聞かせは、僕にとってとても素敵な経験になったと思っています。この経験は、絶対に次の公演にも活きてくると感じます。またぜひ、子どもたちを前に読み聞かせをやりたいです!」と振り返った。

『僕等の図書室』シリーズは、出演者を“国語の先生”、観客を“生徒”、公演を“授業”に見立てて展開する朗読劇で、ピアノの生演奏に乗せて、メインの読み手と二人のサポートが読み進めるスタイルを基本として行われる。2014年4月に大阪限定公演として行われたが、口コミでそのおもしろさが広がり、半年後には再演が決定。同年9月に行われた公演ではチケットが即日完売となるなど、公演の度に大きな反響を得てきた。

約2年ぶりとなる今回の『僕等の図書室 特別授業』には、“国語の先生”として三上真史、滝口幸広、中村龍介、井深克彦、木ノ本嶺浩、原田優一の6名が登場。原田は、これが“ぼくとしょ”シリーズ初出演となる。

西森英行、吉増裕士(ナイロン100℃)、登米裕一(キリンバズウカ)、ほさかよう(空想組曲)、赤澤ムック(黒色綺譚カナリア派)、加藤啓(拙者ムニエル)という個性豊かな顔ぶれが脚本を手掛け、「おとぎ話」や「童話」「国語の教科書に載っている物語」などを、趣向を凝らしたエンターテインメント朗読劇に仕上げている。

『僕等の図書室 特別授業』は、12月24日(土)から12月27日(火)まで東京・有楽町朝日ホールにて、12月31日(土)に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演される。

【授業内容】
◆三上の『クリスマス物語』
脚本:西森英行
出演:三上真史 ft.木ノ本嶺浩&中村龍介

◆たっきーの『奥のほそ道』
脚本:吉増裕士
出演:滝口幸広 ft.三上真史&木ノ本嶺浩

◆りゅうの『たけくらべ』
脚本:登米裕一
出演:中村龍介 ft.滝口幸広&井深克彦

◆かっちの『不思議の国のアリス』
脚本:ほさかよう
出演:井深克彦 ft.全キャスト

◆みねの『細川忠興とその妻』
脚本:赤澤ムック
出演:木ノ本嶺浩 ft.原田優一&三上真史

◆『マッチ売りの少女』原田
脚本:加藤啓
出演:原田優一 ft.中村龍介&滝口幸広

(取材・文/エンタステージ編集部)

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