来春、浅草に新劇場「浅草九劇」が誕生!川島海荷「東京オリンピックに向けて、ガイドブックに載るような劇場にしたい」


女優の長谷川京子、新垣結衣、清水富美加らが所属する芸能プロダクション「レプロエンタテインメント(以下、レプロ)」の創立25周年プロジェクトの一環としてオープンする新劇場「浅草九劇(あさくさきゅうげき)」の製作発表会見が、2016年11月28日(月)に都内で行われた。

劇場・ホテル・飲食からなる複合施設「浅草九倶楽部(あさくさここのくらぶ)」内に、2017年春オープン予定の浅草九劇では、2017年を“こけら落としYEAR”として「ベッド&メイキングス」、「カンパニーデラシネラ」、「ONEOR8」、「劇団子供鉅人」の公演が予定されている。

浅草九劇オープン会見_2

この日に行われた製作発表会見では、ベッド&メイキングスの福原充則、富岡晃一郎、カンパニーデラシネラの小野寺修二、ONEOR8の田村孝裕、劇団子供鉅人の益山貴司と、こけら落とし公演に出演する羽田美智子、内田理央、川島海荷らが登壇。“人と情熱とエンタテインメントが渦巻く劇場”という浅草九劇のコンセプトにちなんだ、劇場シンボルの大胆な渦巻き模様のパネルをバックに、それぞれがこけら落とし公演の意気込みを語った。

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こけら落としのトップバッターを飾るベッド&メイキングス新作公演『あたらしいエクスプロージョン』に出演する川島は、「舞台は久しぶりなので緊張していますが、こけら落としは記念すべき公演なので、参加できて光栄です。舞台ってナマモノですし、直で伝わるものが大きいと思うので、パワーを出して、声を出して頑張りたいと思います」と力強くコメント。ベッド&メイキングス主宰の富岡が「こけら落とし公演ということで、(劇場が)すごく綺麗だと思うので、その綺麗さを大切にしながら思いっきり暴れたい」と意気込むと、作・演出の福原は「浅草九劇が文化の出発点になって、長いこと続くよう、戦後、一番最初にキスシーンを描いた映画をテーマに、この国にキスを広めた人間たちを描きたいと思います」と、公演にかける思いを明かした。

カンパニーデラシネラの小野寺は新劇場について「浅草は海外から来られる方も多くいらっしゃるので、外国の方に舞台の多様性を伝えられたら」と語り、「(九劇は)色々な劇場機能が設備されているので、それらを試すために3つか4つの小さな作品を発表したい」と内容の一端に触れた。

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2017年12月に予定されているONEOR8のこけら落とし公演に出演する羽田は、「私は『映像の俳優』だと言われ続けていたので、舞台に立つのがちょっと怖いのですが……、殻を破って演劇人としての自分を目覚めさせたいと思います」と演劇にかける新たな気持ちを露わにした。ONEOR8の田村は内容に関して「図面を見る限りすごく濃密な空間になりそう。羽田さんの魅力的な人柄が表現できるよう、宛て書きしていく」と説明した。

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また、同年11月にこけら落とし公演が予定されている劇団子供鉅人の益山は、「私たちのような血に飢えた演劇集団にとって、こけら落としというのは格好の餌食です(笑)。全力で仕留めにいきたい」と力強く語ると、続けて「題材は女子プロレスです!」とサプライズ発表。それに対して子供鉅人初出演の内田は「えっー!」と驚きつつも、「想定外です。運動が苦手なので、身体を鍛えるところから始めます!」と前向きな反応を示した。

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その後、レプロ所属の女性若手タレントによる即興芝居の舞台『ローファーズハイ!!』が2017年4月より定期的に公演されることが発表され、そのパフォーマンスが初披露された。構成・演出は劇団子供鉅人の益山が担当する。

最後に川島は、「2020年の東京オリンピックに向けて、この浅草からエンタテインメントを発信していきたいです。ガイドブックに載るような場所にしたい」と展望を語り会見を締めくくった。

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川島海荷が出演するベッド&メイキングス新作公演『あたらしいエクスプロージョン』は2017年3月3日(金)から、カンパニーデラシネラの公演は3月24日(金)から、内田理央が出演する劇団子供鉅人の公演は11月、羽田美智子が出演するONEOR8の公演は12月公演予定。

また、ベッド&メイキングス「あたらしいエクスプロージョン」のチケット最速先行販売は2016年12月4日(日)まで受付中、一般販売は12月10日(土)に開始となる。

(取材・文・撮影/大宮ガスト)

チケットぴあ
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