ウォル役の蕨野友也×リィ役の佃井皆美のビジュアルも初公開!『デルフィニア音楽祭』製作発表会


2017年1月20日(金)から東京・天王洲 銀河劇場にて舞台『デルフィニア戦記』第一章が上演されることを記念して、11月24日(木)に東京・ヤマハホールにて『デルフィニア音楽祭』が開催された。原作の世界観を再現し、シンガーソングライターのななみが舞台のイメージソングを生歌唱で初披露するなど、大きな盛り上がりを見せた音楽イベント『デルフィニア音楽祭』。イベント終了後には舞台の製作発表会が実施され、蕨野友也、佃井皆美、細貝圭、山本亨が登壇した。

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まず、役が決まった際の心境として、ウォル役の蕨野は「『どうしても蕨野さんがウォルにしか見えない』という形でお話をもらったんです。僕もウォルと同じで田舎育ちなんで、ウォルがどう過ごしていたのかななどと考えるうちに、ウォルのことを頭の片隅で意識をし始めました。最後までウォルらしさで突っ走って演じていけたらと思っています」と明かした。

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リィ役の佃井は「私は原作の大ファンでして、小説を読んだ時からリィを演じてみたい!と思っていたんです。リィ役に決まったと聞いた時は、運命を感じました。でも、決まってから急に不安になりまして。(リィの)年齢は私の半分以下だし、私は身長も結構あるので・・・。でも、蕨野さんがホッとするぐらい大きな方だったので、本当に良かったです(笑)」と原作愛と共に心境を吐露。

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今回の舞台では、殺陣も見どころの一つとなっている。ナシアス役の細貝は「ナシアスは容姿端麗、剣が上手いということで・・・一体どうすればいいんですか!整形でもしてやろうかと思います(笑)。殺陣は、佃井さんと山本さんというエキスパートがいらっしゃるので、そこは頼って、教わろうと思っています」と冗談を交えつつ語った。

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ペールゼン役の山本は「原作を読んだ方のイメージを壊さないように、一生懸命、僕なりに皆と稽古で作っていきたいと思っています。ただ、身長が気になっていまして。蕨野さんにお会いした時は、シークレット・ブーツを履こうかなと思いました。実際は履きませんけど(笑)。そんな感じの良い敵役になれたらと思います」と意気込んだ。

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続いて、MCから今回の登壇者の共通点として、蕨野は『仮面ライダードライブ』のハート、佃井は『仮面ライダー鎧武』の仮面ライダーマリカ、細貝は『海賊戦隊ゴーカイジャー』のバスコ・タ・ジョロキアと、全員が敵役で登場していたと説明が。そして、実は山本も特撮作品にショッカーのような戦闘員として出ていたことが明かされると、細貝から「圧力がありすぎて、こんな戦闘員はイヤですよ(笑)!」という言葉が飛び、会場は笑いに包まれた。

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製作発表ではウォルとリィのビジュアルが初披露され、そのイメージショットに会場からどよめきが上がった。蕨野は「やっと始まるんだという気持ちです」とコメントし、佃井は「本番に入って舞台に立つ姿をまだ想像できていないので、稽古で役を高めて、この格好がふさわしくなるようにがんばります!」と改めて気合いを見せた。

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マスコミの質疑では、記者に混じってガレンス役の須藤公一の姿が。記者のふりをして質問をしようとする須藤に対して、細貝が「ウソつけ!違うだろ!」とツッコむと、「お前はツッコミが早いな、質問考えていたのに(笑)」と返す須藤。そんなサプライズと二人のやり取りに、会場は大いに沸いた。

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最後に、舞台の座長として蕨野が「原作ファン一人一人の思いやイメージを、僕は舞台で超えようとは思っていないんです。小説は小説として、舞台は舞台として、新しい思い出として、『デルフィニア戦記の舞台はおもしろかったね、素敵だったね』と言われるような作品になれたらと思っています。初めてデルフィニア戦記に触れる方には、僕たちと一緒にデルフィニアの世界を旅していただけたらと思います」と締めくくった。

舞台『デルフィニア戦記』第一章は、2017年1月20日(金)から1月29日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて上演される。

(C)茅田砂胡(C★NOVELS/中公文庫)・舞台「デルフィニア戦記」製作委員会

(取材・文・撮影/櫻井宏充)

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