伝説の魔王がオリジナルストーリーで降臨!魔劇『今日から(マ)王!』~魔王暴走編~開幕


2016年11月3日(木・祝)より東京・全労済ホール/スペース・ゼロにて、魔劇『今日から(マ)王!』~魔王暴走編~が開幕した。原作は、喬林知による「まるマシリーズ」と呼ばれるライトノベルで、TVアニメ化や漫画化もされている人気作品。初日前日には、囲み会見と公開ゲネプロが行われ、小西成弥、兼崎健太郎、渡辺和貴、樋口裕太、小谷嘉一、進藤学、反橋宗一郎、岡田地平、下村青が登壇した。

本作の舞台化は、これが第3弾となる。初演が2013年4月、続編が2015年10月に上演され、多くの反響を呼んだ。第3弾は、原作の“魔笛”エピソードをベースに、オリジナル要素を盛り込み、登場人物たちの秘密が暴かれていく舞台オリジナルストーリーとなっている。演出は、前作も手がけた菅野臣太朗が引き続き手掛ける。

魔劇『今日から(マ)王!』~魔王暴走編~ゲネプロ写真_3

渋谷有利役を演じる小西は、本作が初主演となる。「前回まで(同役)は元木聖也くんが演じていて、僕も成弥という名前の“せいや”繋がり。仲が良いこともあって、その聖也くんから引き継ぐんだという思い入れがあります。色々なことが初めてなので、緊張もありましたが、コメディ要素もあり、楽しい作品になったと思っています」と緊張した面持ちながら、心境を明かした。

魔劇『今日から(マ)王!』~魔王暴走編~ゲネプロ写真_4

今回で3作目となり、キャラクターの魅力もより深まることを踏まえて、コンラッド役の渡辺は「有利をいつも優しく見守っている役ですが、今回はそんな優しい一面だけではなく、ジュリアに関してアーダルベルトとやり取りする場面を楽しみにしていてください」と語り、ギュンター役の小谷も「王様のお世話をする役なので、いつもお城にいるんですが、今回はお城を飛び出して、3回目にして初めて殺陣します!」とアピール。

魔劇『今日から(マ)王!』~魔王暴走編~ゲネプロ写真_5

村田健役の反橋は「村田は地球での有利の友達なんですけど、実は隠された姿を持っていて・・・今回はそれが描かれていますし、3作目にしてソロ曲もあり、村田がたくさん出ています」とストーリーの展開を匂わせた。

ヨザック役の進藤は「今回も、もちろん女装があると思います!全員おかしいキャラクターですが、そんな中でもスパイシー&セクシーを披露していきたいと思います!僕の見どころは、はと胸から登場するハトをどう生かすかです(笑)。以上です!」と終始気合いの入った挨拶。その様子に、登壇者たちは爆笑だった。

3回目の出演となるアーダルベルト役の下村は「カンパニーの雰囲気は、今までで一番イイ感じです。今回のアーダルベルトはジュリアをめぐってのコンラッドとの三角関係や、有利が上様モードになるのを初めて見るなど、初めてのシーンが多く、今までにないスパイシーな感じが出てるかなと思います」と“スパイシー”繋がりのコメント。

今回の舞台オリジナルストーリーについて、渋谷勝利役の岡田は「勝利は有利のことを溺愛してやまないんですけど、演出家の臣太朗さんから『もっと愛せ!本当に思っているのか?』と言われてきたので、必死に演じたいと思います。もともとのストーリーに勝利は登場していないので、どう話に絡んでいくのかも観てください」と注目ポイントを披露した。

魔劇『今日から(マ)王!』~魔王暴走編~ゲネプロ写真_2

グウェンダル役の兼崎は「作品自体はもちろん原作の世界観にのっとっていますし、オリジナルストーリーですが、原作にあるエピソードをモチーフにしているので、(僕たちも)違和感はありませんね」と原作ファンの期待を裏切らない仕上がりと強調。ヴォルフラム役の樋口は「新しいキャストも加わって、どう変化していくのかなと思ったんですけど、新しい“マ王”になったという気がしているので、新しいものを観せられるんじゃないかなと思います」と意気込んだ。

キャラクターたちが繰り広げる軽妙でユーモア溢れる会話の楽しさに加え、光と音楽のコラボレーションを駆使。さらに、歌やダンス、殺陣で、原作の世界観を再現する人気舞台シリーズの新作を、お見逃しなく。

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魔劇『今日から(マ)王!』~魔王暴走編~は、11月3日(木・祝)から11月13日(日)まで東京・全労済ホール/スペース・ゼロにて上演される。

(取材・文・撮影/櫻井宏充)

※『今日から(マ)王!』の(マ)は、正しくは○の中にマ。

(C)喬林知・KADOKAWA/NHK・NEP (C)2016魔劇製作委員会

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