『瞑るおおかみ黒き鴨』開幕!青木玄徳、松田凌、荒木宏文らが前作超えの殺陣で魅せる


2016年9月1日(木)より東京・天王洲 銀河劇場にて、もののふシリーズ 舞台『瞑るおおかみ黒き鴨』が開幕した。本作は、昨年9月に上演された舞台『もののふ白き虎』が大きな反響を呼びシリーズ化したもの。初日前には、公開ゲネプロと囲み会見が行われ、主演の青木玄徳をはじめ、鈴木勝吾、早乙女友貴、斉藤秀翼、佐伯大地、伊崎龍次郎、内海光司、林田航平、山谷花純、村田洋二郎、長友光弘(響)、松田凌、荒木宏文、大澄賢也が登壇した。

前作でも新撰組の斎藤一役を演じ、今回主演を務める青木は、「前作の『もののふ白き虎』では、少年、青年期の若い魂が描かれましたが、今回は少し濃厚な大人の物語です。殺陣の数も多く、話も一筋縄ではいかない作りになっていますので、たくさんの方に楽しんでいただける作品だと思います」と挨拶。

『瞑るおおかみ黒き鴨』公開ゲネプロ_5

そして、新撰組と縁が深い薩摩藩士・中村半次郎役を演じる松田は、「一人一人の、言葉にならない思いまでが描かれている作品です。前作と同じく熱き男たちの物語という芯の部分を持ちつつ、殺陣の一手やそれぞれの台詞など、表面に見えるものだけではなく、裏に隠されている部分まで丁寧に作ってきたので、そういった部分に注目していただきたいです」と意気込んだ。

『瞑るおおかみ黒き鴨』公開ゲネプロ_7

青木と同じく、前作で土方歳三役として出演し、再び同役を演じる荒木は、「幕末、明治と、いろんな時間軸が同時に描かれていますが、(時の流れとともに)抱いている思いが変わっていったり、変わらなかったりと、大人だから感じる心境の変化がおもしろく表現できているんじゃないかと思います」と見どころを語った。

『瞑るおおかみ黒き鴨』公開ゲネプロ_8

そして、初日を迎える心境を問われた西郷隆盛役の長友は「座長としては・・・」と開口一番にボケて見せ、周囲から「座長じゃないでしょ(笑)!」とツッコまれつつ、「小学生の頃から西郷隆盛に似ていると言われてきたので、適役ではないかと思っております!本番でもかわいく、かっこいい西郷を見せられたら」と自信のコメント。

山縣有朋役の内海は「今回のメンバーは皆若くエネルギッシュで、刺激をもらいながら毎日楽しんでいます」と現場の様子を明かし、大久保利通役の大澄は「幸せであることが当たり前の今だからこそ、混沌とした時代の中で国を良くしようと熱く生きた男たちのドラマを作ることに意味を感じますし、観ていただきたいと思います」と呼びかけた。

『瞑るおおかみ黒き鴨』公開ゲネプロ_10

『瞑るおおかみ黒き鴨』公開ゲネプロ_4

物語の舞台は、日本国内最後の内戦、西南戦争の時代。戊辰戦争を生き延びた新撰組・斎藤一を軸に、新政府軍と薩摩藩の戦いと人間ドラマを描く。死線を潜り抜けた者たちが、己の信念を貫くため、新たな道を突き進む。時には、かつて同じ思いを追いかけた同士と敵対することも・・・。

『瞑るおおかみ黒き鴨』公開ゲネプロ_9

『瞑るおおかみ黒き鴨』公開ゲネプロ_6

複雑に時間軸が入り混じるが、作・演出を手掛ける西田大輔の手腕が光り、男たちの葛藤や苦悩をドラマティックに浮き彫りにする。また、随所に潜む“白き虎”への思いにも、胸を打たれた。そして、なんといっても圧倒的な殺陣、殺陣、殺陣!前作は1,500手以上と言われていたが、今回はそれを上回り2,000手以上がつけられているという。激動の時代を生きた男たちの姿を写す俳優一人一人も、舞台の上にその“生き様”を刻みつけていくようだった。

『瞑るおおかみ黒き鴨』公開ゲネプロ_3

なお、日によって公演後にアフタートークが付き、前作で白虎隊を演じた安西慎太郎、和田琢磨、小澤亮太、白又敦、河原田巧也、松村龍之介、松本享恭がスペシャルゲストとして参加。さらに、福岡・北九州芸術劇場 大ホールで行われる9月22日(木・祝)17:30開演の大千秋楽公演は、スペシャル公演として上演される。

『瞑るおおかみ黒き鴨』公開ゲネプロ_2

もののふシリーズ 舞台『瞑るおおかみ黒き鴨』は、9月1日(木)から9月11日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて上演。その後、大阪、福岡で公演が行われる。日程の詳細は、以下のとおり。

【東京公演】9月1日(木)~9月11日(日) 天王洲 銀河劇場
【大阪公演】9月19日(月・祝)・9月20日(火) 森ノ宮ピロティホール
【福岡公演】9月22日(木・祝) 北九州芸術劇場 大ホール

(C)2015「もののふシリーズ」

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