『リング・リング・リング2016』開幕!長与千種、キンタロー。に「上からつかさんが見てるよ」


2016年6月23日(木)、東京・全労済ホール/スペース・ゼロにて、つかこうへい七回忌追悼特別公演『リング・リング・リング2016』が開幕した。本作は女子プロレスを題材に、幼い子どもを抱えながらも、プロレスラーとしてチャンピオンを目指す女性の葛藤と強い生き様を描いた作品として、1991年に初演。約25年ぶりの開幕に先駆け、主演のキンタロー。と芹那、小柳心、八神蓮、馬場ふみか、高崎俊吾が囲み会見に登壇し、意気込みを語った。

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本作について、キンタロー。が「どのシーンもすごく観てほしい!中でもチャンピオン役の芹那ちゃんとの熱い戦いは、固唾を呑んで観てほしいと思ってます」と見どころを語ると、芹那も「よく声真似をされる私ですが、劇中では今まで出したことのない声色で演じているので、固唾を呑んで観てほしいです!」とアピール。

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小柳も「僕みたいな若輩者が言うのもなんですが、『演劇ってこうなのかな』というパワー、熱量を最後まで全員で作っていると感じられます。(観客にも)それが伝わって、何か持って帰っていただければ」と呼びかけた。

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芹那演じる現チャンピオンの妹役を演じる馬場は、「普段こんなに大声出さないなってぐらい、声を張り上げたりしています。いろんな生き方や考えがあって、それぞれの愛があるなと感じます」と、今までにない発見があった様子。

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舞台への出演が決まってから、女子プロレスを実際に観に行ったという八神は「本当に迫力があって、なんで今まで知らなかったんだろうって悔やむぐらい、出会えて良かったなと思いました」とコメント。一緒に観に行ったという高崎も「今まで格闘技は苦手だったんですけど、実際に観て、こんなに熱いのか!ということを肌で感じました。舞台の中でも『こんなかっこいい女性が世の中にいるんだ!』って発見が毎日あります」とその魅力を語った。

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ここで、初日にゲスト出演することが発表された元女子プロレスラーの長与千種も登場。長与は、1991年の初演時に主演を務めており、「つかさんは口立て(でお芝居をつける方)なので、台詞が毎日変わるんですよね。台本で言うと5ページくらい。毎日劇場のトイレにこもって覚えてました(笑)。でも、楽しかったですね」と、当時の様子を明かした。

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「水着一枚で、こいつらはさらけ出して戦ってるんだよ。その顔を見てるとよ、天に向かうひまわりのようで。床の間に飾れる女って、こういう女のことを言うんだよな」という、つかの言葉が忘れられないという長与。

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「自分にとって(つかは)父親と言っても過言ではないくらい。女子プロレスというジャンルを唯一真正面から受け止めて、なおかつすごく素敵な言葉をくださったので、今恩返ししたくてもできないものかしさがある」と言い、今回主演に抜擢されたキンタロー。に「たぶん上から(つかさんが)見てると思うので。だからこそ、楽しんでほしい」とエールを送った。

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それを受け、キンタロー。は「精一杯演じさせていただきます!つかさんの思いも胸に秘めながら、演者一同魂込めて、目から炎が出るぐらいの意気込みでやっておりますので、ぜひ会いに来てください!」と締めくくった。

つかこうへい七回忌追悼特別公演『リング・リング・リング2016』は、6月23日(木)から6月30日(木)まで、東京・全労済ホール/スペース・ゼロにて上演。

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※高崎俊吾の「高」は「はしごだか」、「崎」のつくりは、正しくは「大」の部分が「立」が正式表記。

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