2016年6月23日（木）より開幕する、つかこうへい七回忌追悼特別公演『リング・リング・リング2016』の初日公演（23日19時公演）に、長与千種が特別出演することが決定した。長与は、1991年の同作初演時に主演を務めた元女子プロレスラー。今回、本作が初演以来25年ぶりに再演されることを記念し、キンタロー。と長与の新旧主演が揃うこととなる。
先日、6月14日（火）に行われた製作発表では、主演のキンタロー。をはじめ、芹那、小柳心、八神蓮、馬場ふみか、高崎俊吾が登壇。主演のキンタロー。は、「演技を全然やったことがない私が、こんな大役をいただけたということは、とても期待されてる！と思いました。タイトルを聞いた時は、女子プロのスポ魂のお話なのかなと思ったんですが、全然そんなことはなくて。もちろん、プロレス技はたくさん出てくるんですけど、（私の演じる）主人公を含め、周りの人たちの心の葛藤やそこから生まれる波乱が、ストーリーとして描かれていて･･･どうなることやら！歌もダンスもあるので、見どころ満載です」と語った。
つか作品に出演するのが「夢のひとつだった」という小柳は、「七回忌追悼特別公演をやると聞いた時に、（つか作品の）言葉や台詞回しを知らない人もたくさんいるんだろうなって思って。人の生き様とか泥臭さを、次の世代に伝える一端を担えるようになりたいと考えながらやっていますね」と熱意を見せ、八神も「それぞれの役がほんとに濃いです。かっこ悪くて、不器用。そういう熱い者同士が触れ合うことによって、さらに熱さが生まれるので、今、やっていてすごく楽しいです」と作品への想いを明かした。
今回、脚色・演出を担当しているのは、TVドラマ『アンフェア』シリーズ（関西テレビ）、『ドラゴン桜』（TBS）、舞台『神様はじめましたTHE MUSICAL♪』など、数多くの大ヒットコンテンツを手がける秦建日子。秦について、芹那は「優しい方なんですけど、どこかちょっと怖い人なんだろうなって思いながら接してます（笑）。いつも緊張感を持って。怖い秦さん見たくないから、日々それを意識して生きてます･･･。優しいままでいてほしい！」と懇願。
出演者の中には、アイスリボン、プロレスリングWAVEのメンバーといった本物の女子プロレラーも名を連ねている。キンタロー。と芹那によるプロレスシーンもあるといい、キンタロー。は、「ビビりな性格なので（最初は）『こんなのことできるかな？』と思っていたんですけど、結構快感！今までにない“S”な自分を感じました」とニヤリ。迎え撃つ芹那は「キンタロー。ちゃんを信用しているので『なんでもして』って思ってます（笑）」と信頼を寄せていた。
つかこうへい七回忌追悼特別公演『リング・リング・リング2016』は、2016年6月23日（木）から6月30日（木）まで、東京・全労済ホール／スペース・ゼロにて上演される。
※高崎俊吾の「高」は「はしごだか」、「崎」のつくりは、正しくは「大」の部分が「立」が正式表記。
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