西島数博×真矢みき、夫婦初共演は日本最古の物語!『ドラマティック古事記』製作発表会見


スーパー神話音楽劇『ドラマティック古事記~神々の愛の物語~』の製作発表会見が2016年5月18日(水)に都内で行われた。『ドラマティック古事記』シリーズは「ウルトラマセブン」や、大ヒットドラマ『傷だらけの天使』など名シナリオを世に送り出してきた脚本家の故・市川森一が『古事記』をテーマに原作を手がけた、演劇・ダンス・オペラとさまざまな要素が組み合わさったエンターテインメント大作。

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2013年11月に行われた宮崎公演を皮切りに、これまで3回公演が行われているガ、今回、初の東京公演が9月3日(土)に東京・新国立劇場 オペラハウスにて上演される。この日の製作発表会見には、演出・振付・出演を担い、第一回公演から芸術監督として本作を支え続けた西島数博のほか、出演者の真矢ミキ、柴田美保子、浅野瑞穂、坂元健児、河野鉄平、川越塔子が登壇。会見中は、2008年の結婚後、本作で初の夫婦舞台共演となる西島と真矢の時折見せる照れくさそうな姿が印象的だった。

『ドラマティック古事記』制作発表_2

まず、イザナキ役の西島がマイクを握ると「和物の作品を、生まれ故郷の宮崎から世界に発信できるのは私の最大の夢でした。その第一歩となる本公演を楽しみにしています」と本作にかける熱い想いを述べた。

続いて、イザナミ役の真矢は「『ドラマティック古事記』は2013年の初演から見る側として楽しんでいました。ですので、出演が決まった時は本当に恐れ多く・・・。今、目の前には素晴らしい出演者の方がたくさんいらっしゃって、なのに横に夫がいますので家のダイニングも感じますし(笑)。ことの事態を初めて実感した次第です」と茶目っ気たっぷりに挨拶。

本公演は二幕構成になっていて、一幕目はこの世に最初に出現した男女神・イザナキとイザナミの夢と挫折、二幕目では天岩戸を舞台にアマテラスとスサノオの骨肉の愛憎が描かれる。また本シリーズでは、ダンスやオペラ、ミュージカルなど複合的なコラボレーションが見どころとなっている。そこで、各界のトップランナーである登壇者の挨拶を一部抜粋して紹介しよう。

『ドラマティック古事記』制作発表_3

◆俳優・坂元健児(スサノオ役)
僕も宮崎出身で、『古事記』を日本全国の皆さんに知っていただきたいという思いが強くあります。神々の物語ではありますけど、人間味溢れる表現をしたいと思っております。

◆バス歌手・河野鉄平(タジカラオ役)
日本で初めての舞台の仕事が『古事記』で本当に幸せです。オペラだけではなく、ダンサーや俳優と各ジャンルのスペシャリストが力を揃えてこの舞台を作っています。そんな『ドラマティック古事記』を東京にいる皆さんとシェアできるのがとても嬉しいです。

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◆ソプラノ歌手・川越塔子(歌神役)
歌だけではなく、踊りやお芝居などこれだけのジャンルの人が一同に集まるのは貴重な機会だと思いますし、新国立劇場オペラハウスはオペラ歌手にとって聖地でもあります。そのことも加味しながら気合いを入れて本番に臨みたいと思います。

◆舞踊家・浅野瑞穂(アメノウズメ役)
神様の世界を私たち人間が演じさせていただくということに対して、“私たちは誰もみな神様の子供なんだ”という崇高な意識を持って演じていきたいと思います。

◆女優・柴田美保子(語り部)
宮崎でこの作品は生まれましたが、いつか東京でもできればなあと夢見ていました。なので、こんなに早く実現することができまして、本当にありがたいと思っております。一夜限りの公演となっておりますので、みなさんのパワーが集中して素晴らしい舞台になると確信しています。

質疑応答では、西島に対し“真矢に期待することは?”という質問が飛ぶと「(真矢が)役者として男役と女役を経験しているので、そういった経験がどのような表現に繋がるのかが楽しみなところ。私は身体表現しかできませんが、彼女には歌がありますので、イザナミの歌という形でダンスと絡めてうまく表現できれば」とコメント。

それに対して真矢は「私は出演者のみなさんと比べて実力が劣っていますが、ひとつだけ強みがあるとすれば作品を俯瞰で鑑賞してきたことがあるということ。その強みを演出に活かしていただければ思っております。家ではどうなるかわかりませんが(笑)」と報道陣の笑いを誘い、和やかな空気の中、会見は終了した。

『ドラマティック古事記』制作発表_5

スーパー神話音楽劇『ドラマティック古事記~神々の愛の物語~』は2016年9月3日(土)に東京・新国立劇場 オペラハウスにて一夜限り上演。

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