ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」開幕!宮崎秋人「映像と音の融合、役者の持つ生の迫力を体感してほしい」


2016年4月30日(土)より東京・サンシャイン劇場にてライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」が開幕した。真島ヒロによる「FAIRY TAIL」(講談社「週刊少年マガジン」連載)を原作とし、今回世界初の舞台化。宮崎秋人を主演に、原作でも人気の高い「ニルヴァーナ編」を描く。開幕前にはフォトコール及び公開ゲネプロが行われ、その全容が明らかとなった。

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目前に迫った初日を前に、主人公・ナツ・ドラグニル役の宮崎秋人は「ビジュアル撮影と約1ヶ月の稽古を経て、“いよいよだな”と感慨深い気持ちでいっぱいです。肉体面を含め、大変なことはたくさんありましたが、エネルギッシュでスピード感溢れる作品に仕上がっているのではないかな、と思っています」と心境を明かした。

ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」公開ゲネプロ_10

演出を手がけた児玉明子は、魔法や戦闘シーンの描写について「戦い方が同じにならないよう、演出を変えていこうと思いました。映像や照明、音響の助けはもちろんですが、演劇ならではの生身の役者さんの動きやアナログ的な表現が上手く組み合わせられていればよいのですが」と語る。

ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」公開ゲネプロ_2

そんな児玉の演出を宝塚歌劇団時代に受けていたと振り返るのは、ルーシィ・ハートフィリア役の愛加あゆ。「久しぶりにご一緒させて頂きました。2.5次元の舞台が初めての私にたくさんの温かいアドバイスを下さり、新たな扉を開かせてくださり、感謝の気持ちで一杯です。また、特殊な映像や小道具などが見事に魔法の世界を表現しているので、演じていて、とても楽しいです!」とコメントした。

ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」公開ゲネプロ_7

「場当たりが終わるまでずっと発見があるとても刺激的な現場だった」というジェラール・フェルナンデス役の荒木宏文は、「魔法を見せる演出は、演技力とは別に技術的なテクニックが必要だったりと、ナツやグレイ(白又敦)、エルザ(佃井皆美)は大変な思いをしたと思います。ですが、さすがフェアリーテイルのメンバー。折れる事なくここまで来れたのは、その役で選ばれた人柄がキャラクターと近かったからだと思います」とカンパニーを讃えた。

ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」公開ゲネプロ_9

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最後に、宮崎は「この作品では、最新の技術に加えて、あえて古典的な表現をしているところもあります。最新鋭の演出とアナログの表現のよさや繋ぎや、それを引っ張る役者の力を観てほしいです。映像と音の融合、役者の持つ生の迫力をぜひ劇場で体感して頂きたいです」と意気込み、荒木は「“ライブ・ファンタジー”という新しい挑戦は、新しい日本のエンターテインメントを築く第一歩。最高の夢をお届けします!」と呼びかけた。

ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」公開ゲネプロ_4

炎を自在に操る滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)のナツが所属する「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」は、長きに渡り数々の伝説を生み出してきた魔導士ギルド。ある日、ギルドのマスター・マカロフより闇ギルドの最大勢力「六魔将軍(オラシオンセイス)を討て」という指令が下る。ナツたちは、敵の強大さから4つのギルドと連合を組むことになる―。

ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」公開ゲネプロ_5

スピーディな展開で、幕開けからぐいぐいと観客を物語の中へと引き込む本作。漫画未読の人でもわかりやすく、登場人物たちがファンタジーの世界へいざなってくれる。宮崎は、身体能力の高さをいかんなく発揮し、ナツ役を溌剌と演じる。愛加は、心優しいヒロイン・ルーシィ役で新境地を切り開く。またグレイ役・白又は鍛え抜かれた肉体を披露し、エルザ役・佃井は見事なアクションで惹きつける。また、ハッピー役、シャルル役として、アニメ版でも同役を演じていた釘宮理恵と堀江由衣も声で出演している。

見どころは、なんといっても最新鋭の映像技術を駆使した映像演出だ。その上で躍動する役者の身体が、“目の前で起こる出来事”の臨場感を増幅させる。

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ナツ(宮崎)たちと連合を組む青い天馬(ブルーペガサス」の一夜(富岡晃一郎)やヒビキ(小野健斗)、「蛇姫の鱗(ラミアスケイル)」のジュラ(熊野利哉)、リオン(小澤廉)、「化猫の宿」のウェンディ(桃瀬美咲)に加え、敵対する「六魔将軍」のブレイン(郷本直也)、ミッドナイト(古谷大和)、コブラ(山本一慶)、エンジェル(伊波杏樹)、レーサー(伊藤千秋)、ホットアイ(クリス・マッコームス)という個性的なキャラクターたちがどんな魔法を使うのか、その魔法がどう表現されるのか、注目だ。

ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」公開ゲネプロ_8

そして、ジェラール(荒木)を取り巻くそれぞれのキャラクターの想い、過去・・・少年漫画らしい愛と友情と冒険の物語を、ぜひ劇場で体感してほしい。

ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」は、2016年4月30日(土)から5月9日(月)まで、サンシャイン劇場にて上演。

(C)真島ヒロ/講談社
(C)「FAIRY TAIL」舞台製作委員会2016

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