山田裕貴初主演『宮本武蔵(完全版)』8月上演!前田司郎「面白い芝居するなと思った」


2016年8月19日(金)より東京芸術劇場シアターイーストにて、舞台『宮本武蔵(完全版)』が上演される。作・演出は、劇団「五反田団」主宰の前田司郎。本作は、五反田団初の本格時代劇として書き下ろされた作品。主演の山田裕貴(俳優集団D-BOYS)は、自身3度目の舞台で初の主演を務める。

前田と山田の出会いは、2015年2月に行われた前田のワークショップだったという。「“イケメン”に偏見を持っていた」という前田だが、ワークショップに参加した山田に対し「こいつ、面白い芝居するな!」と魅力を感じ、映画『ふきげんな過去』(6月25日公開)に抜擢。

そして今夏、満を持して「山田裕貴×前田司郎」で舞台企画が実現。本作では、2012年上演時の作品に新たに加筆を加え、宮本武蔵を、伝説的な“ヒーロー”ではなく、生々しいまでに人間臭い、等身大の若者として描く。今回の上演にあたり、作・演出の前田と主演の山田からコメントが届いている。

◆前田司郎(作・演出)
僕はイケメンに偏見を持っているので、山田くんがワークショップに来てくれたときも「どうせイケメン芝居するんでしょ?」と思っていたが、馬鹿みたいな芝居をセンス良く真面目にやってくれた。イケメンを少し見直したのでした。それでもやっぱりイケメン主役の演劇には抵抗があったが、「僕の書いた宮本武蔵を山田君がやるのは面白いかも知れないなあ」と思い至ったのです。イケメンもイケメンなりに悩んでいるのだなあ。顔じゃなくて芝居を見せたい。

◆山田裕貴(主演)
昨年2月のワークショップでお世話になり、その後映画『ふきげんな過去』でもご一緒させていただいた、監督、脚本家、演出家でもある前田司郎さんとまたご一緒したいという願いがこんな素晴らしい形で実現出来るとは・・・本当に俳優をやっていて良かったと感じました。とにかく、とにかく、とにかく前田司郎さんの本が本当に面白いです!これは役者としても、主演としてもかなりプレッシャーです。主演として一つの作品を背負うには、あり得ないくらい脱力系宮本武蔵なので・・・ただ、この本を読ませてもらった瞬間、この宮本武蔵は自分しかいない!いや、最早自分の分身みたいな人間でした。宮本武蔵は、自分の大好きな剣豪ということもあり、何か縁を感じています。自分らしさ全開の新たな宮本武蔵を観てもらいたい。一番難しい大人の笑いに飛び込んで、いい舞台を届けたいと思います。
そして何より今回、舞台三作目にして舞台初主演を演じさせていただくことになり、武者震いが止まりません。本当に嬉しく思いますし、主演であり、舞台というフィールドでご覧いただくのはまた新たな発見を皆さんに観ていただくことになると思うので楽しみです。
『宮本武蔵(完全版)』、ぜひ劇場に足を運んでいただきたいです。

『宮本武蔵(完全版)』出演者_2

出演は、山田のほか、注目舞台への出演が続く矢崎広、映画・ドラマと幅広く活躍する遠藤雄弥、前田作品の常連でもあり、演劇界としても評価が高い内田慈・志賀廣太郎が脇を固める。このほか、金子岳憲、鮎川桃果、大山雄史(五反田団)、山村崇子も出演。

舞台『宮本武蔵(完全版)』は、2016年8月19日(金)から8月29日(月)まで東京芸術劇場 シアターイーストにて上演される。

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