ミュージカル『薄桜鬼』新選組奇譚、開幕!松田岳「受け継がれた想いを引き継ぐ」


2016年1月4日(月)より、東京・天王洲 銀河劇場にてミュージカル『薄桜鬼』新選組奇譚が開幕した。ミュージカル『薄桜鬼』とは、シリーズ累計90万部を超える大人気ゲームを原作とした作品。同日、公開ゲネプロと囲み取材が行われ、土方歳三役・松田岳、雪村千鶴役・藤社優美、沖田総司役・荒牧慶彦、斉藤一役・橋本祥平、風間千景役・鈴木勝吾が登壇した。

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“薄ミュ”初登場となる松田と藤社、第五弾の「藤堂平助 篇」から参加した橋本、前回の「黎明録」から続投の荒牧、そして初演「斉藤一 篇」から風間役を演じ続けている鈴木といったように、これまでとこれからを繋ぐキャストが顔を揃えた本作。

ミュージカル『薄桜鬼』新選組奇譚ゲネプロ_2

初参加の松田は、現在の心境を問われると「初日のことしか考えていないです!」と率直な気持ちを吐露。以前よりDVDや劇場で本シリーズを観ていて、作品が好きだったと言い、「代々受け継がれた想いをきちっと引き継いで、新しい“誠の形”を皆さんに届けられたらいいなという気持ちで、で今日までやってきました」と、強い眼差しを見せた。

同じく、初参加の藤社は「最初、(出演が)決まった時は不安でした。でも、稽古を重ねていく中で、今のカンパニーの一員になれたと思います。皆さんから頂く感情を大事にして私の“千鶴”を演じたいと思います」と心境の変化を明かした。

一方、「足かけ4年この作品に関わらせて頂いているんですが、今回自分が初演をやっていた頃の気持ち、風景が目の前にあって、自分が何をしたらいいのかをすごく考えました」という鈴木。「稽古をやっていく中で、板の上で自分の役と向き合い、作品を支えるのが今回の使命なのかなと。劇中の最後で歌う曲を聴くと、ミュージカル『薄桜鬼』はこんなに育ったんだと、親心のような嬉しい気持ちでいっぱいです」と振り返る。

ミュージカル『薄桜鬼』新選組奇譚ゲネプロ_3

今回のストーリーは、「黎明録」の続篇のような流れになっている。荒牧は「前作の流れを引き継いで、築き上げてきた新選組がどのように終わっていくのか、沖田として、新選組の隊士として、最後の最後までしっかり見届けたいと思います」と決意をあらわにした。

ミュージカル『薄桜鬼』新選組奇譚ゲネプロ_4

橋本は「今回は、○○篇という形では描かれておりません。それぞれの役に見せ場があってゲームを連想して頂けるシーンがあるので、皆さんに“ザ・ミュージカル『薄桜鬼』”という作品をお楽しみ頂けたらと思います」と作品の見どころについてアピール。

最後に、松田が「初参加してわかったのが、本当にこのミュージカル『薄桜鬼』はたくさんの人に愛されている作品なのだということ。僕たちがそれをきちんと受け止め、舞台の上にぶつけることで、これからもずっと続いていけばいいなと思います」と挨拶し、会見を締めくくった。

ミュージカル『薄桜鬼』新選組奇譚ゲネプロ_5

「ヤイサ!ヤイサ!ヤイサ!」と踊るお馴染みの歌や、迫力の殺陣。冒頭から、これぞ“薄ミュ”とも言うべきシーンが次々登場する。松田の演じる土方は、“鬼の副長”らしい意思の強さを感じさせ、大きな存在感を放つ。鍛え抜かれた肉体から繰り出される剣技は見ものだ。藤社の演じる千鶴は、透き通るような美しい歌声と真っ直ぐな志を持って、観客の心に寄り添っていく。また、鈴木演じる風間の会場を掌握するような力強い歌声と風格をも感じさせる佇まいは、圧巻の一言。風間と同じく初演から同役を演じ続けている近藤勇役の井俣太良(少年社中)や鬼一族の不知火匡役の柏木佑介らも、作品を支える屋台骨となっており、「黎明録」から隊士を演じるキャストたちの成長と相まって、ミュージカル『薄桜鬼』シリーズに新たな歴史を刻む作品に仕上がっている。

ミュージカル『薄桜鬼』新選組奇譚は、2016年1月4日(月)から11日(月・祝)まで東京・天王洲 銀河劇場にて、1月15日(金)から1月17日(日)まで大阪・大阪メルパルクホールにて上演。なお、6月8日(水)には、DVD&Blu-rayのリリースも決定している。

(C)アイディアファクトリー・デザインファクトリー/ミュージカル『薄桜鬼』製作委員会

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