演出・宮本亜門による新感覚ダンス・エンターテインメント『SUPERLOSERZ SAVE THE EARTH 負け犬は世界を救う』開幕!


演出家・宮本亜門が、ELワイヤを使用した「光るダンス」が話題となり世界的な脚光を浴びたダンスアーティスト集団であるWRECKING CREW ORCHESTRAのYOKOIとの出会いから生まれた、新感覚のダンス・エンターテインメント『SUPERLOSERZ SAVE THE EARTH 負け犬は世界を救う』。その初日当日の12月5日(土)に公開ゲネプロと囲み取材が行われ、構成・演出の宮本亜門、KREVA、千葉涼平、古屋敬多、仲宗根梨乃、YOKOIが登壇した。

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舞台は、20XX年の地球。テクノロジーは進化し、豊かな自然が戻りつつある一方、富裕層と貧困層の格差が拡がっていた。ある街に暮らす青年(千葉涼平)は、大好きなダンスでも結果が残せず、将来への不安を抱えながら日々を過ごしていた。彼の父親(YOKOI)は、お酒を飲んではアイドル(橘希)のことばかり考えているダメ親父。そんな父親の経営する小さな玉電気工場には、オタク青年(古屋敬多)、ドラァグクイーン(SAWADA)、ホームレス(DOMINIQUE)、道場師範(TATSUO)といった、世間からつまはじきにされた従業員たちが働いていた。そんな“社会の負け犬”と呼ばれる冴えない日々の中でも、彼らはそれぞれのささやかな幸せを見つけ暮らす。だが突然、地球に宇宙人が襲来し、世の中は大混乱。そんな時に立ち上がったのは、あの負け犬(LOSERZ)たち。謎の男・ミスターX(KREVA)が見守る中、SUPERLOSERZが戦う。しかし一方で、生まれたばかりの子供を抱えた道場師範の美しい妻(仲宗根梨乃)にも宇宙人の影が迫り・・・。

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ダンスと音楽とテクノロジーが融合した、かつてないエンターテインメントと謳われる本作。まず何よりも、セリフのないダンスによるストーリー展開に惹かれる。それぞれのキャラクターに合わせた多種多様なダンス・パフォーマンスと、映像、音楽の融合は、舞台が単調にならずに飽きることなく楽しめる。そして、ワイヤータイプの電飾を施したコスチュームにより表現された地球を襲撃する宇宙人。この「光るダンス」は圧巻の一言。ぜひ生でその迫力を体験して欲しい。

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本作は新感覚のダンス・エンターテインメントというジャンルを、B級SFコメディを題材とすることで、身構えずに気軽に楽しむことができるエンタメ作品となっている。囲み取材では、特別出演のKREVAが「俺が盛り上げていかなきゃいけないなという空気がありまして、頑張りました(笑)稽古も感じよくて、どんどん進んで、いよいよだなという感じです」と初日を迎えての気持ちを述べた。

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ダンスボーカルユニットw-inds.の千葉も「ゲネが始まるまで緊張していたですけど、この素晴らしいキャストの一員として、新しいエンターテインメントに出演できることが幸せです」と語り、ダンスボーカルユニットLeadの古屋も「こんな豪華なメンバーの中で、出演できることが本当に嬉しいです。今まで学んできたことが本作ですべて出せたらと思っています」と意気込みを見せた。ダンスの域を超えて幅広く活躍する仲宗根は、2人の真面目な発言を受けて「早く皆様に、ぶちかましたいです!以上(笑)!」と述べて、会見を沸かせた。

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また本作の見所について、宮本は「今まで見たことがなくて、クリスマスと正月をギュッと詰めて花火を打ち上げたような作品。自分が演出した舞台の中で、この作品の仕上がりが一番想像を絶しています。どこのアミューズメントパークより面白いと思います」、YOKOIは「ダンスの舞台でストーリがあるものも演じたことはあるんですけど、亜門さんの考えることが、良い意味で本当にバカバカしくて。B級と言いながらも、それは親近感があって、それでもカッコイイというところを目指している点が見所です」と、それぞれ語った。

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『SUPERLOSERZ SAVE THE EARTH 負け犬は世界を救う』は2015年12月5日(土)から12月15日(火)まで東京・新国立劇場 中劇場にて、2016年1月7日(木)から1月11日(月・祝)まで大阪・シアターBRAVA!にて上演される。

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