ジャニーズWEST小瀧望が初の単独主演作で12歳の少年に!『MORSE-モールス-』開幕


2015年11月13日(金)に、東京・グローブ座で『MORSE-モールス-』が開幕した。本作は、2004年にスウェーデンの作家ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストによって発表された小説「LET THE RIGHT ONE IN」が原作。2013年にイギリスで初演され、日本では今回が初上演となる。上演直前には公開ゲネプロと囲み取材が行われ、主演の小瀧望(ジャニーズWEST)、水上京香、田中健、高橋由美子が取材に応じた。

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小瀧は、初主演の舞台を目前にしながらも「そんなに実感はないですね。稽古をすごく長い期間やらせて頂いたので、自信はすごくあります」と胸を張った。小瀧は現在19歳ながら、12歳の少年を演じることについては、「年齢を聞いた時は、キャスティングミスかなと思ったんですけど・・・背が184㎝なので(笑)」と率直な感想をもらした。

『MORSE』ゲネプロ_2

同じく19歳の水上もこれが初舞台となるが、「血のりとかワイヤーとかアクションとか、いろいろなことを経験させて頂いてます。袖に入ると、次は何?次は何?ってなっていますが、すごく楽しいです」と、緊張する様子もなく自然体。壁を登ったり、血を飲んだり吐いたり・・・大きな秘密を抱えた難役に、体当たりで挑む水上の演技に注目だ。

『MORSE』ゲネプロ_3

『MORSE』ゲネプロ_4

はつらつと話す二人に対し、田中は「(若さが)羨ましくてしょうがない…」とポツリ。「初主演と初舞台でしょ?そんな感じしないですもん。大変な舞台ですけど、二人も平気な顔をしてる。僕は今、結構疲れています(笑)」と告白し、高橋も「(小瀧くんは)他のお仕事もしながらお稽古していましたから、なんか若いって素晴らしいなあって思いましたね」と称賛。そんなベテラン二人に、小瀧は「僕は、稽古段階から(先輩方の)作り上げていくお芝居を観れたことが、すごく嬉しかったです」と大いに刺激を受けた様子だった。

『MORSE』ゲネプロ_5

稽古場での様子を聞かれると、小瀧は「割と(気持ちが)落ちている役なので、反動でハジけたくはなりました。ただ、深作監督から“幕間や休憩中もオスカーでいて”と言われていたので、すごく抑えてました」と明かした。また、劇中で小瀧と水上はダンスを披露するが、バレエを習っている水上が美しく踊るのに対し、小瀧は役柄上、得意のダンスを封印。「ぎこちなく踊るのも楽しい」という小瀧のちょっと珍しい姿も見ることができる。

他にも、小瀧が女性陣に添い寝されたり、水の中に沈められたりと、美しい舞台ながら衝撃のシーンが続く。「ジャニーズWESTのメンバーは観に来る?」との質問には、「近々観に来てくれると言っていたので!成長したなって、言われたいですね」と笑顔を見せた。最後に小瀧は座長らしく、「日本初上演の作品ということで、僕もすごくプレッシャーを感じているんですけど、1ヶ月間みっちり作ってきたので、すごく自信があります。観に来られる方は是非、楽しみにいらしてください」と呼びかけ、会見は終了した。

『MORSE』ゲネプロ_6

猟奇殺人事件というサスペンスの中に、主人公の苦悩と一途な愛を忍ばせたピュアなラブストーリーを描きつつ、“いじめ”“同性愛”“離婚”という社会的な問題も内包する本作。深々と降りつもる雪の中、少年と少女孤独な魂が寄り添う姿に心が震える。生きることとは、愛とは、命とは―。

『MORSE-モールス―』は、2015年11月13日(金)から12月6日(日)まで東京・グローブ座にて、12月9日(水)から12月13日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて上演。

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