柚希礼音出演、世界初演ミュージカル!『プリンス・オブ・ブロードウェイ』に藤原紀香ら来場


2015年10月23日(金)、東京・東急シアターオーブにて、ワールドプレミア ミュージカル『プリンス・オブ・ブロードウェイ』が開幕した。当日は、世界初演を記念したレッドカーペットイベントも開催され、デーブ・スペクター夫妻、湖月わたる、花總まり、藤原紀香、演出家を手がけたハロルド・プリンス、そして本作のクリエイティブスタッフ陣が駆けつけた。

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柚希礼音『POB』公開ゲネプロ

本作は、ミュージカル史に残る名作を生み出し続けてきた“ミスター・ブロードウェイ”ハロルド・プリンスの生涯を、彼自身が手がけた作品の名曲や名シーンで綴るミュージカル・ショー。また、2015年5月に宝塚歌劇団を卒業した柚希礼音が、出演者唯一の日本人として抜擢されたことでも注目を集めている。

『POB』レッドカーペット

最初に登場したデーブは「今まで“中野ブロードウェイ”しか行ったことがないので、とてもワクワクしています。“オペラ座のガイジン”とか楽しみ。観終わったら“アニー豆腐”を食べたい」とデーブ節を炸裂しつつ、「ニューヨークでは、ハロルド・プリンスが歩いているだけで圧倒されますから。馴染みの歌をひとつのミュージカルにどうやって演出されているのか、想像つかなくてとても楽しみ」と語っていた。

湖月わたる『POB』レッドカーペット

続いて登場した湖月は「朝から興奮していたのですが、劇場に入って興奮度MAXです(笑)私が退団後初めて出させて頂いた『DAMN YANKEES くたばれ!ヤンキース』もハロルドさんの作品で、今回その楽曲を柚希礼音ちゃんが演じているということで、とっても楽しみです!」とガッツポーズ。

花總まり『POB』レッドカーペット

「世界初演の初日を観ることができると思うと鳥肌が立つ気持ちです。ハロルドさんの作品は、ミュージカルをやる者にとって観たことがないものはないぐらいの作品ばかりですから」と語ったのは花總。自身が演じてみたい役は?と問われると、「素敵な役ばかりでどの役も演じてみたいのですが…いつか、『エビータ』に挑戦させて頂ける日が来たらいいなと願って、日々精進したいと思います」と微笑んだ。

『POB』ハロルド・プリンス&藤原紀香

そして、プリンスとともに登場したのは藤原紀香。藤原は2010年と2012年にプリンス作品『キャバレー』(小池修一郎演出)にて主演を務めている。プリンスと念願の初対面を果たした藤原は「『キャバレー』は私にとって本当に思い入れのある作品で、ハロルドさんにお会いできて本当に感激です」と笑顔を見せた。プリンスは、藤原の印象について「英語で表現すると、“WAO!”。素晴らしい方だ。私も彼女の舞台を観てみたかった。いつの日か是非」とコメント。藤原は「そんなお言葉が聞けるなんて。是非またやりたいです」と目を輝かせた。

ハロルド・プリンス『POB』レッドカーペット

世界初演に向けて、プリンスは「日本での仕事は、素晴らしい体験でエキサイトしている。日本の皆さんが、こうあるべきだという理想に向かい精進される姿に感銘を受けた。本作では、ミュージカルの歴史を10人で表現することができるのだというところをお見せしたい」と、メッセージを送った。

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『POB』公開ゲネプロ

開幕の直前に最後の通し稽古が公開され、ついにその全貌を現した本作。ミュージカル・ショーと称されていたが、名曲が披露されるだけでなく、それぞれの作品の楽曲に伴う場面が次々に登場し、ミュージカルならではの醍醐味が存分に味わえる仕上がりとなっていた。さらに、市村正親の声を借りたプリンス自身の言葉が劇中モノローグとして歴史を繋ぎ、当時の様子を今に伝える。共同演出・振付を手がけたスーザン・ストローマンが「柚希が2幕で素晴らしいバレエを踊る」と明かしていたが、その言葉どおり作中では様々な姿を見せる。また新しい柚希の魅力を目にすることができそうだ。

『POB』公開ゲネプロ

現在、東急シアターオーブにて上演中のワールドプレミア ミュージカル『プリンス・オブ・ブロードウェイ』は、11月22日(日)まで同劇場にて上演。その後、11月28日(土)から12月10日(木)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演される。

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