「天国の髙瀬氏に役者としての成長を見せる」舞台『滝沢家の内乱』8月開幕


2015年8月26日(水)より、加藤健一事務所 第94回公演『滝沢家の内乱』が、東京・下北沢 本多劇場にて上演される。本作は「南総里見八犬伝」の作者として有名な滝沢馬琴の日記をもとにして作られた舞台だ。2011年の初演時は、頑固一徹な馬琴に負けず、前向きに奮闘する息子の嫁・お路の姿が多くの女性客の共感を呼び、多くの観客から再演を望まれた名作である。

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物語の舞台は文政十年。「南総里見八犬伝」執筆中の馬琴。そして息子・宗伯のもとに嫁いできたお路。高名な先生のお家と安心しきっていたお路だったが、そこはとんでもない家だった!一癖も二癖もある滝沢家の人々とのしっちゃかめっちゃかな毎日の中で、当初は読み書きもできなかったお路が、目を患った馬琴に文字を教わりながら「八犬伝」を脱稿へと導く…。

滝沢家の内乱

キャストは前公演と同様、滝沢馬琴役に加藤健一、お路役に加藤忍、宗伯役に風間杜夫(声のみ)、お百役に高畑淳子(声のみ)となっている。

なお、本作の演出を務める予定だった髙瀬久男が今年6月1日に急逝し、これを受け、加藤健一が演出を代行することとなった。このことについて加藤は「髙瀬氏の演出意図をしっかりと踏襲し、4年間での役者としての成長ぶりを天国の髙瀬氏にお見せ出来ればという思いでがんばる」と、髙瀬久男追悼公演ともなる本作の意気込みを語った。

滝沢家の内乱

加藤健一事務所 第94回公演『滝沢家の内乱』は、2015年8月26日(水)から8月30日まで、東京・下北沢 本多劇場にて上演される。

撮影:石川純

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