元PASSPO☆奥仲麻琴は「おっさん臭い!?」舞台『フライングパイレーツ』開幕


今年1月にアイドルグループPASSPO☆を卒業した奥仲麻琴の初主演舞台『フライングパイレーツ~ネバーランド漂流記~』が、2015年4月29日(水)から5月4日(月)まで、東京・新宿村LIVEで上演される。開幕を目前に控えた28日(水)、同会場で奥仲、かでなれおん、神野千奈、太田希望はじめ、26名の若手女優による公開ゲネプロが行われた。

独占動画:元PASSPO☆奥仲麻琴が女優宣言!『フライングパイレーツ』

テーマは「夢見る少女の何が悪い」。主人公の高校生・水野曜(奥仲)は、幼い頃に出会ったピーターパンと再会することを夢見ている。ふとしたことから友人たちとネバーランドに迷い込むが、そこはおとぎ話に描かれる夢の世界とは違い、キャプテンフック(かでな)によって薄汚れた経済大国に変えられてしまった世界だった。そのうえ、念願叶ってもう一度会えたピーターパン(神野)は、空を飛ぶことを忘れ、キャプテンフックにひれ伏すただのサラリーマンになっていた…。

『フライングパイレーツ~ネバーランド漂流記~』

『フライングパイレーツ~ネバーランド漂流記~』

『フライングパイレーツ~ネバーランド漂流記~』

舞台は、出演者全員揃っての歌と踊りの場面からスタート。いきなりエンディングかと思ってしまうほどの賑わいだが、それによって観客の気分も盛り上がり、一気に作品の世界に引き込まれる。大人になって夢を忘れ、心が擦れていく悲しさを物語の軸に置きながらも明るい気持ちで芝居を見続けられるのは、随所に歌や踊りが散りばめられていて、楽しい気分になれるから。舞台の上で軽やかに跳んで、跳ねて、踊る奥仲の姿に思わず親しみを感じてしまうのも、この作品の魅力の一つだろう。

『フライングパイレーツ~ネバーランド漂流記~』

ゲネプロ終了直後、作・演出を担当する貞方祥に直撃してみた。『フライングパイレーツ』はこれまでに2回上演されてきて、2014年にはチケットが5分で完売となるなど大好評だった作品。今回の主役に抜擢した奥仲について聞いてみると「これまでのおしとやかな曜とは違い、奥仲の曜は、可愛くてコミカルで、少しおてんばな女の子に仕上がった」と、満足気な表情を見せつつ「稽古場ではおっさん臭いのに」と、小柄で可愛らしい奥仲の外見からは想像できない意外な一面を明かした。そして、「全体的にも衣装や舞台装置をスケールアップしました」と、自信を見せた。

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舞台『フライングパイレーツ~ネバーランド漂流記~』は、2015年4月29日(水)から5月4日(月)まで、東京・新宿村LIVEで上演。全10公演。

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