篠井英介、深沢敦、大谷亮介が女を描き続けるシリーズ、第6作『ス・ワ・ン』上演


男三人組による女形ユニット「3軒茶屋婦人会」が、第6作目となる『ス・ワ・ン』を東京・本多劇場にて2015年7月3日(金)より上演する。10代のチアガール、40歳を超えた「どこにでもいそうなおばさん」、80歳の老婆などを演じて観客を魅惑の世界へと誘ってきた彼らが、今度は女たち(!?)の真剣勝負を繰り広げる。

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「3軒茶屋婦人会」は、NHK連続テレビ小説「まれ」に出演中の篠井英介、東京サンシャインボーイズ・花組芝居の旗揚げに参加した深沢敦、ドラマ「相棒」(TV朝日系)等に出演した大谷亮介の3人が2003年に結成。初演の『ヴァニティーズ』以降、常に「三人芝居」と「女形」にこだわり続けてきた。第4作『紅姉妹〜べにしまい〜』(2011年)では着物姿を披露。舞台上で着付けを行い、その手際の良さで拍手喝采を浴びた。前作『ブライダル』(2013年)では、結婚と仕事、友情の狭間で揺れ動く30代後半の独身女性の心情をリアルに表現して、観客を魅了。男だからこそわかる女性の中に眠る魅力を取り出して表現し、女優では演じることのできない「女」の領域を構築してきた。

『ス・ワ・ン』は、違う時代、違う場所に生きる三人の女たちの3つの物語。信じる、騙す、騙される、けれど信じる…。そんな女の性(さが)を浮き彫りにして、何の脈略のないような3つの物語が不思議な繋がりをみせていく。

作・演出を手がけるのは、「3軒茶屋婦人会」にとって「第4の婦人」といえるG2。1987年に升毅、生瀬勝久、古田新太らが出演した演劇ユニット『売名行為』で舞台演出デビューして以来、空間ビジュアルの美しさ、物語と音楽の絶妙なバランス、心地よい余韻が残る人物の情念を丁寧に描き出し、高い評価を受けてきた。5月6日(水・祝)から東京・日生劇場にて上演される名作『嵐が丘』の脚本・演出も担当している。

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女はいつも優雅な顔をしてもがいている。篠井、深沢、大谷が今度はどんな女像を描き出すのか。『ス・ワ・ン』は、2015年7月3日(金)~7月12日(日)より本多劇場にて、7月18日、19日(土・日)に大阪・近鉄アート館にて上演される。

チケットぴあ
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