ティム・バートンが予言!?EXILE橘ケンチ主演『ドン・ドラキュラ』開幕


手塚治虫の隠れた名作と言われている『ドン・ドラキュラ』。今回、EXILEのパフォーマーとして、また役者としても活躍著しい橘ケンチを主演に迎え、2015年4月9日(木)よりAiiA 2.5 Theater Tokyoにて初めて上演されることとなった。初日直前に行われた囲み会見には、橘ケンチ(EXILE)、原田夏希、神田愛莉、池田鉄洋、脚本・演出の徳尾浩司が登場した。

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「稽古の段階から皆さんと試行錯誤しながら作ってきたので、初日から成功の予感しかしません」と自信を見せる橘。徳尾は「(橘とは)脚本づくりの段階から一緒に作ってきた」と明かした。この日の橘のいでたちは、赤いマントに金髪、そして、よく見ると目にも赤いカラコン!橘が「いい意味でイメージを覆したかった」と言うにふさわしく、新しい“ドラキュラ”像を提示している。

橘ケンチ『ドン・ドラキュラ』

あまりのハマりっぷりに、報道陣に“ドラキュラっぽいと言われないか?”と問われると、「以前、ティム・バートン監督と対談させていただいた時に、僕を配役するなら『ヴァンパイア役だね』と言われました」と告白。その半年後ぐらいにこの話が舞い込んだため、ティムの言葉は予言となったようだ。「この作品の映像を、是非ティムに送りたい」と語る橘だった。

舞台の見どころについて、原田は「濃いキャラクターの中で、私は普通の人間なので一番お客さんの立場に近い存在です。そういう気持ちで観ていただけたら」、子役の神田は「シリアスなシーンとコメディのメリハリをつけて演じたいなと思っているので、そういうところを見てもらいたいです。最後は、親子愛を伝えられたらいいなと思っています」としっかりと答えた。そんな神田の様子に、初めての父親役となる橘は「よくできた子だ…」と役を超えて親バカモードに。

橘ケンチ、神田愛莉『ドン・ドラキュラ』

池田によると、「観たことのないケンチさんがいっぱい観られると思います。意外だったんですけど、だいぶドジですよね」とのこと。劇中にはダンスも盛り込まれているが、橘は「ドラキュラと聞いて、コンテンポラリーダンスをイメージした」とのこと。モダンダンスの第一人者である近藤良平に協力してもらい、今回のダンスを作り上げたという。

『ドン・ドラキュラ』

「手塚治虫先生の名作ということで、舞台化させてもらえることを光栄に思います。原作に敬意を払いつつ、新たなエンターテインメントとしてこの座組みで、感動や思いを伝えられたらいいと思います」と締めくくる橘。コメディでありながら、スタイリッシュさと愛をいっぱい含んだ本作。大いに笑って、ほろりと泣いて、そのギャップを楽しんでほしい。『ドン・ドラキュラ』は、2015年4月9日(木)から4月14日(火)までAiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演される。

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