ミュージカルの巨匠が語る『イントゥ・ザ・ウッズ』の見どころとは?


ディズニーの最新ミュージカル映画『イントゥ・ザ・ウッズ』が2015年3月14日(土)から公開されている。本作は『レ・ミゼラブル』などを超える、今世紀の実写ミュージカル映画でNO.1のオープニング記録を樹立した。今回、ブロードウェイ・ミュージカルでも作詞・作曲を務めたスティーヴン・ソンドハイムと、『シカゴ』でアカデミー賞6部門受賞を成し遂げたミュージカル映画の巨匠、ロブ・マーシャルから本作をより楽しむためのコメントが届けられたので紹介しよう。

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ミュージカル映画である本作は、力強い音楽が物語を進めていく。その力強さの秘密をソンドハイムは「私が何より大事にしたのは、キャストにとにかく楽しんでもらうこと。意気揚々と楽しく歌っているといった雰囲気は、聴く人にも伝わって来るものだし、実際みんな心から楽しんでいた様子だったよ。40人編成のフルオーケストラをバックに歌うわけだから、自然とテンションも上がる。それが本番ならではといった、録音セッションの醍醐味だね」と語る。

壮大なスケールで作りこまれた本作の音楽の中でも、マーシャルはメリル・ストリープの歌の素晴らしさを非常に気に入っているらしく、最も好きな曲は何かという質問に「メリル・ストリープが歌う“このまま私と(Stay With Me)”。今まで耳にしたことがないような、予想をはるかに凌ぐ彼女のパフォーマンスには、圧倒されましたよ。他にも、彼女の“最後の真夜中(Last Midnight)”でメリルが披露する圧倒的な声量には、度肝を抜かれるでしょう。演技だけでなく、歌も上手いのは皆が知るところとは言え、これほどまでとは誰も想像していないはずです。史上最高の作曲家ソンドハイムの名曲を、当代屈指の名女優が歌うのは、まるで華麗な花火でも見ているかのようにエキサイティングでしたよ」と熱くコメント。ちなみに、この“最後の真夜中(Last Midnight)”が披露されるのは、映画のクライマックス。願いを叶えた魔女が、どんな“その後”を迎えるのかを同時に目撃して欲しい。

「おとぎ話の世界を舞台にしながらも、現実に根ざした真実味のある物語になっているというのが、この作品の興味深いところですね。『めでたし めでたし』の“その後”に、思わぬ結末が待ち受けているという意味では、かなりダークな部分もあるとは言え、みんなで力を合わせれば、どんな苦難も乗り越えられるという、希望に満ちたメッセージも込められているのです」とマーシャルが語れば、ソンドハイムも「ただ淡々と物語が進んで行くといったわけじゃなく、観客の興味をそそるジョークや謎が随所に散りばめられているんだ。魔女がどんな結末を迎えるのかドキドキしたり、パン屋夫妻の単純さや赤ずきんの食い意地深さやジャックの愚かさに思わず笑ってしまったりと、大いに楽しめる内容になっていると思うよ」と、音楽だけではなく、映画ならではの演出による笑いどころも見逃せないとアピールしている。

観る者に“本当の幸せとは何か?”を問いかける映画『イントゥ・ザ・ウッズ』は14日(土)より全国公開中。

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