膨大な台詞に大空祐飛「闘いでした」舞台『死と乙女』公開ゲネプロ


シューベルトの名曲「死と乙女」をモチーフに、アリエル・ドーフマンがチリで1991年に発表した同名戯曲『死と乙女』が、密度の高い台詞術と巧みな構成力で高い評価を得ている若手劇作家・谷賢一の演出によって新しい命を吹き込まれ、2015年3月19日(木)から東京・日比谷シアタークリエにて上演される。初日を目前にして、主演の大空祐飛風間杜夫、そして演出家の谷が公開ゲネプロの前に姿をあらわした。

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本作は独裁政権が崩壊した後の南米のとある国を舞台に、言葉と言葉がぶつかり合うような激しい展開を見せる三人芝居。1992年5月にブロードウェイで上演され、当時主演を務めたグレン・クローズ(海外ドラマ『ダメージ』)がトニー賞最優秀女優賞を受賞、また、ロマン・ボランスキー監督により1994年には映画化もされている。(出演:シガニー・ウィーヴァーほか)日本で初演されたのは1994年3月、PARCO劇場にて上演されている。(出演:石田えり、萩原流行、宝田明)今回の上演では、大空、風間と共に豊原功補が出演する。

マスコミ向けの挨拶で、大空は「とても素敵な脚本と巡り合えたことは嬉しいのですが…お稽古中は本当に苦しくて、膨大なセリフと難しいシーンとの闘いでした」と思わず本音。一方風間は「ほぼ一か月、デリケートに、緻密にお芝居を作り上げていきました。その成果を本日からお見せできます。満足できるものとなっていると思います」と胸を張った。非常に大変な稽古の末、本日の初演を迎えたキャストとスタッフ。ぜひその成果を劇場で確認してほしい。

舞台『死と乙女』は、2015年3月19日(木)から3月28日(土)まで、東京・日比谷シアタークリエにて上演される。

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