今年の演劇界の話題をさらった大人の新感線『ラストフラワーズ』いよいよオンエア!!


大人計画と劇団☆新感線の夢のコラボレーション!松尾スズキの脚本をいのうえひでのりが演出し、両劇団の人気俳優が勢ぞろいという、ぜいたく極まりない舞台が、いよいよWOWOWでオンエア!
今、演劇界で最も勢いのある二つの劇団、大人計画と劇団☆新感線がまさかのコラボレーションを果たしたステージを放送する。ほぼ同時代に小劇場を出発点とした両劇団だが、独自色が濃く作品の志向性がまったく正反対なだけに、この組み合わせは誰も予想しえなかったであろう演劇界の“事件”といえる。そもそも、大人計画主宰の松尾スズキが劇団☆新感線主宰・いのうえひでのりに冗談まじりに提案したことが発端という。

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ラストフラワーズ

―タッグを組まれるまで、お互いの劇団にどんなイメージをお持ちでしたか?

いのうえ「大人計画はいろいろアンダーグラウンドなニュアンスもありますが、基本は人を面白がらせる事がベースにあって、そこはね共通していると思った。僕らは、エンターテインメントよりは大衆演劇的な所を目指しているのに対して、大人計画は演劇、アートだなっていうところはあります」
松尾「新感線は歌って踊って殺陣が出来るっていう、それを差し引いた物が我々だなと」
いのうえ「でも、大人計画も皆わりと歌って踊れたりするんですよ。リズム感良かったりして、いやホントに」
松尾「始まった時点ではそうでもなかったですね。長期間でなんとか帳尻を合わせてきました」

松尾の書き下ろし脚本をいのうえが演出したのだが、松尾の作品を本人以外が演出するのは今回が初めて。いのうえが、どのような手腕で松尾ワールドを自身のカラーに染めていったのか注目が集まる。

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いのうえひでのり、松尾スズキ

また、両劇団の人気俳優が勢ぞろい。

古田新太阿部サダヲ橋本じゅん皆川猿時の4名に共演の感想を聞いた。

古田「こんなにもストレスが無いのかなぁと。いろんな劇団やプロデュース公演とかで、何かしらストレス感じるんですけど、なんか無いですね」
阿部「通し稽古がすごく早かったです。二週間くらいで形になって。それから改めて思うのが、お二人(古田、橋本)がタフだな~ってすっごい思います」
橋本「本当に毎日飽きない、楽しすぎる。こんなんでいいのかよってよく思いますね、ありがたい」
皆川「いや~あの~、鏡前が新感線の方々はちゃんと綺麗にしている。僕の隣は粟根さんですけど…」
阿部「皆川さん、どんどん寄せていってない?」
この対談の模様は、オンエアでたっぷりお楽しみを。

ラストフラワーズ

そして、両劇団の間をつなぐのが唯一のゲスト・小池栄子。さらに、音楽には東京スカパラダイスオーケストラが初参戦。加えて、劇団☆新感線の音楽を手掛けている岡崎司も参加している。あらゆる面において豪華版の“お祭り”は、もはや注目点しか見当たらない必見のステージだ。

ラストフラワーズ

12月6日(土)20:00 WOWOWライブ
大人の新感線『ラストフラワーズ』
作・出演:松尾スズキ(大人計画)
演出:いのうえひでのり(劇団☆新感線)
出演:古田新太 阿部サダヲ 小池栄子/橋本じゅん 宮藤官九郎 高田聖子 皆川猿時 粟根まこと 村杉蝉之介 河野まさと 荒川良々 山本カナコ 平岩紙 保坂エマ 星野源 村木仁  ほか

ラストフラワーズ

【お知らせ】
WOWOW presents 「勝手に演劇大賞2014」開催中!
皆様の投票で、2014年最も輝いていた作品・演出家・俳優が選出されます。さらに今年は、トニー賞生中継など、ミュージカル作品番組への、皆様の熱い視線とご好評を受けて、作品賞に「ミュージカル部門」を新設!各部門への皆様の投票をお待ちしております!!
~勝手に演劇大賞2014~募集要項
■対象: 2014年1月~12月までに上演された作品
■募集各賞:作品賞「ミュージカル部門」「ストレートプレイ部門」/男優賞/女優賞/演出家賞
■募集サイト:WEBサイト https://www.wowow.co.jp/engeki
■募集期間:2014年12月26日(金)まで

Photo:田中亜紀

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