「1回の稽古でこのクオリティ!」山本耕史『メンフィス』に自信アリ!!


2010年のトニー賞では最優秀作品賞を含む4冠を果たした注目のミュージカル『メンフィス』が、2015年1月、ついに日本初公演を迎える。これに先駆けて11月18日(火)東京・赤坂BLITZにて製作発表が行われ、主演を務める山本耕史をはじめ、濱田めぐみ、ジェロ、JAY’ED、吉原光夫らがファンの前に登場し、迫力ある歌声を披露した。

『メンフィス』のようなトニー賞受賞作品は、実は多数日本上陸しているんです。あなたは何作品ごぞんじですか?

山本が演じるヒューイ・カルフーンは、音楽を通じてアメリカ南部の人種差別に風穴を開けた実在するDJデューイ・フィリップスをモデルにしたキャラクター。そんなヒューイが恋に落ちる黒人歌手のフェリシア・ファレル役を濱田が、フェリシアの兄デルレイ役をジェロが、そしてデルレイが経営する黒人専用ナイトクラブの従業員ゲーターをJAY’EDが演じる。また、吉原はヒューイがDJデビューを果たすラジオ局のスタッフ、ボビー役を務める。

山本によると、製作発表で歌唱を披露するまでに行われた稽古はなんと1回のみ。「1回でこのクオリティですから(笑)稽古で何百回もやったらどうなるんでしょうか!?」と、本番への自信をのぞかせた。また、ブロードウェイでヒューイ役を演じていたアダム・パスカルと山本とは、本作のほかにミュージカル『RENT』出演者という共通点がある。(アダムはロジャー役、山本はマーク役)そんなアダムとの交流について山本は「アダムとはちょくちょくメールのやり取りをしているんです。でもこの間、アダムのメールアドレスが乗っ取られたらしくて…偽アダム・パスカルからの詐欺メールが届いたんですよ!」と、驚きのエピソードも明かされた。また「日本が好きみたいなので、無理だとは思うけど来日して見に来てくれたら嬉しい」と願っている山本だった。

一方、前日にミュージカル『レ・ミゼラブル』の製作発表に姿を現していた吉原は、同作のジャン・バルジャン&ジャベールとはかなり違う役柄を演じることについて「役については(山本)耕史さんがおっしゃったように、まだ1回しか稽古をしていないのでそんなに深く掘り下げることができていないのですが…。昨日から今日、世界観がかなり違うところに来ているので、自分がなじんでいないかもと思います(笑)。これまでにミュージカル『サイド・ショウ』のジェイク役やミュージカル『シアター・アクト~天使にラブソングを~』のマフィアのボス、カーティス役など黒人役を演じることが何度かあるのですが、いつも日本人が黒人を演じるということの難しさを感じながら臨んでいます」とコメント。実力・経験ともに豊富な吉原も本作へのプレッシャーを感じているようだが、山本が言うようにたった1回の稽古でも迫力ある歌唱を披露できる5人なので、来年の公演に大きな期待ができそうだ。

ちなみに『サイド・ショウ』はこの冬、ブロードウェイでも上演されます。こちらからチェックしてみてください!

ミュージカル『メンフィス』は、東京・赤坂ACTシアターにて2015年1月30日(金)から2月10日(火)まで、福岡・キャナルシティ劇場では2月20日(金)から22日(日)まで上演される。

※ミュージカル『メンフィス』製作発表時のセットリストは以下のとおり(後日、動画配信予定)
・アンダーグラウンド(ジェロ)
・ミュージック・オブ・マイ・ソウル(山本耕史)
・祈ろう(山本耕史、JEY’ED、吉原光夫)
・ビッグ・ラブ(吉原光夫)
・愛し続けるだけ(濱田めぐみ)
・スティール・ユア・ロックンロール(山本耕史、濱田めぐみ、ジェロ、JAY’ED、吉原光夫)

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