高杉真宙と藤野涼子で『ロミオとジュリエット』演出は蜷川幸雄の演出助手を務めてきた井上尊晶


高杉真宙、藤野涼子を迎え、舞台『ロミオとジュリエット』の上演が決定した。演出は、故・蜷川幸雄氏の演出助手・演出補として、氏の手掛けるシェイクスピア劇を一番間近で体感してきた井上尊晶が手掛ける。

初のシェイクスピア劇挑戦となる高杉は「若さゆえの葛藤と愚直さが愛おしく、僕も僕自身がどのように演じるのか楽しみ」と意気込みを語った。藤野も「ジュリエットの純粋で情熱的にロミオへの愛する気持ちを、自分が持っているものに重ねて演じられたら」とコメントを寄せた。

併せて公開されたメインビジュアルは、《ヒビ》 が特徴的な作品を生み出す現代アーティストのAKI山(AKIY)による作品とのコラボレーションとなっている。

シェイクスピアがこの作品を執筆していたといわれている1590年代のロンドンでは、致死率が非常に高いペストと呼ばれる感染症が流行し、人々は不自由な生活を強いられていた。2020年のコロナ禍の対策で劇場が閉鎖されたように、シェイクスピアの時代も劇場が封鎖されたという。そのような時代にシェイクスピアがこの作品に託した夢とは?今だからこそ、シェイクスピアの思いを紐解けるかもしれない。

舞台『ロミオとジュリエット』は、9月から10月にかけて、東京・有楽町よみうりホール、大阪・森ノ宮ピロティホール、富山・富山県民会館、愛知・東海市芸術劇場、福岡・キャナルシティ劇場、仙台・電力ホールにて上演される。

コメント紹介

高杉真宙:ロミオ役

この度、舞台『ロミオとジュリエット』にて、ロミオ役を演じさせて頂くことになりました。様々な方たちが演じてきた、様々な方たちが知っている物語。若さゆえの葛藤と愚直さが愛おしく、僕も僕自身がどのように演じるのか楽しみです。藤野さんと一緒に真っ直ぐ、未来を見たロミオとジュリエットを知っていきたいと思います。

藤野涼子:ジュリエット役

出演が決まったと聞いた時、あまりにも嬉しくて、大きな声を出してしまい、周りの人がびっくりしていました(笑)。14歳のジュリエットの純粋で情熱的にロミオを愛する気持ちを、自分が持っているものに重ねて演じられたらと思っています。シェイクスピアはすごく難しそうなイメージがあると思いますが、今の自分たちの悩みなどがそのまま台詞として出ていてリンクすることもあり、お客様は、この作品を通して共感できる部分や自分の体験を重ねるものがたくさんあるのではと思っています。演出の井上さんともロミオ役の高杉さんとも初めてお仕事をさせて頂きます。スチール撮影で初めてお二人とお会いしてお二人ともやわらかな雰囲気で、心を通わせることができそうだなと今から稽古が楽しみです。

井上尊晶:演出

演劇は、開演したら誰にも止めることができない。ヤジが飛ぼうが、石が飛んでこようが…役者たちは、全てを曝して突っ走らなければならない―――これは、ロミオとジュリエットそのものの姿じゃないか。ならば、僕らスタッフ、高杉くんと藤野さんとで、このシェイクスピアの言葉を全身全霊で劇場に起ち上がらせ、千人の観客の眼差しに耐え得る作品にしなければと考えています。

劇場で、お待ちしています。「世界はすべて一つの舞台、人はみな役者にすぎぬ」(W・シェイクスピア)

AKI山(AKIY):画

私が作品に込める《ヒビ》とは全ての物事の始まりであり、一人一人が覗き込むことのできる無限の可能性のきっかけです。私の役割とは、そんな可能性を受け取ってもらうための新しい日々を作っていくことだと想います。私の作品、コンセプトともに、今回の宣伝ビジュアルを作成される際に気に入っていただき大変光栄に思います。

『ロミオとジュリエット』公演情報

【出演】
高杉真宙、藤野涼子 ほか

2023年9月~10月
【東京公演】有楽町よみうりホール
【大阪公演】森ノ宮ピロティホール
【富山公演】富山県民会館
【愛知公演】東海市芸術劇場
【福岡公演】キャナルシティ劇場
【仙台公演】電力ホール

【作】ウィリアム・シェイクスピア
【翻訳】松岡和子
【演出】井上尊晶
【画】AKI山(AKIY)

あらすじ

ヴェローナにはキャピュレット家とモンタギュー家という敵対する名家があった。 モンタギュー家のロミオ(高杉真宙)は、キャピュレット家の仮面舞踏会に友人のマキューシオ、ベンヴォーリオとともにしぶしぶ忍び込む。そこでジュリエットの従兄弟であるティボルトに見つかり、ティボルトの敵対心の強さから一触即発となるがキャピュレット卿になだめられ、その場は収まった。舞踏会で偶然、キャピュレットの令嬢であるジュリエット(藤野涼子)と出会ったロミオ。二人は、お互いに何者かを知らぬまま、出会った瞬間に恋におちるが、すぐにお互いが敵同士の家であることを知る。ジュリエットへの熱い想いに駆り立てられその場を立ち去りがたいロミオは、舞踏会の後、キャピュレット家に忍び込み、偶然、ジュリエットの部屋のバルコニー下に辿り着く。バルコニーではジュリエットがひとりでロミオへの愛を語り、恋した相手が敵の家の者であることを嘆いていた。それを聞いたロミオはたまらずに彼女の前に姿を現し、二人は愛を誓い合う。

ロミオからこの恋の相談を受けたロレンス神父は、二人の恋に両家の不和を終わらせる希望の光があるのではと考え、手助けをすることを決める。 ロレンス神父のもと、二人だけの結婚式を挙げたロミオは、その帰り道ティボルトと出くわす。ロミオは、血縁関係となったティボルトとのいさかいを避けようとするが、その場にいたマキューシオは、ロミオのそんな煮え切らない態度に苛立ちながら、ティボルトと喧嘩となる。そこで・・・。

公式サイト

【公式サイト】https://2023-romeoandjuliet.com
【公式Twitter】@2023RandJ







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高杉真宙と藤野涼子で『ロミオとジュリエット』演出は蜷川幸雄の演出助手を務めてきた井上尊晶
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