珠城りょう、宝塚退団後の初主演舞台は『マヌエラ』実力と美貌を武器に生き抜いたダンサーの物語


2023年1月に東京・大阪にて、舞台『マヌエラ』の上演が決定した。本作は、第二次世界大戦直前で“上海の薔薇”と呼ばれた実在の日本人ダンサー・マヌエラの愛と激動の半生を、音楽×ダンス×芝居で描く作品。主演を務めるのは、2021年8月に宝塚歌劇団を退団した珠城りょう。珠城は、本作が退団後の初主演舞台となる。

『マヌエラ』は、1999年1月に天海祐希主演で上演された作品。TVドラマ『金曜日の妻たちへ』『男女7人夏物語』『29歳のクリスマス』、大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』など、数々の名作TVドラマ・映画のシナリオを手掛けた鎌田敏夫が、ストレートプレイとして書き下ろした。

今回は、これを俳優としても活躍する千葉哲也が演出。これまでに200作品を越えるオリジナル・ミュージカルの作曲を手掛けてきた玉麻尚一が音楽、本間憲一が振付し、23年前に誕生した作品を「DANCE ACT=音楽とダンスと芝居が融合するエンターテインメント」としてリニューアルする。

珠城が演じるマヌエラ=永末妙子は、SKDで将来を期待されながらも上海に駆け落ちし、生きていくためにダンスホールの踊り子となった女性。そこで、かつてムーラン・ルージュのスターであったパスコラに見いだされ、国籍不明で美貌の一流スターダンサー“マヌエラ”が誕生する。

時は第二次世界大戦前夜。日本海軍士官として上海に滞在する和田海軍中尉と惹かれ合いつつ、反発するふたり。妙子が街中で出会った、追われる青年チェンやクラブに出入りする怪しい貿易商の村岡など、マヌエラを取り巻く人々も時代の波の中でうごめきながら、それぞれが確かに上海に生きていて・・・。

和田海軍中尉役には『魔界転生』で舞台初挑戦となった渡辺大、パスコラ役には本格的な舞台初出演となるお笑いコンビ「パックンマックン」のパックン、チェン役には宮崎秋人、村岡部長役には宮川浩が決定している。

PARCO PRODUCE 2023『マヌエラ』は、2023年1月15日(日)から1月23日(月)まで東京・東京建物Brillia HALL、1月28日(土)・1月29日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。

チケットは、東京公演が10月15日(土)、大阪公演が12月25日(日)からスタート。

コメント紹介

◆鎌田敏夫(脚本)

ダンス・ダンス・ダンス。

これは、踊ることで多くの人を魅了した、実在の日本人女性の物語です。彼女の生きた上海は、ニュ-ヨ-クの摩天楼にも匹敵する大都会でした。富と貧困、売春、殺人、麻薬、上海にはないものはない、そう言われていた時代でした。
その上海で、マヌエラは.踊ることで人々を魅了したのです。踊りは、心にあるものを肉体の動きで相手にぶっつけていく。ダンスを通して自由を求めた。それが、ミス・マヌエラの物語です。

◆千葉哲也(演出)

『マヌエラ』は1999年にストレートプレイとして上演されました。
そして今回は、音楽?ダンス?劇として蘇ります。初めましてのキャスト&スタッフ。何よりストレートプレイ以外で初めての演出。初めてばかりで緊張感漲ると言いたいところですが、何と言っても、素晴らしいキャスト&スタッフ!初めてづくしが逆に心地よささえ感じております。いつだって物作りは初めてづくし・・・。気取らず、飾らず、いつも通りの稽古場の雰囲気で『マヌエラ』が素敵に立ち上がることを信じております。

◆珠城りょう
この度、『マヌエラ』で主演を務めさせていただくことになりました。
この1999年初演の作品をどの様に現代に落とし込んでいくのか、そして第二次世界大戦直前のしかも上海という特殊な場所で一人生き抜いた、「マヌエラ」と呼ばれる強くて美しい女性の生き様をどう描くか、演出の千葉哲也さんや共演者の皆様と一緒に私も楽しみながら作っていきたいです。最高の作品を皆様にお届け出来ます様、心を込めて努めて参りたいと思っております。

◆渡辺大

約20年前の大作に参加させていただくことになり、ドキドキしながらもワクワクしております。
去年初めて舞台に立たせていただき、またこのような機会をいただけたことに感謝です。
当時の上海は激動の時代で、昔、舞台で『上海バンスキング』を見たのがとても印象に残っています。
混沌とした世の中で生きる、むきだしの人間味がこの時代、この作品の魅力だと思います。
珠城りょうさんとは初共演で、これから稽古を積んで一緒に素敵な作品に仕上げていきたいと思います。
たくさんの人に見ていただけるようにがんばります。

◆パックン(パックンマックン)

父がアマチュア劇団の演出家だった僕は、物心がついた時から演劇に浸っていました。6歳の初舞台から20年後に、プロ俳優になる夢を胸に日本の芸能界に挑戦した。それから25年間はほぼ演劇なし。お笑い芸人やコメンテーターなどの長い「寄り道」を歩んできましたが今回、本拠地に戻るチャンスに恵まれ、心から感謝しています。役は非常に難しいが、マヌエラの美しいストーリーと深いメッセージをみんなに届けることができたら幸いです。

◆宮崎秋人

どこの国の人間か。そう問いかけられたら自分は「日本人です」と何も考えずに答えるでしょう。でも、ちゃんとした理由もなく「ただそうだからそう。だって国籍が」というだけ。
上海のフランス租界が舞台となるこの作品では、自分が何者であるかということを考えさせられる作品でした。
戦争というと戦地のことや、政治のことにフォーカスして考えてしまいますが、この作品はそんな時代に生きる人々の夢、恋、矜持が軸に描かれていると思います。
未体験の挑戦も待っているこの作品に全力を尽くします。

◆宮川浩

村岡部長という役どころ、久しぶりの和もの、和名で、本当ならドキドキワクワクなのですが、背景には戦争、阿片等々・・・。この『マヌエラ』の台本を読んでまず感じたことは、頭で理解するものではないなと。実際に動き演じながら妙子(マヌエラ)の思いや強さ、自分を含め登場人物の居方、人物像、世界観がわかっていくのだろうなと。そういう意味で、稽古、本番が楽しみでなりません。戦時下の上海という町の陰と陽、光と影の中で、妙子(マヌエラ)の信念と生きる力と愛を感じ取ってもらえたらと思います。

PARCO PRODUCE 2023『マヌエラ』公演情報

上演スケジュール・チケット

【東京公演】2023年1月15日(日)~1月23日(月) 東京建物Brillia HALL
【大阪公演】2023年1月28日(土)・1月29日(日) 森ノ宮ピロティホール

<チケット販売スケジュール>
【一般発売日】
東京公演:2022年10月15日(土)~
大阪公演:2022年12月25日(日)~

スタッフ・キャスト

【脚本】鎌田敏夫
【演出】千葉哲也
【音楽】玉麻尚一
【振付】本間憲一

【出演】
珠城りょう 渡辺大 パックン(パックンマックン) 宮崎秋人 宮川浩
岡田亮輔 齋藤かなこ

ほか

公式サイト

【公式サイト】https://stage.parco.jp/program/manuela






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