正門良規が若き日のゴッホに!『ヴィンセント・イン・ブリクストン』上演決定


2022年10月から11月にかけて東京、大阪で、演出家・森新太郎、主演・正門良規の初タッグによる舞台『ヴィンセント・イン・ブリクストン』が上演されることが分かった。

本作は、ニコラス・ライトによる画家になる以前の若きゴッホを描いた戯曲。2002年にロンドンのナショナル・シアターにて初演を迎え、翌年ローレンス・オリヴィエ賞を受賞、トニー賞最優秀演劇作品賞にもノミネートした。日本では2003年に『若き日のゴッホ~ヴィンセント・イン・ブリクストン~』というタイトルで尾上菊之助・桃井かおり主演で上演され話題を博した。

演出を務めるのは、21年上演舞台『ジュリアス・シーザー』・今年2月上演舞台『冬のライオン』の演出で第47回菊田一夫演劇賞を受賞した森新太郎。所属する演劇集団「円」や自身主宰の「モナカ興業」での活動にとどまらず古典から現代劇、ミュージカルまで幅広く手掛けている。

狂気の画家になるその前、1人の青年だった若き日のヴィンセント・ファン・ゴッホを演じるのは、昨年の舞台『染、色』で舞台初単独主演を果たし、今年2月には自身初のソロコンサートを成功、この夏にはNHK特集ドラマ『アイドル』の放送も控えている、関西ジャニーズJr.のユニット“Aぇ! group”の正門良規。ドラマにも多く出演する関西ジャニーズJr.きっての演技派と評される正門は「沢山の方々が演じてこられ、ファンも多いこの作品にゴッホとして参加できる事がとても幸せです」と役に対する熱い思いを語っている。

共演には、ドラマや映画で主演を務めるなど多ジャンルで活躍が目覚ましい夏子、映像にとどまらず舞台にもコンスタントに出演し、活躍の幅を広げている富田健太郎、20年のドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』をはじめ話題作に多く出演する佐藤玲、そして数多くの映像作品に出演し、近年は舞台を中心に活躍するベテラン・七瀬なつみらが名を連ねる。

物語の舞台となるのは未亡人のアーシュラ(七瀬なつみ)が営むブリクストンにある下宿屋。そこに20歳の青年ヴィンセント(正門良規)が空き部屋の貼り紙を見たと訪ねてくるが、実のところヴィンセントは家から出てくる美しい娘・ユージェニー(夏子)に惹かれこの下宿屋に部屋を借りに来ていた。何も知らないアーシュラは、ヴィンセントに部屋を貸すことを決める。ほどなくして先に下宿していた画家志望のサム(富田健太郎)とヴィンセントが口論となり、それをきっかけに娘のユージェニーが下宿をする目的だと知ったアーシュラは、ヴィンセントに部屋を貸せないと話すが… というストーリーが紡がれる。

誰もが知る画家の仮説の物語となる本作は、自分の居場所を見失っているヴィンセントが出逢い、心を通わせるアーシュラとの恋の行方、彼を取り巻く人々の思惑は.などもろくて激しい人間ドラマを描き出していく。

『ヴィンセント・イン・ブリクストン』は、2022年10月1日(土)から10月22日(土)に東京グローブ座、10月26日(水)から11月3日(木・祝)に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演を予定している。

コメント

◆正門良規

この度、主演を務めさせて頂きますAぇ! groupの正門良規です。
沢山の方々が演じてこられ、ファンも多いこの作品にゴッホとして参加できる事がとても幸せです。そして演出家の森新太郎さんとご一緒できるのが夢のようです。まだまだ分からない事だらけですが、知らないからこそ全力でぶつかっていけると思っています。この作品に出会えた事を誇りに初めて観て頂く方、そしてこの物語のファンの方にも感動して頂けるよう懸命に向き合いたいと思います。
皆さま是非、劇場に足を運んでください。

◆七瀬なつみ

互いに惹かれていることを自覚しつつも、弾き合う男と女。
二人の間に働いている力って何なのでしょう。ガラスのように脆く、炎のように激しいこの恋の物語が一体どんなものなのか、自分自身で体感しながら探していきたいです。10年ぶりにご一緒する森新太郎さん、初めてお会いする正門良規さんとそれを見つけていけることを、心から楽しみにしております。

◆森新太郎 (演出家)

6年前、平幹二朗さんの主演で『クレシダ』というお芝居を演出しました。エリザベス朝時代の女形俳優たちの物語で、アー ティストの孤独や欲望、そして愉悦がユーモアたっぷりに描かれた傑作戯曲でした。その時に翻訳の芦沢みどりさんから「作者 のニコラス・ライトにはもうひとつ代表作があるのよ」と手渡されたのが、今回の『ヴィンセント・イン・ブリクストン』です。これもまたアーティストの内面に深く迫った人間ドラマです。主人公は、画家になることを決意する前の若き日のゴッホ。彼は自分と同じく居場所を見失っている年の離れた未亡人アーシュラと出逢い、心を通わせます。真っ暗闇な世界の片隅に、煌々と青白く灯る愛の物語。正門良規くん、七瀬なつみさんと共にそれを静かに繊細に紡いでいけたらと思います。どうぞご期待下さい。

『ヴィンセント・イン・ブリクストン』公演情報

上演スケジュール

【東京公演】2022年10月1日(土)~10月22日(土) 東京グローブ座
【大阪公演】2022年10月26日(水)~11月3日(木・祝) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

スタッフ・キャスト

【作】ニコラス・ライト
【翻訳】芦沢みどり
【演出】森新太郎

【出演】正門良規(Aぇ! Group/関西ジャニーズ Jr.)、夏子、富田健太郎、佐藤玲、七瀬なつみ ほか

公式サイト

https://www.vincent-in-brixton.jp

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