石丸さち子×鈴木勝吾×東映S-IST Stage『ひりひりとひとり』千秋楽でライブ配信決定


2022年6月10日(金)に東京・よみうり大手町ホールにて開幕したS-IST Stage『ひりひりとひとり』の千秋楽日に、ライブ配信の実施が決定した。対象となるのは、6月19日(日)の12:30公演と17:00公演(千秋楽公演)。

「S-IST Stage(エスイストステージ)」は、ミュージカル『Color of Life』(作・演出)、ミュージカル『マタ・ハリ』(翻訳・演出)、ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』(演出)などで知られる石丸さち子の作・演出作品を、東映がプロデュースする企画。主演は鈴木勝吾が務める。本来は2020年に上演予定だったが、中止となっており、2年の時を経て待望の上演を迎えた。

石丸と鈴木が共に「生み出したい」と模索し、「演劇だから出来ること」を問いただす中で生まれたのは、ある“俳優”の物語。人が他人と、自分と、世界と向き合い、求め合うむき出しの感情や決意を、詩と歌と音楽家・森大輔の生演奏を交えながら濃密な会話劇として作り上げた。

今回、どうしても劇場に来られない方や遠方にお住まいの方など、観劇が叶わない方と「どうにかして、つながりたい」と、配信を決定したという。ぜひ、この機会をお見逃しなく。

S-IST Stage『ひりひりとひとり』は、6月19日(日)まで東京・よみうり大手町ホールにて上演。上演時間は約約2時間30分(休憩15分含)を予定。ライブ配信は、チケットぴあ「PIA LIVE STREAM」とイープラス「Streaming +」にて実施。6月26日(日)23:59までアーカイブ配信あり。

PIA LIVE STREAM

鈴木勝吾、企画協力で感じたもの作りの原点『ひりひりとひとり』インタビュー

S-IST Stage『ひりひりとひとり』公演情報

上演スケジュール・チケット

2022年6月10日(金)~6月19日(日) よみうり大手町ホール

スタッフ・キャスト

【作・演出】石丸さち子
【音楽・演奏】森大輔

【出演】
鈴木勝吾 梅津瑞樹 牧浦乙葵 百名ヒロキ 周本絵梨香 塚本幸男

アフタートークイベント

6月13日(月)18:30
出演:鈴木勝吾、周本絵梨香、石丸さち子
6月14日(火)14:00
出演:鈴木勝吾、梅津瑞樹、塚本幸男
6月15日(水)14:00
出演:鈴木勝吾、牧浦乙葵、森大輔、石丸さち子
6月15日(水)18:30
出演:鈴木勝吾、百名ヒロキ、周本絵梨香、石丸さち子
6月16日(木)14:00
出演:梅津瑞樹、百名ヒロキ、塚本幸男、石丸さち子
6月17日(金)18:30
出演:鈴木勝吾、梅津瑞樹、牧浦乙葵

あらすじ

ひとりの俳優をめぐる物語。
ひとは向き合う、自分に、他人に、世界に。
ひとは向き合う、過去に、未来に、今に。
たくさんのひとりが、ひりひりと今日を重ねていく。世界はまだ見ぬ明日へ。
工藤春男は、父の家庭内暴力、それを苦に家族を捨てる母といった、
愛情に恵まれない家庭に育った。
思春期には、烈しい統合失調の症状とともに暮らしていたが、
家を出ること、詩を書くこと、演劇と出会うことで、心は落ち着きを見せ、
持ち前の表現力や独創性が評価されはじめていた。
所属する劇団の公演、チェーホフの「かもめ」でトレープレフをキャスティングされた春男は、
いつものように稽古をし、いつものように仲間と時を過ごしていたが、
実家で父が孤独死したという報せがはいる。
父という、自分の記憶からすでに消していた深い憎悪の対象の死を、
どうして受け容れればよいかわからない春男。
心はどんどん過去に遡り、思春期に自分で生み出した珍妙な別人格二人が現れる。
耳の中に始終聞こえていた雑音はボリュームを増し、やがて新たな幻覚まで登場して・・・。
春男が突然稽古を休んだ日、恋人でもある伊達夏子は、心落ち着かぬまま稽古場にいた。
W キャストでトレープレフをキャスティングされた親友の玉木賢は、
芝居の最中に突然、台詞がしゃべれなくなり、
夏子の胸に生まれた「ざわざわ」は止まらない。
東京に戻ってきた「ちりちり」した春男と、なんとかつながろうとする夏子と賢。
春男はやがて、二人とともに、生まれ育った街に向け「ひりひり」した旅に出る。
どこか遠いところで幻聴のように鳴り続ける音楽とともに。
それは三人それぞれが、自分と向き合う旅でもあった……。
六人の俳優と一人の音楽家が絡み合い、
ひりひりとした物語を軽妙な笑いと、軽やかな身体、豊かな音楽とともに語っていく。

【公演特設サイト】https://www.s-ist-stage.com






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