舞台『千と千尋の神隠し』開幕!橋本環奈・上白石萌音らを鈴木敏夫Pが「原作リスペクト感じた」


舞台『千と千尋の神隠し』の開幕記念会見が2022年3月3日(木)に東京・帝国劇場で行われ、出演者より橋本環奈、上白石萌音、夏木マリ、朴璐美、おばたのお兄さんが登壇した。

舞台『千と千尋の神隠し』開幕!橋本環奈・上白石萌音らを鈴木敏夫Pが「原作リスペクト感じた」

本作は、2001年に上映された宮崎駿監督による大ヒット映画を、ミュージカル『レ・ミゼラブル』オリジナル版の潤色・演出を担当したことでも知られるジョン・ケアードが舞台化したもの。主人公の千尋役を、橋本と上白石がWキャストで演じる。2月28日(月)からプレビュー公演を実施し、3月1日(水)に本公演が開幕している。

舞台『千と千尋の神隠し』開幕!橋本環奈・上白石萌音らを鈴木敏夫Pが「原作リスペクト感じた」

舞台では、50体以上のパペットと、総勢32名のキャストによる身体表現によって、作品の世界観を丁寧に再現。また、ステージ中央には、高さ5mもの湯屋「油屋」がそびえ立ち、360度回転しながらさまざまな表情を見せる。さらに、音楽はオーケストラの生演奏で奏でられ、「千と千尋の神隠し」の世界に入り込んだかのような没入感を味わうことができる。

舞台『千と千尋の神隠し』開幕!橋本環奈・上白石萌音らを鈴木敏夫Pが「原作リスペクト感じた」

すでに2日に初日公演を終えた橋本は、「この作品のお話をいただいた時から、幕が上がることを楽しみにしていてました。大変な日常の中で、ちゃんと幕が上がるのかという不安もたくさんありましたが、感染対策もしっかりしてくれて、今日という日を迎えられてすごく嬉しいなと思います。これからどんどん成長してもっといい舞台になったらと思っています」と意気込んだ。そして、大掛かりな舞台セットの中で演じた想いを「セットも壮大で、それを肌で感じることができて、千尋と同じ気持ちになって演じることができました」と話した。

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一方、この会見後に初日のステージに立つ上白石は「プレビュー公演、そして、昨日の初日よりもさらにさらにいいものをお届けするためにカンパニー一丸となって頑張っているところです。こんな時期に劇場に足を運んでくださる方々の気持ちに応えられるように、日々楽しく、丁寧にやっていきたいと思っています」と想いを込めた。

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「昨日、環奈ちゃんと一緒に初日を迎えた夏木です」と挨拶した夏木は、「7月まで続く舞台なので、日々ブラッシュアップしていきたいと思います。ジョン・ケアードが決して諦めないので、毎日毎日、直しがあります。毎日毎日、いいものになっていくと思いますので、出演者は力を合わせてやっていきたいと思います」とコメント。

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「プレビュー公演では、(本来は湯婆婆としてカオナシに)吐かれる側なんだけど、自分がカオナシの気持ちで吐くかと思った」と笑いながら明かした朴は、改めて公演への思いを「スタッフ、キャスト一同、熱いハートを持って、物作りに真摯な人たちに囲まれた幸せな現場に立たせてもらっています。心を一つにして、湯屋一同心を揃えて、皆さんをお迎えできるように日々頑張っていきたいと思います」と語った。

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稽古中は、「全部が大変だった」というおばた。橋本も「千尋はステージをはけている時間がめちゃくちゃ短いんです。だから、全然休めない。それに、転んだり、ドジな一面があるので、ケガをしない転び方をするのも難しかった」と同意する。上白石も「千尋は運動量が半端なくて、『本当に無理です』ってところまで走らないといけない。倒れ込みそうになるところまで体を追い込む役」と説明。

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そして、「稽古場では常にマスクをしていて、しかもめちゃくちゃ密閉度の高いマスクだったので、何回か倒れるかと思いました。でも、高地トレーニングのように、マスクを外して舞台上で演じると稽古場よりも楽なんです。なので、今ではマスクに感謝しています」と話して、会場を驚かせた。

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それほどまでに大変な舞台だけに、上白石は「初めて通した日に1.5キロ(体重が)落ちていました」という。これは湯婆婆役にも共通するそうで、夏木も「(1回の公演で)800グラム痩せた。すごく汗をかくから。1幕も2幕もびっしょり」とその過酷さを明かした。

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なお、本作を観劇したスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーのコメントをおばたが代読。「お世辞なしに本当におもしろかったです。とにかくジョンの演出とキャストの皆さんが素晴らしくて、原作へのリスペクトが感じられて嬉しかったです。印象的なシーンを言い出したらきりがありませんが、キャスト大勢が出てくるシーンはどのシーンも観ていて気持ちが高揚しましたし、千尋とカオナシが電車に乗って行くシーンは実は観るまで少し心配だったのですが、非常にうまくできていると感動しました。映画の公開から20年が経っていることを考えるとキャストの方々の中には当時まだ生まれたばかりだった方もいて、幼い頃に映画『千と千尋の神隠し』をご覧になっている方もいる。その経験が舞台の迫力に繋がっているような気がして感慨深いです。皆さんがんばってください!」と、寄せられたメッセージを地声で読み上げた。

これを聞いた橋本は「認められたのがすごく嬉しい」と喜び、上白石も「作品の素晴らしさに支えられて助けられることもあれば、やっぱりその素晴らしさを壁に感じることもあって、本当にドキドキしていたので、鈴木さんにそう言っていただけてホッとしています」と笑顔を見せた。

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舞台『千と千尋の神隠し』は、以下の日程で上演。上演時間は、一幕1時間25分、休憩25分、二幕1時間10分の計3時間を予定。

(取材・文・会見写真/嶋田真己)

舞台『千と千尋の神隠し』公演情報

上演スケジュール

【東京公演】2022年3月2日(水)~3月29日(火) 帝国劇場
※プレビュー公演2月28日(月)・3月1日(火)
【大阪公演】2022年4月13日(水)~4月24日(日) 梅田芸術劇場メインホール
【福岡公演】2022年5月1日(日)~5月28日(土) 博多座
【北海道公演】2022年6月6日(月)~6月12日(日) 札幌文化芸術劇場hitaru
【名古屋公演】2022年6月22日(水)~7月4日(月) 御園座

スタッフ・キャスト

【原作】宮﨑駿
【翻案・演出】ジョン・ケアード
【共同翻案】今井麻緒子

【出演】
千尋(Wキャスト):橋本環奈・上白石萌音
ハク(Wキャスト):醍醐虎汰朗・三浦宏規
カオナシ(Wキャスト):菅原小春・辻本知彦
リン(Wキャスト):咲妃みゆ・妃海風
釜爺(Wキャスト):田口トモロヲ・橋本さとし
湯婆婆/銭婆(Wキャスト):夏木マリ・朴璐美
兄役/千尋の父:大澄賢也
父役:吉村直
青蛙:おばたのお兄さん

ほか

【公式サイト】https://www.tohostage.com/spirited_away/index.html

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