つかこうへい十三回忌は味方良介、新内眞衣らで『新・熱海殺人事件ラストスプリング』

演劇

2022年3月末より、つかこうへい十三回忌特別公演『新・熱海殺人事件ラストスプリング』の上演が決定した。

2010年7月10日につかこうへいがこの世を旅立ってから、12年の時が流れた。紀伊國屋ホール58年の歴史の中で、最も上演回数の多い作品であるつかこうへいの『熱海殺人事件』は、1973年に発表され、翌年1974年に岸田戯曲賞を授賞。後に映画化されるなど、日本の演劇史上プロアマ問わず最も上演され続け、その回数は推定8,500ステージにのぼる。日本の演劇史に燦然と輝く金字塔だ。

つかこうへい十三回忌は味方良介、新内眞衣らで『新・熱海殺人事件ラストスプリング』

つかこうへい十三回忌を迎える今年も、木村伝兵衛部長刑事役を演じるのは味方良介。見方は、2017年から2021年にかけても同役を演じている。ヒロイン・水野朋子婦人警官役には今春乃木坂46を卒業する新内眞衣に決定。

つかこうへい十三回忌は味方良介、新内眞衣らで『新・熱海殺人事件ラストスプリング』

決定にあたり味方は「伝統ある紀伊國屋ホールで、5 度目の木村伝兵衛とは自分自身も驚きです。この機会にもう一度この作品に真正面から向き合って僕らの熱海殺人事件を作り上げます」、新内は「昨年経験した『熱海殺人事件』をもう一度演じられるなんて、夢のようです。しっかり水野朋子を生きたいと思います！」とコメントを寄せている。

そして、東京警視庁に転任して来る熊田留吉刑事役には高橋龍輝。つかこうへい作品を経験している高橋だが、『熱海殺人事件』への初挑戦はこれが初めて。犯人・大山金太郎役は一色洋平が務める。

演出は、つかこうへい没後の2011年から12年に渡り紀伊國屋ホールでの『熱海殺人事件』をプロデュースし続けている岡村俊一があたる。

つかこうへい十三回忌特別公演『新・熱海殺人事件ラストスプリング』は、3月31日（木）から4月3日（日）まで東京・紀伊國屋ホールにて上演される。チケットは3月12日（土）より一般発売開始。