ロック☆オペラ『ザ・パンデモニアム・ロック・ショー』開幕!中山優馬「やっとこの日が来た!」


2021年9月18日(土)東京・日本青年館ホールにてロック オペラ『ザ・パンデモニアム・ロック・ショー』が開幕する。初日前にはゲネプロと囲み会見が行われ、キャストより中山優馬桜井玲香、水田航生、玉置成実、浜中文一、クリエイターより森雪之丞、河原雅彦、亀田誠治が登壇して意気込みを語った。

本作は昭和の音楽界を舞台に、友情を分かち、恋に導かれ、激動の時代を生き抜く若者たちを描きだす、パワフルでノスタルジックな“ロック☆オペラ”。作・作詞・楽曲プロデュースを森雪之丞が手掛け、河原雅彦が演出を、亀田誠治が公演音楽を全曲書き下ろしている。

コメント紹介

◆森雪之丞(作・作詞・楽曲)
――初日を迎えて
オリジナルミュージカルの立ち上げは、今作で5作目になります。ブロードウェイではャロル・キングの半生を描いた『ビューティフル』、フォー・シーズンズの経歴を基にした『ジャージー・ボーイズ』など音楽の史実に基づいた作品が評判を得ています。日本でも、そういったミュージカルが作れたらと思い今作に挑みました。

昭和の時代、ビートルズが初来日した時に僕は中学1年生で、世間の騒ぎっぷりから校長先生に「武道館へ行くな」と言われたほどでした。そんなエピソードも物語には入っています。
 
あの頃から日本の音楽がロックへと加速していき、それとともに時代の流れが押し寄せてきました。その中で、一人のロック少年が夢と現実の間で揺れ動くそんな物語を作りたい、と本作が生まれました。

今回、亀田誠二さんをお招きし、僕たちの血となり肉となっている先輩方のロックを“亀田の音楽”として作り上げていただきました。かっこいいです。どうぞ、お楽しみに。

――衣装を着たキャストの印象
優馬はハンサム系ですね。あの時代には、新入社員でもこれくらい髪を伸ばしている、厚底を履いた人がいましたが、それでもなかなかルックスやスタイルに自信がない人はできない格好でした。

一方、航生の衣装ですが 実は僕はこんな格好をしていたんです。あんまりルックスが良くない人間が着ると、ただ小汚いだけになってしまうのですが、航生は似合っていますし、僕もこういう綺麗な男に生まれたかったと思いました(笑)。

◆亀田誠治(音楽)
――初日を迎えて
3年ほど前に、森さんより史実に基づいた群像劇を作りたいというお話とともに「亀ちゃん、とにかく腕を振るってよ!」という一番ハードルの高いオーダーをいただき、脚本を読みながら、楽しくたくさんの楽曲を手掛けました。

稽古が始まって、キャストの皆さんが僕の作ったメロディを歌って踊ってくれた時には、リモートで拝見していたにもかかわらず「これだ!」とPCの前で涙を流したこともありました。エンターテイメント、音楽、演劇の力で皆さんのことを元気にできるのではないかと思っています。この作品にかかわれて、光栄でした。

――初めて舞台音楽を作ってみて
普段、音楽を作る時は、良かれと思ったものを自分から提案・提供していくことを心掛けているのですが、今回の舞台音楽でも同じようなスタイルで行うことができました。

ただ、50代半ばにして初めてミュージカルの音楽を担当させていただいたことは、ゼロから自動車免許を取るつもりで教習所に行ったのに、いきなり路上に出て運転させられるようなスリリングな体験でした(笑)

キャストの皆さんが歌うことで、ミュージカルの音楽として完成し「ありがとう」の気持ちでいっぱいです。最高の景色を見せていただけました。この作品にかかわれたことに感謝いたします。

◆河原雅彦(演出)
――初日を迎えて
いつも通り、いい演出をつけています(笑)。プライドを持ってここに立っているので、いい初日になるようにがんばります。よろしくお願いいたします。

――稽古場でのエピソード
稽古場ではマスクをしたまま激しく歌ったり踊ったりしていたので、大変ではありました。キャスト同士は、お互いのマスクを取った姿に慣れていかなければならないですね。

◆中山優馬
――初日を迎えて
やっとこの日が来たか!という気持ちです。稽古を重ねるにつれ、早くこの舞台を皆さんにお届けしたいいう思いが強くなっていきました。今こうして皆さんの前に立てることが本当に嬉しいです。この作品を上演している時間は、皆さんを取り巻く苦しい状況や不安をぬぐいされるよう、一生懸命がんばっていきたいです。

――見どころや意気込みなど
初めてお話をいただいたときは、クリエイター陣の豪華さにびっくりしました。毎日の稽古の中で、河原さんの演出によって作品が日々進化していくのを目の当たりし、こんなにパワーを持った作品だったのかと感じています。

昭和の時代を知っている方は「懐かしい!」と感じていただけると思いますし、僕らの世代の方は「こんなに魅力的な時代があったのか」と新しい発見があるのではないでしょうか?愛すべきキャラクターがたくさん出てきますし、こんな時代だからこそ、何もかも忘れて、大いに笑って楽しんでいただければ幸いです。

◆桜井玲香
話も展開が盛りだくさんで面白いですし、音楽も素晴らしい曲ばかりで、どこを見たらいいのか分からなくなるくらい魅力あふれる作品です。早く皆さんに見ていただきたいです。

◆水田航生
この格好が今日から世間に広まっていくドキドキとワクワクが・・・!衣装を着ることで、自分が昭和の時代にタイムスリップしたような気持になれて、よりこの世界にめり込むことができました。

来ていただいた方も舞台を見て、昭和のロックを吸収して、明るい気持ちになっていただけると思います。初日を迎えられることに感謝しつつ、最後まで駆け抜けるように、日々向上していきたいと思います。

◆玉置成実
今回、森さん、亀田さん、河原さんという大尊敬している皆様とご一緒できること、また新たなオリジナルミュージカルを一から作り上げられることを光栄に思っています。

キャストの皆様も個性豊かで、それらがぶつかり合うようなパワフルな舞台になっていると思います。応援をよろしくお願いいたします。

◆浜中文一
人気絶頂グループのボーカル、そして後半ではアイドルデュオのマネージャーを演じます。皆で楽しんではしゃいで作り上げた作品です。ぜひ楽しみにしていただければと思います。

舞台は1966年、ザ・ビートルズの来日に日本中が沸いていた日本。中学生の楠瀬涼(中山優馬)は隣に越してきた“お姉さん”荒木三枝子(玉置成実)にROCKを教わり、次第に夢中になっていく。

そして20歳になった涼は山下勝也(水田航生)、岡島大樹(汐崎アイル)、伊丹俊介(小松利昌)、真柳満(山岸門人)とロックバンドを結成し、若者から熱狂的な支持を受けるように。そんな中で、姉妹アイドルデュオとして活動する及川真実(桜井玲香)と出会い、互いに惹かれ合っていく。だが夢のような日々は、1980年12月8日、ジョン・レノンの射殺を契機にボロボロと崩れ落ち・・・。

本作の見どころ・聞きどころとなるのは、タイトルの通り、昭和に新しい風を吹き込んだ革命的な音楽“ ROCK”。河原の演出、森と亀田の詞や音楽、そして中山らキャストの全身全霊の歌声が、どこか懐かしさがありつつも、令和を生きる観客の心を震わせるものとなっている。

学生服を着た、隣のお姉さんにドギマギしてしまう“男子”から、”一人前の男”としてバンドグループを結成する涼の成長を違和感なく演じ分ける中山の姿は、思わず感情移入して笑い、時に涙してしまう。

また、涼が思いを寄せる真実を演じる桜井も、ギャグからシリアスまで幅広い表現力で舞台に立つとともに、安定した歌声を響かせていた。

夢と現実に揺れるエネルギッシュな若者の魂。ぜひ、その鼓膜を震わせながら客席で感じほしい。本作の上演時間は途中休憩20分を挟み、計2時間45分を予定している。

ロック☆オペラ『ザ・パンデモニアム・ロック・ショー』公演情報

スケジュール

【東京公演】2021年9月18日(土)~ 10月3日(日) 日本青年館ホール
【大阪公演】2021年10月8日(金)~ 10月11日(月) 森ノ宮ピロティホール

キャスト・スタッフ

【出演】中山優馬 桜井玲香 水田航生/汐崎アイル 小松利昌 山岸門人 野口かおる 大堀こういち/玉置成実 浜中文一ほか

【作・作詞・楽曲プロデュース】森雪之丞
【音楽】亀田誠治
【演出】河原雅彦

【公式サイト】https://pandemonium-rock.com/

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