柚希礼音、踊りまくり!3年ぶりを噛みしめるひと時・・・『REON JACK4』ゲネプロレポート


柚希礼音のソロコンサート『REON JACK4』が、2021年9月11日(土)に東京・TOKYO DOMEにて開幕した(北九州・大阪公演あり)。「REON JACK」は、柚希が2016年より続けているライフワーク的公演で、今回は3年ぶりの開催となる。本記事では、初日前日に行われた会見と公開ゲネプロの模様をレポートする。

「柚希礼音の“今”」を見せることをコンセプトに、バンドの生演奏に乗せ、様々なダンスのトップランナーたちを迎え、毎回ダンスショーとしても見応えたっぷりな『REON JACK』。

4回目となる今回も、バレエダンサーの上野水香(東京公演のみ出演)、宮尾俊太郎(北九州・大阪公演出演)、ストリートダンスのYOSHIE、アルゼンチンタンゴのクリスティアン・ロペス、そして演出振付を担当する大村俊介(SHUN)が参加し、柚希礼音と踊りまくる!

3年ぶりの開催に、柚希は「すごく楽しみです!コロナ禍でコンサートを行うのは初めてですが、今、世の中が大変な時で、皆さん緊張した毎日を過ごされていると思います。だからこそ、ほっとするコンサートにしたいと思っています」と喜びを語った。

第3弾は多彩な衣裳チェンジが目に楽しい内容になっていたが、今回は“1分、1秒でも長くファンの前に立っていたい!”と言わんばかりの構成に。「前回の『REON JACK3』が終わってから3年間、私は主にミュージカルを行っていたのですが、その間に(ダンサーの)皆さんは3年間ダンスを突き詰めていらっしゃったので、皆さん本当に素晴らしくて。私もこういう風になりたいなと・・・」と、“踊る”ことへの熱意を感じさせた。

また、今回『REON JACK』では初めて日替わりゲストを迎えることとなる。甲斐翔真、夢咲ねね、佐藤隆紀(LE VELVETS)、湖月わたる、東啓介、西川貴教と、がそれぞれ縁のアーティストたちが登場し、柚希と歌やダンスでコラボレーションするほか、関係値が垣間見える楽しいトークを繰り広げる。柚希も「できれば毎回観てほしいぐらいで、すごく素敵な舞台になると思います!」と楽しみにしている様子。

(以下、公開ゲネプロの模様をレポート)

照明が落ち、SHUN率いるダンサーたちが次々と舞台に現れる。そして、ステージ中央に吊り下げられた布の向こうに浮かび上がる、柚希のシルエット。その布が一気に振り落とされ、オープニングを彩る。舞台後方に設けられた大階段で、クリスティアン・ロペス、YOSHIE、上野、SHUN、そして柚希が一堂に会する姿は、まるでアベンジャーズのよう。いよいよ『REON JACK4』の始まりだ。

「REON JACK」シリーズで何度もカバーされている「TATOO」や、柚希の持ち曲である「アラートfeat. NAOTO」で、ダンサー陣と早くも踊りまくる柚希。そして、代表曲「REON JACK」で会場のテンションをさらに引き上げる。感染対策のため、観客には「無発声」が求められているが、ペンライトをコミュニケーションツールとして客席との一体感が生み出されていく。ちなみに、TDCのステージ初体験の柚希だが「3階席までよく見える!」とのこと。

注目のメインダンサーとのコラボダンスは、今回も多彩なラインナップが用意されている。特に、YOSHIEとのコラボ曲では、これまで柚希にはあまり馴染みがなかったストリートダンスを力強く、はつらつと踊り切った。

続いては、日替わりゲストのコーナーに。ゲネプロには夢咲ねねが登場(9月12日公演に出演)。宝塚時代の思い入れの深いあの曲をソロで歌い上げた。夢咲と言えば、言わずとしれた柚希の宝塚時代の相手役。

おそろいの衣裳で登場した柚希にときめきの表情を向ける夢咲の姿は、二人が宝塚を退団して6年が経っても変わらない。柚希の人柄が全面に出るほっこりトークと、二人の世界が広がるデュエットダンスは、改めて二人の絆の強さを感じさせるものになっていた。

日替わりゲストコーナーのあとは、新曲「PARTY!」。本公演に向け、柚希は「一緒に参加する気持ちになってもらいたい」と、事前に振付の動画なども公開していた。本番でも
公演グッズのペンライトや、シャンシャンと音の鳴るエッグシェイカーを使った振付講座がしっかり行われるので、ぜひ習得して一緒に盛り上がろう。

大盛りあがりしたあとは、しっとりした楽曲でダンサーとのコラボが続く。「REON JACK」には第2弾ぶりの出演となる上野とのコラボでは、東京オリンピック開会式でも注目を集めた辻本知彦の振付で、恋人たちの「逢いたい」という気持ちをストーリー仕立てにしたダンスを披露。この楽曲は、北九州・大阪公演では宮尾と踊るため、パートナーによってどのように変化して見えるのか、楽しみなところだ。

最後には「会えなくて“寂しい”というより、会いたいよ~!というポジティブな思いを込めて作詞した」という新曲「I miss you」を披露し、本編を締めくくった。さらに、アンコールには宝塚時代を思い出させるタキシード姿で登場。柚希は、最後の最後まで踊りまくり、「ファンと一緒に盛り上がれる」ことへの喜びを噛み締めていた。

『REON JACK 4』は、9月11日(土)・9月12日(日)に東京・TOKYO DOME CITY HALL、9月18日(土)・9月19日(日)に北九州・北九州芸術劇場 大ホール、9月23日(木)から9月26日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて開催。上演時間は約1時間45分を予定。

なお、本作ではライブ配信が行われることが決定した。対象となるのは、9月12日(日)17:00公演(アーカイブ配信はなし)。海外からの視聴も可能。対象地域はチケットぴあにてご確認を。

【ライブ配信】
2021年9月12日(日)17:00~(日替わりゲスト:夢咲ねね)
ライブ配信視聴券4,375円⇒GOTO適用価格3,500円
公演パンフレット付きライブ配信視聴券(枚数限定)6,875円⇒GOTO適用価格5,500円
※アーカイブなし
※チケット購入期限:開演30分後まで購入可能
※海外からも視聴可能

柚希礼音ソロコンサート『REON JACK4』公演情報

【東京公演】TOKYO DOME CITY HALL
2021年9月11日(土)12:00〜/17:00〜 日替わりゲスト:甲斐翔真
2021年9月12日(日)12:00〜/17:00〜 日替わりゲスト:夢咲ねね
2021年4月11日(日)12:30〜/18:00〜

【北九州公演】北九州芸術劇場 大ホール
2021年9月18日(土)17:00〜 日替わりゲスト:佐藤隆紀(LE VELVETS)
2021年9月19日(日)13:00〜 日替わりゲスト:佐藤隆紀(LE VELVETS)

【大阪公演】梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
2021年9月23日(木・祝)17:00〜 日替わりゲスト:湖月わたる
2021年9月24日(金)13:00〜 日替わりゲスト:湖月わたる
2021年9月25日(土)12:00〜、17:00~ 日替わりゲスト:東啓介
2021年9月26日(日)13:00〜 日替わりゲスト:西川貴教

【出演者】
柚希礼音/上野水香(東京公演)/宮尾俊太郎(北九州・大阪公演)
大村俊介(SHUN)/YOSHIE/クリスティアン・ロペス 他

<日替わりゲスト>※出演順
東京公演:甲斐翔真(9/11)、夢咲ねね(9/12)
北九州公演:佐藤隆紀(9/18,19)
大阪公演:湖月わたる(9/23,24)、東啓介(9/25)、西川貴教(9/26)



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