演劇プロデューサー、崖っぷちからの起死回生なるか?加藤健一事務所『THE SHOW MUST GO ON』


2021年9月に、加藤健一事務所が『THE SHOW MUST GO ON ~ショーマストゴーオン~』を上演する。本作(原題:『ROOM SERVICE』)は、ジョン・マーレイとアレン・ボレッツの作品。1937年にブロードウェイのコートシアターで初演され、当時61週500ステージを超える大ヒットを記録し、映画化も果たしている。

加藤健一事務所では1994年に『It’s SHOW TIME!』のタイトルで上演しており、27年ぶりの再演。演出は堤泰之(プラチナペーパーズ)が担当する。堤が加藤健一事務所で演出するのは、2018年に上演された『Out of Order~イカれてるぜ!~」以来。

出演は、加藤健一、新井康弘、辻親八、奥村洋治(ワンツーワークス)、林次樹(Pカンパニー)、土屋良太、伊原農(ハイリンド)、千葉健玖(Studio Life)、加藤忍、岡﨑加奈。

加藤健一事務所vol.110『THE SHOW MUST GO ON〜ショーマストゴーオン〜』は、9月1日(水)から9月12日(日)まで東京・本多劇場、9月18日(土)に京都・京都府立府民ホール“アルティ”にて上演される。

チケットの一般発売は、東京公演が7月18日(日)10:00から、京都公演が7月31日(土)10:00よりスタート。

あらすじ

ブロードウェイ、とある二流ホテルの一室。ここには演劇プロデューサーのゴードン・ミラー(加藤健一)が暮らしている。
彼の劇団は今、新人作家の脚本でもうすでに7週間も稽古を積んでいる芝居がある。芝居の出来は上々。いつ初日を迎えても良いくらいだけど、足りないものがあと一つ――そう、ショービジネスを成功させるために重要な多額の資金だ。
だがミラーの劇団は経済的に大ピンチ。今すぐスポンサーを見つけなければ、初日を迎えるどころか、このホテルから追い出されてしまう。だって、ミラーのツケで22人もの劇団員たちがこのホテルに内緒で飲み食い寝泊りしているのだから。
ホテルの支配人も黙っちゃいない。ぶ厚い請求書を突きつけて「支払えないなら出て行け!」とうるさくミラーにつきまとう。
そうとなったら残された道はただ一つ、いつものあの手、トンズラだっ!!
そう思ったその矢先、都会暮らしを始めようと田舎から出てきた新人作家がミラーを頼ってやってくる。
演出家と制作助手も荷物をまとめてミラーのもとへ転がり込んできた。
次から次へと降りかかる面倒な事件。なんてこった、一体いつになったら芝居は打てるのか?
「この芝居が当たったら、ちゃんと支払います。だからそれまで待って…。」
そこへまさに渡りに船、ついにスポンサーが現れた!だが、世の中そんな甘いワケがない!!
崖っぷちからの起死回生!?ミラーと劇団の運命やいかに!?



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