上田竜也、頂点に立ったロックスターの世界ツアー“最後の一週間”を描いた『Birdland』で主演に


2021年9月から10月にかけて上演されることが決定している、パルコ・プロデュース2021『Birdland』より、出演者などの詳細が発表された。本作は、ロックスターとして頂点に立った男のワールドツアー“最後の一週間”を描いた作品。演出は、パルコ・プロデュース作品初演出となる劇団ゴジゲン主宰の松居大悟が手掛け、主演はKAT-TUNの上田竜也が務める。

戯曲を書いたのは、日本でも2014年に上演された『夜中に犬に起こった奇妙な事件』でオリヴィエ賞・トニー賞を受賞した英国作家サイモン・スティーヴンス。本作は、2014年にキャリー・クラックネルの演出により、イギリス・ロイヤルコート劇場で世界初演された。

上田が演じるのは、富や名声によって変えられ、観衆に“スター”として消費されていくロックスター・ポール。近年、ホフェッシュ・シェクター率いる世界的ダンスカンパニーの『ポリティカル・マザー ザ・コレオグラファーズ・カット』日本初演(2019年)で、大衆を扇動するカリスマ(ロックスター)をノンバーバルな身体的なパフォーマンスで見事に体現した上田が、今回は台詞劇の中に存在するカリスマをどう魅せるのか、注目だ。

上田は、自身が演じる役について「誰もが認めるスターでありながら、自分で破壊しようとしていく様はあらゆる意味での“スターであること”が備わっていて、それ自体と戦っているようだ」とその印象を語っている。

共演には、安達祐実、玉置玲央(柿喰う客)、佐津川愛美、目次立樹(ゴジゲン)、池津祥子、岡田義徳が名を連ねた。なお、出演者は7名で20人近くの役を背負うこととなる。

パルコ・プロデュース2021『Birdland』は、9月9日(木)から10月3日(日)まで東京・PARCO劇場にて上演される。その後、愛知、京都、福岡を巡演する。

東京公演のチケットは、8月14日(土)より一般発売開始。

あらすじ

生きること、死ぬこと。覚えること、忘れられること。
消費すること、消費されること。
目の前の人、目に見えないたくさんの人。
ロックスターとして頂点に立った男・ポールのワールドツアー最後の1週間。

ロックスターのポールの世界ツアー最終週。彼は名声の頂点にいる。誰もが彼の名前を知っている。
望むものは何でも持っている。何でもやりたいことができる。何でも買うことができる。何でも食べることができる。
何でも飲むことが。何でも吸うことが。どこにだって行ける・・・。
世界ツアーの終わりが近づき、帰国が現実になると、ポールの中の音楽は騒ぎ始める。

コメント紹介

◆松居大悟(演出)
パルコ劇場で見た『ピローマン』の帰り道は、いまだに覚えている。母とスペイン坂を降りながら、シネマライズの向こうに広がる小さな夜空。「やばかったね」「ね」と会話にならない会話で駅までの時間をなんとなく埋めながら、埋まらない心のデコボコをなんとなくなでていた。そのザラついた衝撃を忘れられないまま僕は演劇を始めて、ゴーチ・ブラザーズに入って、いつか自分もパルコ劇場で舞台を・・・なんて思いながら、こうして今、発表の日を迎えた。
いろんなことがあった。こんな日は来ないと思っていた。やれるんだ、パルコ劇場で。どんなに悔しい傷を作品に刻みつけたって、悔しいことが確かにあったものだと気づくだけで。でもその傷を以って、誰かの傷に寄り添うことはできる。
サイモン・スティーヴンスの戯曲は、いつも体温の向こうにある心の温度まで感じるほど、人と人、を描いてくる。とくに今回の日本初上演作『Birdland』は、ロンドンで生まれたとは思えないぐらい、人の温もりから離れた今の日本でやるべきテーマだと思っています。座長の上田竜也さんからは、色気と繊細さ、嘘がつけない佇まいを感じていて、トム・ヨークなどをイメージして書かれた主役のポールをどう生きるのか楽しみです。20人近くの役を背負う7人のキャスト、自分にはもったいないぐらいのスタッフ、新パルコ劇場ではまだ若すぎるかもしれない座組みで無防備に挑みます。
あの日見た『ピローマン』に人生を変えられてしまったように、ザラついた景色をスペイン坂の帰り道に見せたいです。
この場を借りて、行儀の悪い自分にパルコ劇場での上演の機会をくださり、尽力してくださった皆さん、本当にありがとうございます。必ずや、面白い作品にします。
パルコ・プロデュース『Birdland』。
ぜひ劇場でご体感ください。

◆上田竜也
『Birdland』は、なかなかエグイ話もあるのですが、とても興味をそそられています。
ごく一部の限られた人しかなれないスター性を持っている人は、衝動的で、狂っていく様だったり、生きざまで魅力をバクハツさせていて、短くても凝縮された人生を送っている方が多いイメージがあります。僕が演じるポールも誰もが認めるスターでありながら、自分で破壊しようとしていく様はあらゆる意味での「スターであること」が備わっていて、それ自体と戦っている印象を受けています。
演出の松居大悟さんともお話しさせていただいて、自分の意見も伝えて話し合いながら創っていけそうで、とてもありがたいですし、松居さんをはじめ共演者の方々とは年が近い方も多く、どんな稽古場になるのか、今から楽しみです。
いま準備中なので、どんな作品をお届けできるかはこれからですが、観に来てくださる皆さんの約2時間に何かを残せる作品にしたいと思います。ぜひ、劇場でご覧ください。

パルコ・プロデュース2021『Birdland』公演情報

上演スケジュール

【東京公演】2021年9月9日(木)~10月3日(日) PARCO劇場
一般前売開始 2021年8月14日(土)
【愛知公演】2021年10月9日(土) 刈谷市総合文化センター
【京都公演】2021年10月15日(金)~18日(月) 京都劇場
【福岡公演】2021年10月30日(土)・10月31日(日) 久留米シティプラザ ザ・グランドホール

スタッフ・キャスト

【作】サイモン・スティーヴンス
【演出】松居大悟

【出演】
上田竜也
安達祐実 玉置玲央 佐津川愛美 目次立樹 池津祥子 岡田義徳

【公式サイト】https://stage.parco.jp/



チケットぴあ
最新情報をチェックしよう!
テキストのコピーはできません。