『滝沢歌舞伎ZERO 2021』開幕!青桜と青い衣裳に込めた「医療従事者への感謝とエール」


2年ぶりの劇場公演となる『滝沢歌舞伎ZERO 2021』のゲネプロ公開・初日前会見が、2021年4月7日(水)に東京・新橋演舞場にて行われ、Snow Manの岩本照、深澤辰哉、ラウール、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平、目黒蓮、宮舘涼太、佐久間大介が登壇した。

2020年には『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』として映画化され、興行収入20億円を超す大ヒットを記録した本作品。Snow Manにとっては、2020年1月のCDデビュー後、初めての劇場公演かつ、ホームグラウンドである新橋演舞場での公演となる。

演出を滝沢秀明、振り付けを五関晃一(A.B.C―Z)が引き続き担当するほか、今作では岩本も振付に初挑戦。さらに、次世代を担うジャニーズJr.のIMPACTorsの佐藤新、基俊介、鈴木大河、影山拓也、松井奏、横原悠毅、椿泰我が出演する。

ゲネプロでは、コロナ禍での公演となる今回の公演でも、お馴染みのアクロバット、腹筋太鼓、鼠小僧、そしてタイトルにもなっている歌舞伎と、エンターテインメント性に富んだステージを展開。歌とダンスとアクロバット、そして芝居で夢舞台を見せた。

『滝沢歌舞伎ZERO 2021』開幕!青桜と青い衣裳に込めた「医療従事者への感謝とエール」

会見では、まず始めに岩本が「この状況下の中、スタッフの皆さんがたくさん支えてくださって、無事に初日を迎えられることを楽しみにしています。実際にお客さんが入った状況は、今の想像をはるかに超える鳥肌ものだと思っているので、ゾクゾクするくらい楽しみにしています」と公演への思いを語った。

続いて、ラウールが「嬉しいという思いが強いです。本当に久しぶりなので。(ゲネプロで)カメラで撮影してくれているのもすごく嬉しい。とにかく嬉しいです!」と満面の笑顔を見せ、佐久間も「(劇中で披露される楽曲)『With Love』の歌詞もいいので、皆さんを前にして歌えるのが嬉しい」と喜んだ。

今回、オープニングでは青桜が舞い、メンバーが青い衣裳を着て登場するという演出がなされているが、これについて岩本は「今の状況で最前線で戦ってくださっている医療従事者の皆様への感謝とエールを込めて、『滝沢歌舞伎 ZERO The Movie』から青に変えさせていただきました」と説明。深澤は「今までピンクのイメージがありましたが、青というのは僕たちも気が引き締まり、新鮮な気持ちでやらせていただけてありがたいと思います」とコメントした。

また、本公演では、宮舘による「キューブフライング」も披露される。宮舘は「劇場に入る前までは練習時間は2時間くらいでしたが、劇場に入ってからは毎朝、キューブの練習をしているので、日々、レベルが上がっていければいいなと思います」と意気込んだ。

『滝沢歌舞伎ZERO 2021』開幕!青桜と青い衣裳に込めた「医療従事者への感謝とエール」

「滝沢歌舞伎」の場面での、阿部と佐久間による女形の舞いも見どころの一つ。阿部は「客席の皆さまをうっとりさせられればいいなと思います。ぜひ注目してください」とアピール。阿部とともに男形として舞いを踊る目黒は「(阿部も佐久間も)どっちもきれい。二人とも気持ちを寄せてお芝居できているので、楽しいです。すごくきれいな顔をしている」と絶賛していた。

恒例となっている「腹筋太鼓」については、佐久間が「必死です!」と声を張ってアピール。佐久間は「僕と向井と目黒は、メガ太鼓を担当しているのですが、3人でパネルが開く前にバチで叩き合って、気合いを入れてます。そこからは気合いだけなんで、終わった頃にはその時の記憶はないです」と明かして会場を驚かせた。

第1部のラストには今回も総使用量10トンの水が降る中でのダンスシーンも登場。大雨の中での激しいダンスシーンは目を見張るものがあるが、渡辺は「汗だくで体に熱が入っている状態なので、水を浴びた時にサウナ後の水風呂みたいな感覚です。終わった後は(身体が)整うんですよ」と余裕を見せ、向井も「水がよりダンスを激しくしてくれる。自分、踊ってるなって(感覚になる)」と語った。

さらに、今作では、岩本がIMPACTorsの楽曲の振付にも挑戦する。岩本は、「『Wildfire』という曲です。IMPACTorsは、(振付に)結構、苦戦していました。今までやったことがないジャンルだったんじゃないかなと思います。僕もメンバー以外につけるのは初だったので、新鮮な感じで、勉強させてもらいました」と思いを述べた。

会見の最後に、岩本は「舞台はお客さんがいて始まるものだと、明日の初日でみんなで感じられると思うので、1公演1公演を大切に、今のこのご時世の中だけど、エネルギーや笑顔の輪を広げていけるように、一丸となって一歩ずつ進んでいきたいと思います。楽しみに、お気をつけて足を運んでいただければ」とファンにメッセージを贈り、会見を締めくくった。

『滝沢歌舞伎ZERO 2021』は、4月8日(木)から5月16日(日)まで東京・新橋演舞場、6月2日(水)から6月27日(日)まで愛知・御園座で上演。

(取材・文・撮影/嶋田真己)

『滝沢歌舞伎ZERO 2021』公演情報

上演スケジュール

【東京公演】2021年4月8日(木)~5月16日(日) 新橋演舞場
【愛知公演】2021年6月2日(水)~6月27日(日) 御園座

スタッフ・キャスト

【出演】
<Snow Man>
岩本照
深澤辰哉
ラウール
渡辺翔太
向井康二
阿部亮平
目黒蓮
宮舘涼太
佐久間大介

<IMPACTors>
佐藤新
基俊介
鈴木大河
影山拓也
松井奏
横原悠毅
椿泰我

【Eternal Producer】ジャニー喜多川
【演出】滝沢秀明

【公式サイト】https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/takizawakabuki-zero-2021_enbujo/

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