高橋悠也×東映のシアタープロジェクトTXT第2弾は『ID』


高橋悠也×東映のシアタープロジェクト、TXT(テキスト)の第2弾公演として『ID』の上演が決定した。上演時期は2021年6月に東京、7月に大阪にて。

高橋悠也×東映のシアタープロジェクトTXT第2弾は『ID』

「TXT」とは、仮面ライダーシリーズの『仮面ライダーゼロワン』、『仮面ライダーエグゼイド』でメインライターを務めた高橋と東映が手を組み、新たなコラボレーション作品を生み出していくプロジェクト。第1弾として2019年6月にvol.1『SLANG』を上演している。

vol.2では、「私たちは、本当に自分の意志で生きているのだろうか?」と、『ID』をキーワードに高橋が改めて“生きること”を問い、新たな演劇作品を生み出す。出演者や公演詳細については近日発表されるとのこと。

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2019年6月20日(木)に東京・よみうり大手町ホールにて、TXT(テキスト)vol.1『SLANG(スラング)』が開幕した。本作は、『仮面ライダーエグゼイド』のメインライターなどで知られる高橋悠也と東映がタッグを組む新シアタープロジェクト[…]

イントロダクション

IDとは・・・
Identification。個体識別、利用者識別、およびそのための符号。アカウント。
あるいは、
Intelligent Design。ある知性によって生命や宇宙のシステムが設計されたとする思想。

世界は不可思議なデザインで溢れている。
六面体の結晶。幾何学的な原子配列。螺旋状の遺伝子。
まるで精密に計算された方程式に基づいてプログラムされたかのように。
彼らも然り。
とある委員会の極秘実験にて、意図的にデザインされた男女。
身長と体重が設計され、思考回路が組み込まれた。
人格や感情がコード化され、自在にインストール・デリートされる。
彼らはまるで人間のように社会に紛れ込んで生きる為に作られたアバターだった。
委員会の都合によって一方的に人格が書き換えられていく不条理な実験の中で、
彼らは狂おしくも美しく生きようとする。
彼らに与えられた存在意義とは何か?
いきすぎた科学の実験体か?
それとも己として生きる自由か?
いずれにせよ、彼らには社会で自由に生きるためのIDが存在しない。
ただ与えられ、試され、奪われる。
絶望的なルーチンを繰り返すだけだ。
自分を証明する術を持たないまま・・・。
自分らしく生きる意味を知らないまま・・・。
この世界は誰かに開発(デザイン)されている──。
私たちは、本当に自分の意志で生きているのだろうか?

コメント紹介

近年、特撮作品に関わっていることで縁が深い東映とのプロジェクト。
大変光栄なことに第2弾をやらせていただくことになりました。
2019年に上演した第一弾「SLANG」では、言葉というものをテーマに、《僕たちの世界には存在しない言葉》を舞台上で作り上げる試みに挑戦しました。
第二弾は『ID』です。
近年、人工知能をテーマに扱った『仮面ライダーゼロワン』に携わった経緯もあって、
新たな切り口からSFに挑みたいという思いのもと、本作を立案しました。
デジタルIDの爆発的普及によって、僕たちの個人情報も顔も指紋もデータになった近代。
はたして次は、僕たちの何がデータになっていくのか。
舞台は、自分が思い描く世界を限りなく100%に近い純度で表現できる貴重な場だと思っています。
まさに今の自分のIDともいえるような作品になりそうです。
そして何より、今回もとても魅力的で才能豊かなキャスト・スタッフが参加してくれることになりました。
一同、渾身の思いで、《僕たちの世界には存在しない何か》を舞台上で作り上げたいと思っています。
果たしてどんなものが出来上がるのか今から楽しみでなりません。
ぜひご期待ください。

【公演特設サイト】https://www.txt-theater.jp/

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