小林亮太、強い意気込み「前作超えたい!」舞台「鬼滅の刃」新作公演に向けて


2021年夏に、新作の上演が決定した舞台「鬼滅の刃」。この発表直後に「ジャンプフェスタ2021 ONLINE」内で行われたネルケプランニングのトークステージを振り返ってみよう。舞台「鬼滅の刃」ステージは2日間行われ、1日目(12月19日)には竈門炭治郎役の⼩林亮太、我妻善逸役の植田圭輔、嘴平伊之助役の佐藤祐吾、2日目(12月20日)には小林と佐藤のほか、竈門禰豆子役の髙石あかりが登壇した。

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まず、1日目。MCを務めた鎌苅健太の進行のもと、登場した小林、植田、佐藤。このメンバーの中で、意外にもジャンフェスのステージに立つのが初めてだった植田は、「31年生きてきて、ようやく初めてのジャンフェス参加です!いや~、嬉しいですね。憧れの場所だったので」と喜びを噛み締めた。

舞台「鬼滅の刃」の第1弾が上演されたのは、2020年1月。約1年前の映像を振り返りながら、「今は密になれない時期ですけど、あの公演の頃は心が密だったというか・・・本当にみんなで助け合ってやっていたなというのが、なんかすごく思い出されて・・・」と語った小林。話しながら、その目はみるみるうちに潤んでいった。

その様子を見た植田が「自分たちで言うことでもないんだけど、がんばったんだよな」と言うと、佐藤も「亮太も初主演だから、最初はみんなで亮太を支えようって言ってたんですけど、やっていくうちに亮太に引っ張られていったんですよね」と加えた。その言葉を聞いた小林の涙腺は決壊。「まだ始まったばかりだよ(笑)!」とツッコミを受け、小林は涙をぬぐいながらはにかんだ。

あまりの人気作品ゆえに、チケット入手困難だった本作品。劇場で観られなかった方も多かったが「配信の映像を観た」など、公演後も反響が小林の耳には届き続けていたという。また、原作漫画、TVアニメ、劇場版の大ヒットは誰もが知るところ。「小さい子が、お母さんやお父さんに『全集中の呼吸でがんばれ!』って言われると、めちゃくちゃがんばるらしいんですよ。そういうエピソードを聞いたりすると、本当にすごい作品に携わらせていただいているんだなって、改めて思いました」と、周囲の影響を語った。

植田も、「僕も、公園でモルックというスポーツの練習をしていると、帰るのを嫌がるお子さんに親御さんが『炭治郎は暗くなると何が出るって言ってた?』って言い聞かせている姿をよく見かけたんですよ。だから、いつも作品を身近に感じ続けていましたね」と、影響力の強さを感じていたようだ。

しかし、人気作ゆえのプレッシャーも大きかった様子。小林は「反響が大きいということは、興味を持ってもらえているということだから、どんな反応もすごく嬉しくて。それをちゃんと乗り越えたいなって思っていました。原作やTVアニメがあった上での舞台ですが、生身の人間が演じるからこその人間くささがちゃんと伝わるものにしたいなという思いで稽古に励んでいました」と振り返る。

植田は、原作を読んでいる段階から「(舞台化するなら)善逸は俺が絶対演じたい!」と思っていたそう。「決まった時は、“汚い高音コンテスト”に優勝したんだ、とか言われましたけど(笑)。念願叶うってそうそうあることじゃないので、もう絶対譲らねえぞ!とかなり前のめりでいましたね」と笑った。

佐藤も原作ファンで、伊之助を見た時、その身体を見て「ここまで身体を見せて、動けるのは自分しかいない!」と思っていたと言い、出演が決まる前から筋トレに励んでいたことを明かした。

そんな話を踏まえ、いくつか場面を振り返っていくことに。「錆兎と炭治郎のシーン」では、小林が錆兎役の星璃と本当に役のような関係でいろんなことを教えてもらったとしみじみ。「最終選別の“水の呼吸”シーン」では、映像演出のギミックは稽古では観られないと大盛り上がり。

続く「鋼鐵塚の登場シーン」では、佐藤が鋼鐵塚を演じていたことが明かされた。舞台を生で観劇していた鎌苅だが、これには気づいていなかったようで「そうなの?!」と驚きの声を上げた。実は、鋼鐵塚の台詞量は伊之助を上回っていたようで、こちらも全力で演じたと佐藤。

「善逸の登場シーン」では、善逸の第一声「頼むよ~!」に全員爆笑。「圭ちゃん、楽しんでるね~」という鎌苅に、「俺、登場して10秒で汗だくです(笑)」と、ここでも植田は楽しそうに答えた(ちなみにこの登場シーン、植田が自分でやって見せたものが採用されているそう)。そして、気絶した善逸が「霹靂一閃を繰り出すシーン」では、後ろで踊る女性たちが“善逸ガールズ”と呼ばれていたことが判明。

そして「伊之助の登場シーン」では、佐藤が「最初の殺陣が終わる頃には酸欠状態でした」と、被り物をしている役ならではの苦労を明かした。それにしても、すごい動き。このすごい動きは、「自分のできる技とかを組み込んで、自由にやってもいいですか?」と申し出たところ、演出の末満健一から任されて出来上がったという。

また、舞台と言えば小道具の作り込み具合も見どころ。ステージには、着脱しやすく工夫された炭治郎の狐の面や、しっかりと黒い日輪刀、善逸の伝令係であるリアルなチュン太郎、善逸の日輪刀、伊之助のトレードマークである猪の頭などが持ち込まれ、紹介された。

ちなみに、伊之助がかぶっている猪の被り物は、稽古中に「炭治郎に斬りかかる前、はね起きをやったらそのままスポーン!と飛んでしまった」ことがあり、改良に改良を重ねて本番に臨んだそうだ(実は耳も動く作りになっているとのこと)。また、衣裳合わせの際、末満にチェックしてもらったところ、「もうちょっと胸板を厚くしてくれる?」と、衣裳ではどうにもならないオーダーを受けたとのこと。様々な苦労と努力を繰り返すことで、佐藤演じる伊之助の精度が高められていったことが伺える。

これらの詳細は、『舞台「鬼滅の刃」ビジュアルガイド』(集英社)の中に詳しい解説付きで載っている。小道具だけでなく、それぞれの衣裳なども細かく掲載されている。ぜひそちらもチェックを。

そしてついに、念願の新作公演が決定した。この発表に「また泣いちゃいそうです(笑)」という小林だったが、「新たな登場人物も増えたりすると思うので、また一丸となっていい物語を届けられたらと思っています」と力強くコメント。植田も「あのシーンはどういう演出をするんだろう?と気になって、もう稽古が楽しみですね」と早くも期待でいっぱい。佐藤も「3人の時間も増えると思いますし、共闘も楽しみ。身体作りは今からやらないと間に合わないのでがんばって、第1弾を超えるものにしたいと思ってます!」と誓った。

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ジャンフェス2日目には、髙石が参加。この日は、炭治郎と禰豆子、小林と髙石の微笑ましい“兄妹”関係がよく分かるステージとなった。前日、イベント開始数分で泣いてしまったことを鎌苅に暴露され、「妹にバラされるのは恥ずかしい!」と顔を覆った小林。ステージに上る前にも、チラッとそのことを耳にしていた髙石が「本当だったら流石にヤバいなと思った」と正直に告げると、小林は「俺もそう思った・・・(笑)」とガクリ。髙石が「でも、その気持ちは分かります!」とフォローする事態に。

そんな髙石だが、実は公演時、千秋楽の舞台袖で大号泣していたそう。小林に逆にバラされ、「いや~・・・(笑)」と眉尻を下げる髙石。“竈門家揃って大号泣!”という事実で、小林と髙石は本当の兄妹さながらの似た者同士であることが分かった。

髙石が、「小さい子が自分で作った何かを竹に見立てて咥えて、禰豆子の真似をしている姿をよく見るんです。それが超かわいくて!演じさせていただいている身としては、とても嬉しいなと思います」と周囲の禰豆子人気を語ると、佐藤は「いいな、俺、まだイノシシの頭被った子見たことない・・・いつか見れたら!」と羨ましがった。

映像を見ながら公演を振り返るコーナーでは、髙石が禰豆子の唸り声を稽古から全力でやっていたことが明かされた。「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」のシーンでは、毎日、冨岡義勇役の本田礼生と本番前に確認をし、最後まで模索していたと振り返った。ある公演では、炭治郎を守る場面で「感情が爆発してしまって、私は本当に鬼なんだ!」という意識にのまれて演じていたこともあったそう。

また、エンディングシーンでは、千秋楽のみ赤い紙吹雪が降った。これは、演出の末満がキャストには内緒で仕込んでいたそうで、驚いたが「嬉しかったよね」と小林と髙石は顔を見合わせた。しかし、佐藤は伊之助の猪の被り物で前はあまりよく見えておらず、「今、初めて知った」と告白。「なんか肌がチクチクするなあと思っていたけど、紙吹雪だったのか!」と伊之助役ならではの驚き方をしていた。

2日目のステージを終え、髙石は「めちゃくちゃ緊張していたんですけど、楽しいが勝ちました!次の公演も、禰豆子として、みんなで期待を超えられるようにがんばっていきたいと思います」と満面の笑顔を見せた。

佐藤も「1日目では亮太、圭輔さんと3人揃ってトークもできましたし、2日間、とても楽しかったです!新作公演に向けて、身体作りがんばります」とコメント。

最後に、小林は「新作が上演される夏もどうなっているか分からない状況ですけれども、『鬼滅の刃』の物語の中で描かれている己を鼓舞する姿が、観てくださった方が前に進む力、生きる力にしてもらえたらいいです。前作、超えたい!舞台ももっとたくさんの方に知っていただけるように、みんなでがんばっていきますので、舞台「鬼滅の刃」の応援をどうぞよろしくお願いします」と締めくくった。

過酷な戦いを描いた物語の中で育まれる絆のように、舞台を作り上げるカンパニーの中にも、家族のような力強くもあたたかな関係が築かれている。そんな彼らが、全集中で臨む新作公演。夏が、今から待ち遠しい。

【公式サイト】https://kimetsu.com/stage/
【公式Twitter】@kimetsu_stage

(C) 吾峠呼世晴/集英社
(C) 舞台「鬼滅の刃」製作委員会

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小林亮太、強い意気込み「前作、超えたい!」舞台「鬼滅の刃」新作公演に向けて
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