「青空ハイライト」開幕!三浦海里を筆頭に「オレイス」メンバーが一丸となった“青春”が眩しい


2021年2月11日(木・祝)に『「青空ハイライト」~from 主役の椅子はオレの椅子』が、東京・Mixalive TOKYO内Theater Mixaにて開幕した。本作は、ABEMAとネルケプランニングがタッグを組んだ俳優育成オーディションバトル番組『主役の椅子はオレの椅子』(通称:オレイス)で、オーディションを勝ち抜いた11名が出演するオリジナル舞台作品。その公開ゲネプロの模様をレポートする。

番組では、19人の若手俳優たちがサバイバル共同生活をしながら、舞台の主役の座を勝ち取るために人生をかけてオーディションに挑んだ。脱落者は「出演はせず舞台の裏方に回る」or「完全に番組を降りる」の2択を選ぶという残酷なルールのもと、舞台出演権をかけて、若手俳優たちが鎬を削りながら、夢に向かって邁進する姿がカメラに映し出された。

数々の課題や葛藤を乗り越え、育まれた絆の中で主役の椅子を掴んだのは、三浦海里。そして、河島樹来、清水田龍、曽田陵介、園村将司、髙橋祐理、中三川歳輝、飛葉大樹、松井遥己、森田力斗と、敗者復活となった新美直己が出演権を獲得。

脚本・演出を手掛けるのは、番組の審査員も務めた“柄シャツ先生”こと劇団鹿殺しの丸尾丸一郎。「書道」をテーマに、人生のハイライトを生み出すために必死に行動を起こす少年たちの物語を、彼らのために書き下ろした。

(以下、物語のあらすじに触れています)

曇り空が好きな八雲(三浦)は、書道教室を営む優秀な両親から、落ちこぼれのレッテルを貼られ生きてきた。必死の思いで入学した名門校でも、パッとしない毎日。ある日、幼なじみで親友の満男(園村)に誘われ書道部に入る約束をするが、予期せぬアクシデントに遭う。

不慮の事故で命を落としてしまったのだ。天使(河島)と神様(新美)に導かれる八雲。だが「やり残したことがある」と、天国から脱走!雲の上で知り合った晴斗(飛葉)と雨音(曽田)と共に、地上へと飛び降りた。

八雲たちが落ちた先は、高校の地下にあるカビ臭い書道部の部室。そこには、部長・海空(髙橋)、副部長・橘(清水田)と、暗い顔をした満男の姿が。かつては伝統と人気のあった書道部だが、今は部員の減少で存続危機に陥っていたのだ。海空のライバルであり、生徒会長の天王寺(松井)が書道部存続のために突きつけた条件は、2週間後の全国学生書道コンクールで優勝すること。

親友との“約束”を守るため、八雲は満男に自分の存在をなんとか伝えようとする。また、共に脱走した晴斗は不良でチバラギ烈風隊のボス・一騎との因縁、雨音は病院で一緒に入院していた詩(中三川)に会うため、それぞれ動き出す。天国からの迎えが来る前に、彼らは人生のハイライトを生み出すことができるだろうか――。

開幕にあたり、主演の三浦は「僕たちキャスト11人は、去年の夏に行った合宿を経て、今回の舞台に立たせていただきます。普段の舞台とは違うスタートをきった舞台なので、皆の気合いも、いつもと一味違うなと思います。今回『書道』というテーマを掲げているので、その書道をどのように表現するのかも楽しみにしていただきたいです。11人でみせる青春群像劇なので、純粋に気楽に、楽しんで観ていただける作品になっていると思います!僕たち11人と、演出の丸尾さんはじめスタッフも含めカンパニー全員で、素敵な作品をお届け できるようがんばっていますので、ぜひ観に来てください!よろしくお願いします!」とコメントを寄せた。

舞台上には、震えるほどの喜びが満ち溢れていた。念願の「0番(舞台の中央位置のこと)」に立った三浦は、いい意味で肩の力が抜けていた。オーディション中から素直に身体から溢れ出ていた「お芝居が好き」という気持ちが、舞台上に立つ三浦もステップをそっと一段進めてくれていた。もちろん、三浦だけでなく舞台に立つ全員の表情は生き生きと輝いている。一見大人しそうな飛葉が秘める爆発力や、曽田の持つ繊細な一面など、彼らが今持てるものが惜しみなく発揮されている。そしてこれは、公演を重ねるごとに最高が更新されていくことだろう。

また、それぞれの役の描き方に、彼らを見守ってきた丸尾の深い愛情を感じた。共感力を呼ぶ園村の語る力や、髙橋の力強さ、中三川のキュートな中にちらりと見える芯の強さなど持ち味を活かしたり、河島、清水田、松井、森田、新美の意外なおもしろさを引き出したり。オーディションの過程がフラッシュバックするような、愛しい青春群像劇に仕上がっていた。

舞台上に立っているのは11人だけだが、その陰には共に戦い、彼らを支えるサポートメンバーがいる。ある場面で、サポートメンバーのことを曽田が口にすることもあり、11人だけではなく、オーディションに参加した仲間が一丸となって取り組んできたことが分かる圧倒的な熱量がほとばしっていた。

なお、劇場では「オレイス」を応援する方々へ感謝の気持ちを込め、劇場ロビーでサポートメンバー(久保雅樹、松江大樹、志茂星哉、谷津翼、中塚智、西原健太)が日替わりで出迎えるほか、「オレイス」の番組で使用した、思い出の詰まったアイテムをロビーで展示する特別企画が組まれている。

終演後、一番に拍手を送っていた丸尾の姿が印象的だった。これは、きっと今しか見れない青さだ。俳優として歩き始めたばかりの彼らは、この人生がずっと続いていくように必死で前に進んでいくだろう。この公演があったから今がある。そんな風に思える日が来るのかもしれない。そんな日が来てほしい。そして、観る者にとっても「この瞬間に立ち会えて良かった」と言いたくなるような、そんな未来があってほしい。劇場では、その青さが一層色鮮やかに眩しく、ハイライトとなって目に焼き付いた。

『「青空ハイライト」~from主役の椅子はオレの椅子』は、2月11日(木・祝)から2月21日(日)まで東京・Mixalive TOKYO Theater Mixaにて上演。上演時間は約1時間40分を予定。一部公演でアフタートークあり。

なお、千秋楽となる2月21日(日)17:00公演は、「ABEMA PPV ONLINE LIVE」で独占生配信が決定している。
詳細:https://abema-ppv-onlinelive.abema.tv/posts/13182003

配信詳細

【配信日時】2021年2月21日(日)16:30開場/17:00開演
【視聴料金】
通常ABEMAコイン:2,750コイン(3,300円)
Go Toイベント対象ABEMAコイン:2,200コイン(2,640円)
【販売期間】2021年1月28日(木)18:30~2月28日(日)23:59
【配信期間】2021年2月21日(日)16:30~2月28日(日)23:59

公演情報

「青空ハイライト」~from主役の椅子はオレの椅子
2021年2月11日(木・祝)~2月21日(日) Mixalive TOKYO Theater Mixa

【脚本・演出】丸尾丸一郎(劇団鹿殺し)

【出演】
三浦海里/河島樹来 清水田 龍 曽田陵介 園村将司 髙橋祐理 中三川歳輝 飛葉大樹 松井遥己 森田力斗 新美直己

<アフタートーク>
2月14日(日)17:00公演終了後
園村将司、飛葉大樹、新美直己
スペシャルゲスト:丸尾丸一郎(脚本・演出)
2月17日(⽔)18:00公演終了後
三浦海里、中三川歳輝、森田力斗
スペシャルゲスト:尾上松也(番組 MC)
2月18日(⽊)18:00公演終了後
三浦海里、清⽔田龍、曽田陵介
スペシャルゲスト:市瀬秀和(殺陣指導)
2月19日(⾦)18:00公演終了後
河島樹来、髙橋祐理、松井遥己
スペシャルゲスト:NON RTYLE 石田明

【チケット取扱】イープラス https://eplus.jp/oreisu/
【公式サイト】https://www.nelke.co.jp/stage/oreisu/
【公式Twitter】@aozorahighlight

(C) ネルケプランニング/ABEMA

(取材・文・撮影/エンタステージ編集部 1号 ※サポートメンバー写真のみオフィシャル提供・加藤千絵)

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