横内謙介の名作戯曲に荒井敦史、藤間爽子ら出演!舞台『いとしの儚』上演決定


2021年3月に東京・下北沢ザ・スズナリで、舞台『いとしの儚』が上演されることが分かった。また、横内謙介の名作戯曲に気鋭の若手演出家が挑む本作に、荒井敦史、藤間爽子、丸山港都、砂田桃子、新原武、三浦修平、草野俊平、笹本志穂、濱佑太朗、水越朋、七味まゆ味、市川しんぺーらが出演することも発表された。

劇団扉座の横内謙介によって書かれた本作は、初めて劇団で上演された2000年以降、PARCO劇場や明治座、2010年には韓国で3ヶ月のロングラン公演が行われるなど長きに渡り多くの人を魅了してきた名作。これまで横内謙介はもちろん杉田成道や茅野イサムらが演出してきた本作を今回手がけるのは、横内謙介に師事し、近年では自らが主宰する演劇ユニット「東京夜光」での活動が注目を集める気鋭の若手演出家・川名幸宏。振付にはダンスカンパニー「Baobab」を主宰する北尾亘が務め、新しい『いとしの儚』を作り上げていく。

そんな本作で天涯孤独な博打打ち・鈴次郎を演じるのは荒井敦史。また、墓場の死体を集めて鬼が創った絶世の美女・儚を藤間爽子が務め、請け負う勝負は必ず勝つ、鈴次郎のライバルである千里眼のゾロ政役を七味まゆ味、そして、鈴次郎との博打に負け、金の代わりに儚をくれた鬼であり、2人の物語を左右する赤鬼・鬼シゲを市川しんぺーが演じる。その他、川名作品の常連から、本家である劇団扉座の面々など実力派の個性豊かな12名が出演する。

あらすじ

墓場の死体を集めて鬼が創った絶世の美女“儚(はかな)”。
負け知らずの博打打ち“鈴次郎”は鬼との勝負に勝ち、儚を手に入れた。
しかし、儚は創られてから100日間経たずに抱いてしまうと水になってしまうという。
鈴次郎と共に人間として生きていくことを夢見る儚。
だが、孤独に生きてきた鈴次郎は儚の思いに戸惑い、博打をやめられない。
と同時に、なぜかツキの神様に見放された鈴次郎は負けが続いた。
そして、ついには最後の勝負にも負け、儚は遊郭へと売り飛ばされてしまう。
あと一日で夢が叶うのに・・・。
果たして②人は無事に100日目を迎えることが出来るのか――。

公演情報

舞台『いとしの儚』
2021年3月6日(土)~3月14日(日) 下北沢ザ・スズナリ

【作】横内謙介
【演出】川名幸宏
【振付】北尾亘

【出演】
荒井敦史、藤間爽子、丸山港都、砂田桃子、新原武、三浦修平、草野俊平、笹本志穂、濱佑太朗、水越朋、七味まゆ味/市川しんぺー

【公式サイト】 http://hakana2021.com/

撮影:神ノ川智早

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