戸塚祥太(A.B.C-Z)主演『未来記の番人』製作発表会見レポート「日本を明るくできるように」


2021年1月22日(金)東京都内にて、3月12日(金)より新橋演舞場にて開幕する戸塚祥太(A.B.C-Z)主演舞台『未来記の番人』の製作発表会見が行われた。

『未来記の番人』は、主人公・千里丸(戸塚)が、聖徳太子が遺したという予言の書「太子未来記」を手に入れるための戦いを繰り広げながら成長していく姿を描いた作品。原作は築築山桂「未来記の番人」(PHP文芸文庫)、脚本を羽原大介が、演出・振付を神在ひろみが担当する。

会見には、戸塚、松田悟志、冨岡健翔(ジャニーズJr.)、安孫子正(松竹株式会社代表取締役副社長)の4名が登壇。意気込みや台本を読んでの感想を語った。

戸塚は「松竹の作品に出演させていただくのは5年ぶりなので、古巣に帰ってきたような気持ちがします。僕がどのように五年という月日を舞台上で表現するのか、楽しみにしていただきたいです」と語り、「エンターテインメントを盛り上げて、日本を明るくできるよう、チーム一座で団結して、無事に走り抜けたいです」と続けた。

松田は「このような状況下で舞台に出演できることの喜びを、1人の俳優として噛み締めています。全力でぶつかって、皆さんの抱えている不安を力に変えられるよう演じられたらと思います」とコメント。

冨岡は「下を向きがちな日々ですが、この舞台を観ていただけるお客様に元気をお届けできたらと思います。昔からお世話になっている戸塚くんをはじめ、錚々たる皆様と舞台に立たせていただけることを、光栄に思います。僕にできることを全力でやっていきたいです」と意気込みを語った。

挨拶のあとは、質疑応答へ。はじめに、台本を読んだ感想を聞かれた戸塚は「物語が進行するにつれて、自分の意思や志を持って生きてこなかった自分自身を『何をするために生まれてきたのかと』と千里丸が問いかける場面があるのですが、そうやってもがき苦しみながらも、命を全うする姿を表現できたらと思います」と回答。

千里眼の能力を持つ千里丸にかけて、特殊能力があるかを質問された際には「たくさんありますが、強いて言えば・・・幼稚園の頃、アリの声が聞こえました」と暴露し、会場は驚きの声に包まれた。

さらに、新型コロナウイルスの影響で共演者同士の食事の機会などがないことに触れ「食事はできないけれど、稽古場での時間は共有して行きたいです」と、座長としての気合いも話した。

また、戸塚の印象を問われた松田は「はじめましてなのに“悟志くん”と呼んでくれたのが嬉しかったです」とコメント。「今日も緊張していたのですが、裏で水を飲んで『ストレートは効きますね』というギャグを話されていて(笑)、自然体なところが素敵だと思いました」と話し、戸塚の“自然体さ”が座組を和ませていることも感じられた製作発表会見となった。

公演情報

【東京公演】3月12日(金)~3月21日(日) 新橋演舞場
【愛知公演】3月27日(土) 本特殊陶業市民会館
【福岡公演】3月20日(火) 久留米シティプラザ 
【大阪公演】2021年4月3日(土)~4月11日(日) 松竹座

【出演】
戸塚祥太(A.B.C-Z)
田紗莉渚(SKE48)、松田悟志、冨岡健翔(ジャニーズJr.)
松村沙瑛子、山本健翔、大川良太郎
笠原章/勝野洋/渋谷天外ほか

【原作】築山桂「未来記の番人」(PHP文芸文庫)
【脚本】羽原大介
【演出・振付】神在ひろみ

【公式サイト】https://miraiki2021.com/

(取材・文・撮影/高城つかさ)

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