塚田僚一（A.B.C-Z）主演『Mogut』東京公演開幕！「なんとしても舞台を成功させる」

2021年1月21日
2021年1月22日
ニュース, 演劇

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2021年1月21日（木）東京・ステラボールにて『Mogut』～ハリネズミホテルへようこそ～の東京公演が開幕。初日前にはゲネプロと囲み会見が行われ、主演の塚田僚一をはじめ出演者と上演台本・演出を手掛ける鈴木勝秀が登壇した。

物語の舞台は、イギリスのロンドンからずっと先のところにある、人間のひざまでもない小さな小さなハリネズミのホテル。元ミチュラン五つ星ながら現在は二つ星になっているこのホテルに、新しい客としてモグラのモグーが訪れる。

「ハリネズミ専用だから」と宿泊を断られるも、ホテルの料理が食べたくて訪れたモグーはなんとかここへ泊まりたい。なんとか泊まり込んだら、そこで大騒ぎになってしまい･･･。子ども向けの童話に軽快な大人テイストをたっぷりと盛り込み、オリジナルのロック・ミュージックと組み合わせたハードで純粋なエンターテインメントとなっている。

モグ―を演じるのはA.B.C-Zの塚田。約4年ぶりの舞台単独主演を務める。その他、シェフ（ハリネズミ）役に細見大輔、師匠・ラ・モグー2世・ホテル従業員・ホテル客（モグラ）の4役に菅原りこ、ラ・モグー2世／ナレーターに田村雄一、ホテル支配人（ハリネズミ）役に辰巳琢郎という顔ぶれが揃っている。

コメント紹介

◆塚田僚一
このタイミングでステージに立たせていただけるありがたみを感じています。なんとしても、全公演無事に終えることを目指して、一丸となってがんばっていきたいです。

4年ぶりの舞台、かつモグラの役ということで不安な部分もあったのですが稽古を積み重ねていくうちに、明日も稽古場に行きたいあとウズウズし、やっぱりお芝居は楽しいんだということを再確認しました。

――大阪公演での思い出
僕が一番最後にはけるのですが、その時に皆さんが舞台袖で出迎えてくれて･･･。ステージに立てる喜びを改めて噛みしめました。

また、客席からは楽しんでくれている、ワクワクしてくれているのが手拍子やリアクションで伝わってきて、さらにもっとたくさんの方に見ていただきたい気持ちが生まれましたね。

◆細見大輔
今回のお芝居はソーシャルディスタンスを最大限に活かした作りとなっております。役者一人一人が持てる力をすべて出し切って演じております。考え込み過ぎず、ラフな気持ちで見ていただければより楽しめると思います。

◆菅原りこ
少人数での舞台が初めてなのでとても緊張していたのですが、稽古が始まると毎日楽しく過ごさせていただきました。いよいよ東京で本番を迎えられるということで、身が引き締まる思いです。このキャスト、スタッフと共に最期まで駆け抜けていければと思います。

◆田村雄一
馬鹿なことを馬鹿なりに真剣に取り組んでいるので、皆様も馬鹿になって90分間全力で楽しんでいただければと思います。

◆辰巳琢郎
こういう時期だからこそ、こういう明るい未来に向けてのお芝居が必要だと感じています。舞台は決して不要不急なものではないと信じてやっています。楽しいお芝居なので、小さなお子様でも楽しめますし、生の舞台だからこその良さを感じていただければと思います。

◆鈴木勝秀（上演台本・演出）
大阪ですでに何回か公演を重ねているので、東京初日ではありますが、すでに準備は万端です。僕が余計なことを言うよりも、見ていただければ分かる作品になっています。どうぞお楽しみに。

本作では塚田によるアクロバット披露のシーンがあるとのこと。マイクやフェイスシールドをつけながらのシーン練習には工夫に工夫を重ねていたそうで「いかに取れないようにするか色々考えました。この状況だからこそ、その中で楽しみを見つけ、一つ一つを乗り越えていく達成感ありましたね」と前向きな姿勢を見せた。その受け答えに共演者は「モグーそのものですね」と称賛。

台本の時点でアクロバットのシーンは決まっていたそうだが「『SASUKE』やライブもあったので、身体的には一番いい状態で挑めました」とにっこり。

また、単独での主演という点についてコメントを求められ「出しゃばりな河合郁人がいなくてよかったですね～（笑）」と冗談を交えつつ「去年、はっしー（橋本良亮）が音楽朗読劇『日本文学の旅』に出演して、そういう積み重ねがあるからこそ、今、僕がここにいるんだと感じています。なので単独だからこそ、なんとしても舞台を成功させるんだ、という思いが強いです」と語った。

会見の最後にはカンパニーを代表して塚田が挨拶。「皆で力を合わせて、来てくださる方々に楽しんでいただけるよう全力を尽くします。どうかよろしくお願いいたします！」