片岡愛之助の獅子をARで？「歌舞伎」の観劇体験ができるアプリ誕生

歌舞伎・古典芸能

松竹株式会社が、“未来の観劇体験”をテーマにしたアプリ「INTO by Shochiku」およびそのアプリ内で楽しめるAR歌舞伎コンテンツ「Reverse Reality ～KABUKI Performance “Shakkyo”～」（以下「Reverse Reality」）をリリースすると発表した。「Reverse Reality」では、スマートフォンやタブレットのカメラ越しに、歌舞伎俳優の片岡愛之助扮する獅子が現れ、約6分間の舞踊を披露する。リリースは2021年1月15日（金）を予定。

「Reverse Reality」では、伝統芸能・歌舞伎とAR（Augmented Reality／拡張現実）技術を融合させることよって、歌舞伎の新たな楽しみ方を提案。AR技術を用いることで体験者のいる場所が“舞台”となり、目の前で歌舞伎俳優の演技や、蝶・牡丹が舞う空間演出を楽しむことができる。

愛之助が披露する舞踊は、「石橋（しゃっきょう）」を題材としており、獅子が毛を大きく振る場面が見どころ。ARの立体的な映像表現との親和性が高く、実際の舞台公演にも劣らない躍動感と迫力が表現されている。

また、歌舞伎俳優の表現にはボリュメトリックキャプチャ技術が用いられ、実際の歌舞伎俳優を撮影した映像から3Dデータを生成。勇ましい表情や美しい毛の流れといった細部まで再現され、360°の自由な視点から楽しむことが可能だ。

出演にあたり、愛之助は「歌舞伎をはじめ、演劇業界は新型コロナウイルスの感染拡大により大ダメージを受けました。ただそんな中、不幸中の幸いかこのように歌舞伎を“だれでも”“どこでも”体験していただける機会をつくることができました。エンターテイメントとしての新しい歌舞伎のカタチが、今ここに生まれたと思っています」とコメントを寄せている。

生の歌舞伎を観たことがない方も、劇場で歌舞伎を観劇することにハードルの高さを感じていた方も、歌舞伎に興味を持っていなかった方も、この新しい楽しみ方で歌舞伎を体験してみては。

アプリ概要

INTO by Shochiku
【コンテンツ名】「Reverse Reality ～KABUKI Performance“Shakkyo”～」
【提供開始日】2021年1月15日（金）予定
【対応】iOS/iPad OS:13.7以降　Android:10以降
【料金】無料

【公式サイト】松竹株式会社が、“未来の観劇体験”をテーマにしたアプリ「INTO by Shochiku」およびそのアプリ内で楽しめるAR歌舞伎コンテンツ「Reverse Reality ～KABUKI Performance “Shakkyo”～』（以下「Reverse Reality」）をリリースすると発表した。「Reverse Reality」では、スマートフォンやタブレットのカメラ越しに、歌舞伎俳優の片岡愛之助扮する獅子が現れ、約6分間の舞踊を披露する。リリースは2021年1月15日（金）を予定。