舞台芸術専門の通訳・翻訳家が記した「舞台芸術通訳」の裏側と「ことば」の魅惑


「EJ新書」シリーズの新刊として、「元劣等生が褒められ好きの通訳・翻訳家になって考えたこと」(アルク)が発売された。

「EJ新書」シリーズは、英語学習者から英語のプロまで、英語に関わるすべての人に役立つ情報を提供するWebメディア「ENGLISH JOURNAL ONLINE」(https://ej.alc.co.jp/)の人気連載や、月刊誌「ENGLISH JOURNAL」の特集などを基にした、手軽な電子書籍。

著者の平野暁人氏は、日仏伊の翻訳家で、戯曲から精神分析、ノンフィクションまで幅広く手掛けるほか、舞台芸術専門の通訳者としても国内外の劇場に拠点を持ち活躍。主な訳書には「隣人ヒトラー」(岩波書店)、「『ひとりではいられない』症候群」(講談社)などがある。

著者Twitter:@aki_traducteur

平野氏は、仕事の裏話や、翻訳論、演劇論、身体論、短歌体験、母語である高度な日本語の言語能力の身に付け方のほか、どの語学にも通じる最も大切なこと、 外国語上達のコツなどをユーモアたっぷりに紹介している。

内容(抜粋)

第1章:コロナ禍によるオンライン加速化で絶滅を免れた語学
第2章:演劇ワークショップで外国人演出家による謎の指示をどう訳すか?
第3章:「訳者は役者」?演出家の役割とは?翻訳と演劇の比較論
第4章:翻訳・通訳者の意外な仕事、 外国語演劇に欠かせない「字幕オペレーター」の舞台裏
第5章:翻訳と短歌の不思議ですてきな関係――翻訳家はなぜ歌人になるのか?
第6章:英語もフランス語も!読むだけで発音がちょっとだけ良くなる魔法っぽい処方箋
第7章:ダメ出し文化の日本人がホメ出し文化のフランス人に褒められ続けたらどうなる?
第8章:外国人に日本語で話し掛けられて英語で返事することの何が問題なのか?
第9章:恋人以外の他人が裸を見せ合う温泉文化に触れたフランス人に教えられたこと――豊岡演劇祭巡り
第10章:コロナ禍で増えた「オンライン通訳」の実態とは?演劇界の大物に「カマ」して「マテ」した話――「くものうえ⇅せかい演劇祭」
第11章:高い言語能力(日本語力)を成長過程でどう獲得したのか?大人は正しくなんかない!

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