RICE on STAGE「ラブ米」~Rice will come again~稽古場レポート!田村升吾「みんなでお米に洗農されましょう!」


約2年間の保温を終え、再びあの炊飯ジャーの蓋が開く・・・。2020年11月19日(木)より、東京・品川プリンスホテル クラブeXにてRICE on STAGE「ラブ米」~Rice will come again~が開幕する。稽古場では、収穫の時に向け、着々とお米+鳥たちの準備が進められていた・・・。初の通し稽古の様子を、ひのひかり役・田村升吾のコメントを交えてレポートする。

「ラブ米」とは、お米を擬人化したTVアニメ作品であり、伝説のお米ハーベスター「五穀米」に憧れ穀立稲穂学園に入学した“ひのひかり”を中心に、ささにしき、ひとめぼれ、あきたこまち、にこまるの5人が廃校寸前の学園を救うべく「ラブライス」を結成し、現代版田楽であるハーベストショーを通じて米の人気復権を目指す・・・という、シュールな笑い満載のハートフルエンターテインメント“米”ディだ。アニメは2017年4月から6月まで、“二期作”と称して同年10月から12月まで放送。農林水産省とのタイアップが組まれるなどの展開を見せた。

舞台は、2017年11月に第1弾「~Endless rice riot~」を上演。ひのひかり(田村)を筆頭とした「ラブライス」のささにしき(星乃勇太)、ひとめぼれ(前川優希)、あきたこまち(白石康介)、にこまる(佐野真白)ほか、オリジナルキャラクターとして、陸稲中心のユニット「ST☆RICE(スターリッス)」(アニメの二期作にも登場)、古代米ユニット「GAZEN BOYS(ガゼンボーイズ)」、水稲作を支える「合鴨ブラザーズ」などが登場。2018年4月に上演された第2弾「~I’ll give you rice~」には低GIのスーパーフード・フリーカが登場するなど、村井雄(KPR/開幕ペナントレース)による中毒性の高い演出で熱狂的グルメ(ファン)を多数生み出した。

して今回、約2年ぶりの第3弾には、関西からの穀物留学生として「日本晴(にっぽんばれ)」(吉澤翼)と「はつしも」(永田聖一朗)、関西の伝説の陸稲米「陸稲耕二郎」(岡幸二郎)、お米に対する憎しみを“ツモ”らせた雀鬼(加藤良輔)と、新キャラクターが続々登場。

関西のお米たちとは東西のライス性の違いで対立することに。しかし、お互いに備蓄米あれば憂いなし、と手に手を取り合ったのも束の間、今度はお米に対する憎しみをツモらせた強敵「雀鬼」が襲いかかってくる。ピーチクパーチクと稲穂をすくわれそうになり、東西タッグの“米米フレンズ”の運命にリーチがかかって米ったねのシリーズ第3弾・・・一体、どんな米(マイ)ワールドが繰り広げられることとなるのか?

久しぶりの『ラブ米』復活について、ひのひかり役の田村は「今回も以前よりさらに美味しく炊かれた(レベルアップした)旨味満点の舞台をお届けしたいと思います!」と気合十分。ラブライスの面々を筆頭に、お米たちは様々な経験をしてしっかり吸水してきた。

一方で、田村は「みんなこの期間で変化や成長を遂げてると思うのですが、相変わらずの安心感と居心地の良さがあります」と“お米愛”をにじませた。中でも「にこまる役の真白が大きくなってる(笑)!!」とのこと。炊き上がりが楽しみだ。

そして、岡というミュージカルスターが降臨したことで、作品の味も一層深みが増した。「新キャストが加わった変化で言うと、やはり岡幸二郎さんの参加は大きいと思います。岡さんと僕たちの化学反応でさらに面白くなっているので、楽しみにしていてください!」と田村。稽古では、岡が自身の出ていないシーンでの若手たちの奮闘ぶりを見ながら、声を出して笑っていたのが印象的だった。

そして『ラブ米』と言えば、不思議さを持つ村井の演出。村井は、第2弾の上演時に演劇の“信じる力”を強調していたが、舞台に立つすべての俳優、舞台を作り出すすべてのスタッフが、「お米」たちの力を信じて全力投球。田村も「不思議ということではなくて、今回も稽古していく中で、懐かしいなとかあ~これだこれだ!と言う感覚の方が近かったかもしれません。そこ、どんだけ稽古してきたんだよ!?練習してきたんだよ!?って思ってもらったら良いなって!きっと癖になると思います!」と自信を見せた。

本作には、「ST☆RICE」からは平山(川上将大)、キヨハタモチ(北乃颯希)、「合鴨ブラザーズ」からは弟鴨(福島海太)のみが登場しているが、不在の仲間についても、『ラブ米』らしいユーモアを交えて物語を見せてくれる。それは、純度100%の愛の形なのカモ、しれない。

まもなくの開幕に向けて、田村は「『ラブ米』新作公演楽しみにしていてください!今回も笑えて感動する作品が炊きあがろうとしています!僕自身久しぶりの舞台で、今舞台に立てる事がこんなにも嬉しくて感謝するべきことなんだなと日々実感しています!当たり前だった日常が当たり前じゃなくなり大変なことがたくさんあるかと思います!でも、ラブ米の世界を味わうことで自分の辛い出来事が、大変な毎日が、少しでも馬鹿馬鹿しいなと笑顔になれるきっかけを、明日への元気を届けられたらと思います!みんなでお米に洗農されましょう!劇場でお待ちしています!」と、グルメたちへとメッセージをくれた。

RICE on STAGE『ラブ米』~Rice will come again~は、11月19日(木)から11月29日(日)まで東京・品川プリンスホテル クラブeXにて上演される。

【公演情報】https://enterstage.jp/database/2020/11/65092.html

なお、本作では劇場に足を運べないグルメたちに“ライスホルダー”となってもらい、舞台の五穀豊穣を祈願する「休耕地復田プロジェクト」も行われている。ライスホルダー希望者は、公演が用意した稲(造花)の権利を購入することが必要。その稲が舞台の周りに植えられるほか、規定の期間中「稲目線カメラ」で収録した公演初日映像を視聴することができる。稲化したい方は、ぜひご参加を。

【プロジェクト特典】
稲目線カメラ視聴権(客席最前列で収録した炊きたてほっかほかの公演初日映像)
チェキ風ブロ米(マイ)ド(非売品):1枚(全11種)or 陸稲耕二郎直筆御朱印
※いずれかご希望の特典を選択
※チェキ風ブロ米ドは、お申し込み時に陸稲耕二郎を除く11キャラクターから選択(各キャラクター1種)
※陸稲耕二郎直筆御朱印は、新嘗祭来場者限定記念品の御朱印とは異なる
キービジュアルクリアファイル(非売品)
ライスホルダー証明書(お名前、シリアルナンバー入り/非売品)

【視聴期間】11月24日(火)21:00~11月30日(月・祝)23:59
※期間中の視聴回数制限はなし
【視聴サイト】イープラス streaming+

【参加費用】一口:6,800円

【申込期間】11月12日(木)18:00~11月23日(月)23:59
※休耕地には限りがあるため、上記期限前に締め切る可能性あり

【申込URL】https://eplus.jp/sf/s/page/irg/love-kome

【公式サイト】http://love-kome-stage.com/
【公式Twitter】@love_kome_stage

(C) RICE on STAGE「ラブ米」

(取材・文・撮影/エンタスージ編集部 1号)

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