エンターテインメントの力を届ける!Travis Japan主演舞台『虎者NINJAPAN 2020』開幕


「Travis Japan」の主演舞台『虎者NINJAPAN 2020』が、2020年10月10日(土)に東京・新橋演舞場にて開幕した。宮近海斗、中村海人、七五三掛龍也、川島如恵留、吉澤閑也、松田元太、松倉海斗の7名が所属する「Travis Japan」はジャニーズJr.内の人気グループ。昨年11月に上演された初演のチケットは全公演即日完売し、東京、京都、名古屋、広島を巡演した。

本舞台は本編とSHOW TIMEに分けて展開され、第1部は、昨年に続き構成・演出を滝沢秀明が担当。「今、私たちがエンターテインメントを上演することで、少しでもその素晴らしさを感じていただけたら嬉しく思います」と書面を通して伝えた滝沢の言葉どおり、全員から「エンターテインメントの力を届けたい」という気持ちを感じられた。

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舞台は、近未来。平和な世の中を作ってきた朱雀(長谷川潤)がカゲロウ(松田リマ)によって捕われてしまうシーンから物語は始まる。カゲロウの狙いは、朱雀の息子である紅孔雀(宮近、松田、松倉)と碧鷲(中村、七五三掛、川島、吉澤)。彼らも亡き者にしようと企むカゲロウらと、平和を守る紅孔雀・碧鷲との闘いが始まる——。

物語のキーワードは“家族”、そして“平和”。平和を守ろうと紅孔雀・碧鷲が奮闘するシーンでは、照明や音響にあわせて殺陣を披露。光る椅子や手袋などの小道具のほか、映像を用いながら歌やダンスも届けた。

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中でも注目していただきたいのが、前作でも話題を呼んだ「ウォールトランポリン」(※トランポリンを使った壁登り)だ。さらにパワーアップした今作では、勢いよく壁を駆け上がり、ウォールの上によじ登る演出に目を奪われた。アイコンタクトを交えながらバトンを渡すように、次々と壁を登る。挑戦するメンバーをそっと見守る姿に、彼らの絆も感じられた。

第2部では、きらびやかな衣装を纏った7名が登場。衣装チェンジも交えながら、全8曲を披露した。Travis Japanのメンバーはもちろん、佐藤新、影山拓也ら出演者も登場する楽曲も。掛け声はできないものの、拍手で応援を呼びかける場面もあり、会場は一体感に包まれた。

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無事にゲネプロを終え、初日前会見にはTravis Japanが登場。冒頭の挨拶では「ネガティブな感情は全部捨てて頑張りたいです」と川島。その思いを全員が背負っているのか、笑顔が印象的だった。

初日では関東に台風が接近していたこともあり、「台風もきていて大変ではありますが、僕らが台風の芽になり、渦を巻いていろんなところに羽ばたける追い風にしたいです」と宮近。続いて七五三掛が「こういった状況のなかでできて嬉しいです。応援よろしくお願いします」と話した。吉澤が「みんなで楽しみながら、ファミリー感を忘れずがんばっていきましょう!」と観客も含めて“家族”なのだと伝える場面もあった。

新橋演舞場は、今作で構成・演出を手掛けた滝沢秀明の主演舞台『滝沢歌舞伎』が生まれた場所でもある。そんな劇場で公演をすることに関して、松田は「僕がジャニーズに入る前に初めて見たのが滝沢歌舞伎でした」と振り返り、松倉は「客席から観ることが多かったので、とても嬉しいです。初めての演舞場、久しぶりの舞台・・・燃えそうです!」と笑顔で語った。

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“ウォールトランポリンが一番上手い”と川島が評価する中村は、パフォーマンスについて「高くなればなるほど恐怖もあるのですが、ビビリな僕は考えすぎると飛べなくなるので(笑)。体感でやっています。『これをやってお客様を魅了してやろう!』という気持ちでやっています」とコメント。

最後に、宮近が「Travis Japanの活動は皆さんがいないと始まりません。公演を通して、皆さんにハッピーを届けたいです。『虎者NINJAPAN 2020』、受け取ってください!」と締め、初日前会見は終了した。新型コロナウイルスの対策として、一人ひとりスペースは区切られていたものの、それを飛び越えるほどの仲の良さを感じられた。

『虎者NINJAPAN 2020』は、10月27日(火)まで新橋演舞場にて上演。10月26日(月)には「Johnny’s net オンライン」での配信も決定している。詳細は公式サイトにて。

【公式サイト】https://www.ninja-pan.jp/

(取材・文・撮影/高城つかさ)

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