加藤拓也×橋本淳×豊田エリーの『たむらさん』3日間の短期集中上演


2020年10月9日(金)から10月11日(日)の3日間、東京・新国立劇場 小劇場でシス・カンパニー公演『たむらさん』が短期集中上演されている。作・演出を手掛けるのは、ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』『不甲斐ないこの感性を愛してる』などの脚本で注目を浴びた劇団た組。主宰の加藤拓也。出演は橋本淳、豊田エリー。

本作は、同劇場で連続上演されていたシス・カンパニーによる『わたしの耳』『あなたの目』が、公演期間を短縮したことで生まれた劇場の空き期間を利用して上演を決めたもの。「面白いことをやってみよう」ととてつもない集中力と閃き、スピード感で、この『たむらさん』を作り上げた。

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橋本演ずる「男」が淡々と語りはじめる身の上話に耳を傾けていると・・・。その話が向かう先は?

シス・カンパニー公演『たむらさん』は、10月11日(日)まで東京・新国立劇場 小劇場にて。

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コメント紹介

◆加藤拓也(作・演出)
劇をまたやらせてもらえる機会をいただけたので、じっくりやらせていただいております。どのように観てもらっても構いません が、観ながら「たむらさん」とコミュニケーションを頭の中でとって頂だけたら、嬉しいです
劇場には「観るぞ」という気持ちでだけで来ていただければ充分です。

◆橋本淳(出演)
この状況下に劇場まで足を運んでくださるお客様に心から感謝しています。皆さんの熱量に真正面から向き合い、その想像力をかき立てながら、この歪で濃密で、考えることの多い世界観をキッチリと提示したいと考えています。
舞台が成立するということは奇跡に近いこと・・・。コロナで出演舞台が途中で中止になった経験から、それを強く実感しています。久々の舞台出演で、信頼する加藤さんとエリーちゃんと共に芝居が作れる幸せを感じつつ、お客様の心に何か引っかかりを残せるような作品にできるよう、全力でがんばります。
皆さんが劇場にいる時間は、たっぷりとこの世界に浸ってください!お楽しみください。

◆豊田エリー
加藤さんも淳さんも化け物です(胸一杯の敬意を込めて)。本読みは、テレパシーのごとく僅かな言葉でも通じ合うお二人を特等席で眺めているような感覚でした。だって加藤さんの演出は脳内の思考にまで及ぶし、淳さんはそれを瞬時に理解し、体現してしまうし。そんなお二人と、こうして一つの作品を創ることができ、とても幸せです。
今の時代と地続きの本作。日々様々なニュースや情報を浴び、受け止めている私たちの姿勢についても考えさせられるような内容になっていると思います。このような時期に劇場まで足をお運びいただき、本当にありがとうございます!

(撮影/宮川舞子)

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